去る４月20日（土）・21日（日）、「第57回日本女子ソフトボールリーグ」サファイアセクション第１節が石川県金沢市・金沢市営専光寺ソフトボール場を会場に開催された。
　大会開催に先立ち、開幕前日の４月19日（金）には「開幕記者発表」（記者発表の動画はこちら）も行われ、各チームのキャプテンが出席。リーグ「開幕」へ向けた思いや抱負、元旦早々の能登半島地震で被災した石川で迎える「開幕」の意義・意味についても語り、リーグとして取り組むイベント、第２節以降の試合会場等についてのＰＲや説明等を行い、翌日からの「熱戦」に決意を新たにし、互いの健闘を誓いあった。

　試合結果は、一昨年、「日本リーグ優勝」を飾り、「王座奪還」を狙う大和電機工業が連勝スタート！　小泉病院 Blue Arrows、MORI ALL WAVE KANOYA、花王コスメ小田原 フェニックス、Ｃｉｔｒｉｎｅ Ichinomiyaの４チームが１勝１敗で並ぶ「大混戦」となり、ルネス紅葉スポーツ柔整専門学校は勝ち星なしの連敗スタートとなった。
　ここでは「サファイアセクション」第１節の熱戦を振り返り、５月17日（金）～19日（日）、長崎県時津町・とぎつ海と緑の運動公園で開催される「第２節」の見どころを展望してみたい。

---

 １位：大和電機工業（２勝０敗）
 
「第57回日本女子ソフトボールリーグ」サファイアセクション 第１節終了時点 チーム成績

大和電機工業は、初戦の花王コスメ小田原 フェニックス戦は２回表に先発・左腕の斉藤未来が１点を失い、「先手」を奪われる試合展開となったが、その裏、すぐに反撃。矢﨑月菜の三塁打を足掛かりに、無死三塁の絶好機を作り、一死後、内野ゴロの間に三塁走者が生還。試合を振り出しに戻すと、３回裏、５回裏は先頭打者が安打で出塁すると、確実に得点に結びつけ、３－１とリードを奪い、守っては、先発・斉藤未来、「エース」大串都未希とつなぐ投手リレーで花王コスメ小田原 フェニックス打線に３回以降は追加点を許さず、そのまま逃げ切り。続く小泉病院 Blue Arrowsとの対戦は、初回に古賀藍奈、上原彩瑛の長短打と矢﨑月菜のタイムリーで２点を先制。先発・大依春奈がその直後の２回表、２点を返され、すぐに同点に追いつかれてしまったが、３回表からリリーフした大串都未希が好投。追加点を許さず、打線の援護を待つと、終盤６回裏、上原彩瑛、小川瑠菜の連打から勝ち越しのチャンスをつかみ、「ルーキー」堀川美瑠瑠が一・二塁間を抜く決勝のタイムリー！　最後は左腕・斉藤未来が締め、３－２で逃げ切り、「サファイアセクション」首位争いを演じると見られる「ライバル」との「直接対決」に勝利し、開幕連勝を飾った。 　投手陣では、「左腕」斉藤未来、チームの「大黒柱」大串都未希が「要所」を締め、仲良く１勝ずつを挙げ、チーム防御率は1.50。大串都未希、斉藤未来両投手が「サファイアセクション」投手成績ランキング１位・２位を占める等、開幕から上々のスタートを切った。 　打線では、昨シーズン打率４割７分７厘・本塁打５・打点17の大活躍を見せ、「優秀選手」に輝いた上原彩瑛が何と！　打率「10割」（６打席で３打数３安打・二塁打１・打点１・四球３）と今シーズンも変わらぬ大活躍。攻撃の「起点」となり、打率５割と好調な長尾明奈、「キャプテン」古賀藍奈、矢﨑月菜、「ルーキー」堀川美瑠瑠も打率３割超え（打率３割３分３厘）と「強打」のチームらしく、チーム打率も３割を超えている。ここに一昨年「ＭＶＰ」を獲得した新海雪奈がケガから復帰してくれれば……打線はますます充実し、強化されることになる。 　「第２節」では、初戦でＣｉｔｒｉｎｅ Ichinomiya、第２戦でルネス紅葉スポーツ柔整専門学校、最終戦でMORI ALL WAVE KANOYAとの対戦が組まれている。 　初戦、２戦目をしっかりと勝ち、常に「上位争い」「優勝争い」を演じてきたMORI ALL WAVE KANOYAとの「直接対決」に臨みたいところだ。 　初戦、２戦目はまず先取点を奪い、自分たちのリズム・ペースで試合を進め、余力を残して最終戦に臨めるか!?　 MORI ALL WAVE KANOYAが誇る竹原由菜、中野花菜の「左右の二枚看板」を大和電機工業「自慢」の強力打線がどう攻め、どう攻略するか!?　「サファイアセクション」の今後を占う意味でも「重要な一戦」「大一番」となりそうだ。 「サファイアセクション」第２節 大和電機工業 試合予定   ５月17日（金） 対 Ｃｉｔｒｉｎｅ Ichinomiya（12:30試合開始予定） ５月18日（土） 対 ルネス紅葉スポーツ柔整専門学校（12:30試合開始予定） ５月19日（日） 対 MORI ALL WAVE KANOYA（15:00試合開始予定）

