「第52回(2019年度)日本女子ソフトボールリーグ」1部・2部 個人表彰式
日本女子ソフトボールリーグ1部 個人表彰選手一覧
日本女子ソフトボールリーグ2部 個人表彰選手一覧
女子1部表彰 女子2部表彰 優勝監督インタビュー・ベストドレッサー賞 去る11月29日(金)、東京・東京ドームホテルにおいて「第52回(2019年度)日本女子ソフトボールリーグ個人表彰式」が開催された。 表彰式には、今シーズンの日本女子ソフトボールリーグ1部・2部の個人表彰選手がそれぞれ出席。公益財団法人日本ソフトボール協会から、1部・2部リーグのMVP(最高殊勲選手賞)、1部リーグの投手部門、打撃部門の各賞が、日本女子ソフトボールリーグの後援を行っているスポーツニッポン新聞社からは、1部リーグのベストナイン賞、新人賞、2部リーグの優秀選手賞の各賞が贈呈され、各部門で「トップ」に輝いた選手たちが表彰された。 1部リーグのMVP(最高殊勲選手賞)は、シオノギ製薬 ポポンギャルズの數原顕子が受賞。1試合4本塁打、1試合9打点の日本リーグ記録を更新し、1シーズン10本塁打の日本リーグ最多本塁打記録に並ぶ大活躍を見せ、惜しくも「三冠王」は逃したものの、本塁打王(10本塁打)、打点王(22打点)の二冠に輝き、ベストナイン賞(外野手部門)も獲得した數原顕子が「MVP」を獲得。優勝チーム以外から「MVP」が選出されるのは、2016年の太陽誘電 ソルフィーユ・藤田倭以来、二度目の「快挙」となった。 「首位打者賞」は今シーズン4割3分6厘のハイアベレージを残したトヨタ自動車 レッドテリアーズの「ルーキー」石川恭子。石川恭子はこの首位打者を獲得する活躍で「新人賞」(野手部門)、ベストナイン賞(外野手部門)も同時受賞。今シーズンが「日本リーグデビュー」とは思えない「ルーキー」らしからぬ堂々たる活躍で3つのタイトルを手にした。 盗塁王は9盗塁を記録したNECプラットフォームズ Red Falconsの望月朱里。チームは残念ながら来シーズン「2部リーグ降格」が決まってしまっているが、来シーズンへの戦いに希望を灯す「価値あるタイトル」を手にした。 投手部門では、トヨタ自動車 レッドテリアーズのモニカ・アボットが唯一「0点台」(0.99)の防御率で「最優秀防御率賞」に輝き、今シーズン12勝を挙げ、チームを前年の10位から2位へジャンプアップさせる「原動力」となったHonda Revertaの「左のエース」ジェイリン・フォードが「最多勝利投手賞」を獲得。艶やかな着物姿で登場し、この表彰式を盛り上げてくれた。 優勝したビックカメラ高崎BEE QUEENからは、「エース」上野由岐子が試合中のアクシデント(ケガ)で長期戦線離脱を余儀なくされる中、7勝を挙げる活躍でチームを支えた勝股美咲が「新人賞」(投手部門)に輝き、打線の「中心」となった山本優(三塁手部門)、森さやか(DP部門)が「ベストナイン賞」を獲得。「新人賞」の勝股美咲、「ベストナイン賞」の森さやかも色鮮やかな着物姿で登壇し、表彰式に花を添えた。 惜しくも「初の栄冠」は逃したものの、前年10位から2位へ躍進したHonda Revertaから森山遥菜(一塁手部門)、佐野由貴美(外野手部門)の「パワーヒッターコンビ」、今シーズンから加入し、「攻守の要」として活躍した長谷川優理が「ベストナイン賞」に選出され、「最多勝利投手賞」と「ベストナイン賞」をダブル受賞したジェイリン・フォードとともに、「躍進のシーズン」を象徴する投打の「顔」が堂々のタイトル獲得を果たした。 この他、「ベストナイン賞」は、3位のトヨタ自動車 レッドテリアーズから「いぶし銀」のベテラン・坂元令奈(二塁手部門)が「首位打者賞」「新人賞」にも輝いた石川恭子とともに選出され、7位の戸田中央総合病院 メディックスからチームの「ムードメーカー」である「元気者」の坂本結愛(捕手部門)が選出され、今シーズン各部門で「トップ」の成績を残した選手たちが表彰された。 なお、2部リーグでは、優勝した日本精工 Brave Beariesの藤嶋涼菜が防御率0.65、9勝を挙げる活躍でMVP(最高殊勲選手賞)を受賞。打率4割4分4厘のハイアベレージを残し、打線を牽引した黒木美佳が「優秀選手賞」を獲得。また、プラチナセクション1位で2部リーグ2位の大垣 ミナモから「優秀選手賞」にエレン・ロバーツ、平川穂波、田島萌愛、松井陽日、今川瑞希、ナディア・ティラーの最多6名が選出される等、惜しくも「1部昇格」こそならなかったものの、その「本命」と目されていた「実力」を示す結果となった。 表彰式に出席した選手たちは、普段のグラウンド上で見せるユニフォーム姿とは違う「華やかな装い」で勢揃い。今年は艶やかな着物姿、凛々しい袴姿で登場する選手の姿も見られ、表彰式をより一層盛り上げてくれた。 表彰式の後には、日本女子ソフトボールリーグ1部・2部に所属するチームの監督、キャプテン、また関係者らが一堂に会し、懇親会を開催。 2年ぶりの「王座奪還」を果たしたビックカメラ高崎 BEE QUEENの岩渕有美監督への「優勝監督インタビュー」や「新人賞」「ベストナイン賞」に輝いた勝股美咲、山本優、森さやか選手が登壇してのインタビューも行われた。 岩渕有美監督が中華街に近い横浜スタジアムで優勝を決めたことにちなみ、チャイナドレス姿で登壇するとひと際大きな歓声と拍手が巻き起こり、選手たちとは一味違う「妖艶な姿」で詰めかけた関係者、報道陣を魅了していた。 また、昨年に続き、「ベストドレッサー賞」の表彰も行われ、1部リーグからは「最多勝利投手賞」「ベストナイン賞」を獲得し、「人生初めて」という着物姿で登場したHonda Revertaのジェイリン・フォード、2部リーグからはサファイアセクションの野手部門で「優秀選手賞」を獲得したペヤングの大崎小夏が選出され、「監督部門」では、やはり着物姿で登場した1部リーグ・戸田中央総合病院 メディックスの田上美和監督が並み居る「強敵」を抑え、堂々の受賞。祝宴の最後を飾るにふさわしい華やかな装いの3名が「ベストドレッサー賞」に輝いた。 表彰式の冒頭、(公財)日本ソフトボール協会・徳田寬会長のメッセージにもあった通り、ここに集う選手たちは、それぞれの分野(ポジション)で「日本一」であることに誇りを持ち、ただ「強い」だけではなく、そこに「美しさ」や「カッコよさ」をプラスさせ、この「表彰式」がすべてのソフトボールプレーヤーの「めざすべき場所」となってくれることを期待したい。 その一挙手一投足が観る者の心を震わせ、心動かすプレーを見せることで、ソフトボールという競技の面白さ、楽しさを伝え、「新たなファン」を獲得するためにも、今日ここで表彰を受けた選手たちがその「先頭」に立ち、走り続けなければならないのである。 もちろん、常にひたむきに、全力で、プレーすることがすべての「大前提」になければならないが、その上で「魅せるプレー」「魅せる試合」を意識し、「美しく」「気高く」観る人々を魅了するプレーヤーとなること、「世界最高のクオリティ」のソフトボールを提供していくこと、それが「世界最高峰」といわれる日本リーグでプレーし、そのトップに立つ者に課せられた「責務」であると受け止めるだけの「覚悟」と「使命感」が求められる。 