「サファイアセクション」２勝０敗で「単独首位」に立った大和電機工業

---

 ２位：小泉病院 Blue Arrows（１勝１敗）
 
「第57回日本女子ソフトボールリーグ」サファイアセクション 第１節終了時点 チーム成績

小泉病院 Blue Arrowsは初戦で「優勝候補」の一角・MORI ALL WAVE KANOYAと対戦。「エース」原田悠ではなく、昨シーズンほとんど登板機会のなかった（１試合・１イニングのみ登板）和田楓花を「開幕投手」に抜擢したが……初回いきなり２点を失い、２回表にも１点を追加され、苦しい試合展開を強いられることに。相手は竹原由菜、中野花菜の「左右の二枚看板」を擁し、「リーグＮo.１」の投手陣の呼び声高いMORI ALL WAVE KANOYAとあって、「劣勢」は免れないと思われたが……打線がここから反撃。３回裏、先発・竹原由菜から藤井美七花の左中間への適時二塁打で１点を返し、４回裏には、代わった「ルーキー」髙橋音森を攻め、代打・立川夏波が適時二塁打を放ち、１点差。急遽登板した「エース」中野花菜の制球が定まらず２つの死球で満塁となった後、井田芽衣、佐々木彩葉の連打で逆転。４－３と試合をひっくり返し、５回表に４－４の同点に追いつかれはしたものの、その裏、４回裏に「代打」で出場して適時二塁打を放ち、そのまま７番・ファーストに入っていた立川夏波が右中間へ勝ち越しのソロホ―ムラン！　このリードを「エース」原田悠が守り切り、大事な「開幕初戦」に鮮やかな逆転勝ち！　「上位争い」「優勝争い」のライバルを目されるMORI ALL WAVE KANOYAを「直接対決」で下し、大きな１勝を挙げた。 　これで「勢い」に乗りたいところだったが……続く大和電機工業戦も初回に「エース」原田悠がつかまってしまい、いきなりの２失点。その直後の２回表、連続四球から反撃のチャンスをつかみ、上田爽樺の適時内野安打で二者が還り、すぐに同点に追いついたのだが……終盤６回裏、２回以降立ち直り好投を続けていた「エース」原田悠が貸し越し点を許し、２－３の１点差で敗れ、開幕連勝のスタートとはならなかった。 　大事な「開幕戦」で勝ったとはいえ、「エース」原田悠を先発させず、後手後手に回る試合展開となり、続く大和電機工業戦では先発を任された原田悠が初回にいきなり２点を失う等、どことなくチグハグでもどかしい試合展開が続いた。MORI ALL WAVE KANOYAを相手に序盤３点のリードを奪われながらの逆転勝ちはチームの「底力」が感じられた。敗れた大和電機工業戦も一度は試合を振り出しに戻す場面がある等、この第１節での試合内容を見る限り、やはり「力のあるチーム」であり、今シーズン「優勝候補」に挙げられるだけのチームであることは再確認できた。 　打線では、福元果葉の打率６割を筆頭に、立川夏波、「キャプテン」佐々木彩葉、内山千彩貴が打率５割と好調。第２節ではスカッとした試合展開を期待したいところだ。 　「第２節」では、初戦で花王コスメ小田原 フェニックス、第２戦でＣｉｔｒｉｎｅ Ichinomiya、最終戦でルネス紅葉スポーツ柔整専門学校と対戦する。 　花王コスメ小田原 フェニックスとは昨シーズン「交流節」で対戦が組まれ、雨天順延で予備節・天城ドームで対戦し、延長タイブレークの末、２－３で敗れている。 　Ｃｉｔｒｉｎｅ Ichinomiyaには８－２、２－１で、ルネス紅葉スポーツ柔整専門学校には10－1、９－７で連勝しており、初戦の花王コスメ小田原 フェニックス戦に勝利できれば「３連勝」も見えてくる。「上位争い」に生き残り、「日本リーグ優勝」を狙うのであれば、ここで絶対に取りこぼすわけにはいかない。３連勝を狙いたいところだ。 「サファイアセクション」第２節 小泉病院 Blue Arrows 試合予定   ５月17日（金） 対 花王コスメ小田原 フェニックス（10:00試合開始予定） ５月18日（土） 対 Ｃｉｔｒｉｎｅ Ichinomiya（10:00試合開始予定） 5月19日（日） 対 ルネス紅葉スポーツ柔整専門学校（10:00試合開始予定）

「サファイアセクション」１勝１敗で「同率２位」の小泉病院 Blue Arrows

---

 ２位：MORI ALL WAVE KANOYA（１勝１敗）
 
「第57回日本女子ソフトボールリーグ」サファイアセクション 第１節終了時点 チーム成績

開幕初戦、昨シーズン「日本リーグ優勝」を阻まれるキッカケ（日本リーグ優勝をかけた「順位決定節」の初戦で対戦し、０－２の完封負け）となった「因縁の相手」小泉病院 Blue Arrowsと対戦。初回、「キャプテン」永山愛実が「先陣」を切り、安打、盗塁で先制のチャンスを演出し、領家妃奈のタイムリー等で２点を先制。２回表にも藤田直の適時二塁打で１点を追加し、序盤で３点のリードを奪う「理想的」な試合展開になったかと思われたが……。４回裏、先発・竹原由菜が３回裏に１点を失ったこともあり、投手交代。「ルーキー」髙橋音森を登板させたが、死球、二塁打で１点を返され、一死も取れずに「エース」中野花菜に投手交代。２つの死球で満塁となった後、二死までこぎつけながら連続タイムリーを浴び、逆転を許してしまう。その直後の５回表、「ルーキー」藤野亜美の適時二塁打で４－４の同点に追いつきながら、その裏、二死走者なしから決勝ホームランを浴び、４－５の逆転負けを喫した。 　４回裏の投手交代は、３回裏に１点を失ったとはいえ、竹原由菜のこれまでの実績、その力量を考えれば「続投」させる選択肢もあった。また、代えるのであれば、髙橋音森を挟まず、そのまま中野花菜につないだ方が「安全」で「無難」な投手リレーではなかったか。 　ただ……これまでであれば、どんな厳しい状況であれ、「エース」中野花菜を投入した時点で相手の反撃を断ち切り、試合はMORI ALL WAVE KANOYAのもの……となっていたはず。「絶対的」な存在であった中野花菜の「神通力」に陰りが見えたのだとすれば……MORI ALL WAVE KANOYAにとって大きな「不安材料」になりかねない。 　続くＣｉｔｒｉｎｅ Ichinomiya戦も初回に打者一巡の猛攻を見せ、３点を先制。結局５－３で勝利を収めているが、「最後」を締めるはずの中野花菜が最終回に２本の安打を浴びている点が気がかりか。 　打線は福元彩未、新谷静が打率５割、「ルーキー」ながらレギュラーポジションを獲得している藤田直、藤野亜美が４割２分９厘、移籍加入の鈴木真由子も打率３割超え（打率３割３分３厘）と、チームに「新しい風」を吹かせている。 　「第２節」では、初戦でルネス紅葉スポーツ柔整専門学校、２戦目で花王コスメ小田原 フェニックス、最終戦で大和電機工業との対戦が組まれている。 　ルネス紅葉スポーツ柔整専門学校とは昨シーズン対戦していないが、ここ２シーズンの「実績」や投打の「数字」「成績」を見る限り、MORI ALL WAVE KANOYAの「有利」は動かず、花王コスメ小田原 フェニックスには昨シーズン２試合とも二桁得点で大勝している。この２試合をしっかりと勝ち、「サファイアセクション」首位を快走する大和電機工業との「直接対決」に臨みたいところだ。 「サファイアセクション」第２節 MORI ALL WAVE KANOYA 試合予定   ５月17日（金） 対 ルネス紅葉スポーツ柔整専門学校（15:00試合開始予定） ５月18日（土） 対 花王コスメ小田原 フェニックス（15:00試合開始予定） ５月19日（日） 対 大和電機工業（15:00試合開始予定）

「サファイアセクション」１勝１敗で「同率２位」のMORI ALL WAVE KANOYA

---

 ２位：花王コスメ小田原 フェニックス（１勝１敗）
 
「第57回日本女子ソフトボールリーグ」サファイアセクション 第１節終了時点 チーム成績

花王コスメ小田原 フェニックスは開幕初戦、大和電機工業と対戦。２回表、森雅のタイムリーで先手を取ったが……先発・小森美咲がその裏、すぐに同点に追いつかれてしまい、３回裏にも１点を失い、５回裏には前のイニングから登板していた「移籍加入」の栗原ななみもワイルドピッチで１点を失う等、１－３の逆転負け。開幕戦を勝利で飾ることはできなかった。 　続くルネス紅葉スポーツ柔整専門学校は14安打・13得点と打線が爆発！　守っては打線の大量援護にも守られ、栗原ななみ、星野圭音、小森美咲と３投手をつなぐ投手リレーでルネス紅葉スポーツ柔整専門学校打線を完封。13－０の大差で勝利を収め、１勝１敗の五分の星で第１節を終えた。 　投手陣では、「JD.LEAGUE」日本精工 ブレイブベアリーズから「移籍加入」した栗原ななみが２試合・６イニングを投げ、勝ち星こそなかったものの、防御率1.17・奪三振８と好投。しっかりと「戦力」となる見通しがついた。ペヤングから「移籍加入」した星圭音には「日本リーグ初勝利」がつく等、「エース候補」として期待される小森美咲（２試合・４イニングを投げ、０勝１敗・防御率3.50）を含め、どのような投手起用をしていくか、小川明希監督の「手腕」にも期待したいところだ。 　打線では佐藤真香、酒井啓名が６割６分７厘、鈴木未空が４割２分９厘、荻野真鈴、西愛実が打率４割といずれもハイアベレージを残しているが、２戦目のルネス紅葉スポーツ柔整専門学校で打率を稼いだ感もあり、額面通り受け止められるか否かは第２節での試合内容を見てから……といったところか。 　「第２節」は初戦で小泉病院 Blue Arrows、２戦目でMORI ALL WAVE KANOYA、最終戦でＣｉｔｒｉｎｅ Ichinomiyaと、１勝１敗「同率２位」で並ぶチームとの「星の潰し合い」が続く。「上位争い」に生き残るには投手陣の踏ん張りが不可欠。特に、初戦、２戦目の相手投手陣を考えれば、そう簡単に得点は望めない。　「エース候補」小森美咲が踏ん張るか？ 「新戦力」栗原ななみに託すのか？？ はたまた「ラッキーガール」星野圭音が勝ち星をさらっていくのか？？？　どちらにしても花王コスメ小田原 フェニックスの「真価」が問われる「第２節」となりそうだ。 「サファイアセクション」第２節 花王コスメ小田原 フェニックス 試合予定   ５月17日（金） 対 小泉病院 Blue Arrows（10:00試合開始予定） ５月18日（土） 対 MORI ALL WAVE KANOYA（15:00試合開始予定） ５月19日（日） 対 Ｃｉｔｒｉｎｅ Ichinomiya（12:30試合開始予定）

「サファイアセクション」１勝１敗で「同率２位」の花王コスメ小田原 フェニックス

---

 ２位：Ｃｉｔｒｉｎｅ Ichinomiya（１勝１敗）
 
「第57回日本女子ソフトボールリーグ」サファイアセクション 第１節終了時点 チーム成績

Ｃｉｔｒｉｎｅ Ichinomiyaは開幕初戦、ルネス紅葉スポーツ柔整専門学校と対戦。先発・阿蘓七瑚がその立ち上がり、３本の長短打を浴び、初回にいきなり２点を失う「想定外」の試合展開となったが、打線が15安打・13得点と打ちまくり、13－５で大勝。昨シーズン、シーズンを通して１本も出なかった本塁打も、３回表に奥村涼がレフトスタンドへ運ぶツーランホームランを放つ等、幸先の良いスタートを切った。 　続くMORI ALL WAVE KANOYAとの対戦も先発・阿蘓七瑚が初回に４安打を浴び、連続四死球で押し出し等、３失点と崩れ、立ち上がりの失点が響き、３－５で敗戦。第１節は１勝１敗のスタートとなった。 　投手陣では「エース候補」と期待された阿蘓七瑚が２試合・７イニングを投げ、６失点。防御率6.00と調子が上がらず。川原麻里が２試合・６イニングを投げ、１勝０敗・防御率3.50とまずますの数字・成績を残しているが、今後、上位チームとの対戦となったときに、どこまで通用するか……がチームの浮沈のカギを握ることになりそうだ。 　打線では林佑奈が打率７割５分・二塁打１・打点１と絶好調！　奥村涼も打率５割・本塁打１・打点６の大爆発！　右の「パワーヒッター」が好調を持続し、打線の「中軸」に座り、「起爆剤」となってくれれば……上位進出も夢ではない。 　「第２節」では、初戦で「首位」を走る大和電機工業、第２戦で小泉病院 Blue Arrows、最終戦で花王コスメ小田原 フェニックスとの対戦が組まれている。 　「上位争い」に踏み止まるために……負けられない戦いが続く。 「サファイアセクション」第２節 Ｃｉｔｒｉｎｅ Ichinomiya 試合予定   ５月17日（金） 対 大和電機工業（12:30試合開始予定） ５月18日（土） 対 小泉病院 Blue Arrows（10:00試合開始予定） ５月19日（日） 対 花王コスメ小田原 フェニックス（12:30試合開始予定）

「サファイアセクション」１勝１敗で「同率２位」のＣｉｔｒｉｎｅ Ichinomiya

---

 ６位：ルネス紅葉スポーツ柔整専門学校（０勝２敗 ）
 
「第57回日本女子ソフトボールリーグ」サファイアセクション 第１節終了時点 チーム成績

ルネス紅葉スポーツ柔整専門学校は開幕初戦、Ｃｉｔｒｉｎｅ Ichinomiyaと対戦。初回、前田京香、望月紀佑の長短打、堤万己の適時内野安打で２点を先制し、「今シーズンは一味違う！」と思われたが……結局、投手陣が打ち込まれ、15安打を浴び、13失点。続く花王コスメ小田原 フェニックス戦も14安打・13失点と大差で敗れ、開幕連敗のスタートとなってしまった。 　投手陣は昨シーズン同様、植田七菜に一番多くの登板機会（２試合・６回2/3を投げ、０勝２敗・防御率13.65）が与えられているが、期待に応えているとは言い難く、小林美紅が２試合・４回2/3を投げ、勝敗つかずの防御率9.00、「ルーキー」小田澤理乃も２試合・１回2/3の登板で勝敗つかずの防御率8.40といずれも「決め手」を欠いており、今シーズンも開幕から「エース不在」の状態が続いてしまっている。 　打線では、樋口柚妃が打率６割６分７厘と大当たり、堤万己が打率５割・本塁打１・打点３の活躍を見せている。 　何とか投手陣が踏ん張ってくれれば……「勝機」も見えてくるのだが。 　「第２節」では、初戦でMORI ALL WAVE KANOYA、第２戦で大和電機工業、最終戦で小泉病院 Blue Arrowsといずれも「優勝候補」「上位チーム」との対戦が続く。第１節での経験を活かし、この「第２節」では若さ溢れる戦いで上位チームに一泡吹かせるような試合展開を期待したい。 「サファイアセクション」第２節 ルネス紅葉スポーツ柔整専門学校 試合予定   ５月17日（金） 対 MORI ALL WAVE KANOYA（15:00試合開始予定） ５月18日（土） 対 大和電機工業（12:30試合開始予定） ５月19日（日） 対 小泉病院 Blue Arrows（10:00試合開始予定）

「サファイアセクション」開幕から勝ち星なしの連敗スタートとなったルネス紅葉スポーツ柔整専門学校