来年はいよいよ「オリンピックイヤー」を迎え、この日本で、福島で、横浜で、「世界一」「金メダル」をめざす戦いが繰り広げられる。その「前哨戦」となり、またその「熱狂」を受け継ぐことになる日本女子ソフトボールリーグ。そのさらなる発展と盛り上がりのために……とてつもなく「重要なシーズン」となることを胸に刻み、日本に、世界中に、「ソフトボールブーム」を巻き起こす、その「震源地」「発生源」にこのリーグがなってくれることを願ってやまない。 |
恒例の「第52回(2019年度)日本女子ソフトボールリーグ」 1部・2部個人表彰式を東京ドームホテルで挙行! 女子1部MVPのシオノギ製薬 ポポンギャルズ・數原顕子選手は 本塁打王・打点王・ベストナイン賞も手にし、「四冠」に輝く! 2位に躍進したHonda Revertaの「左のエース」ジェイリン・フォードは 「最多勝利投手賞」「ベストナイン賞」をダブル受賞!! 「ルーキー」らしからぬ活躍を見せたトヨタ自動車 レッドテリアーズの 石川恭子は「首位打者賞」「ベストナイン賞」「新人賞」の三冠 2部リーグのMVP、優秀選手賞も次々と登壇し、表彰を受けた 「優勝監督インタビュー」を受けるビックカメラ高崎 BEE QUEENの 岩渕有美監督。優勝の地「横浜」にちなみ、チャイナドレスで登場 優勝チーム・ビックカメラ高崎 BEE QUEENの山本優、勝股美咲、 森さやかの三選手も登壇し、「王座奪還」の喜びを語った 恒例の「ベストドレッサー賞」には1部リーグ・ジェイリン・フォード選手、 2部リーグ・大崎小夏選手、「監督の部」で田上美和監督が受賞 |
日本女子ソフトボールリーグ1部 個人表彰選手一覧
賞 | 選手名 | チーム名 | 成績 | ||
---|---|---|---|---|---|
最高殊勲選手賞 | 數原 顕子 | シオノギ製薬 ポポンギャルズ | 打撃率 0.364 / 本塁打10 / 打点22 | ||
最優秀防御率賞 | モニカ・アボット | トヨタ自動車 レッドテリアーズ | 防御率 | 0.99 | |
最多勝利投手賞 | ジェイリン・フォード | Honda Reverta | 12勝3敗 | ||
首位打者賞 | 石川 恭子 | トヨタ自動車 レッドテリアーズ | 打撃率 | 0.436 | |
本塁打王 | 數原 顕子 | シオノギ製薬 ポポンギャルズ | 10本 | ||
打 点 王 | 數原 顕子 | シオノギ製薬 ポポンギャルズ | 22打点 | ||
盗 塁 王 | 望月 朱里 | NECプラットフォームズ Red Falcons | 9盗塁 | ||
ベストナイン賞 | 投 手 | ジェイリン・フォード | Honda Reverta | 防御率 1.04 / 12勝3敗 | |
捕 手 | 坂本 結愛 | 戸田中央総合病院 メディックス | 打撃率 | 0.343 | |
一塁手 | 森山 遥菜 | Honda Reverta | 打撃率 | 0.281 | |
二塁手 | 坂元 令奈 | トヨタ自動車 レッドテリアーズ | 打撃率 | 0.326 | |
三塁手 | 山本 優 | ビックカメラ高崎 BEE QUEEN | 打撃率 | 0.362 | |
遊撃手 | 長谷川 優理 | Honda Reverta | 打撃率 | 0.300 | |
外野手 | 數原 顕子 | シオノギ製薬 ポポンギャルズ | 打撃率 | 0.364 | |
石川 恭子 | トヨタ自動車 レッドテリアーズ | 打撃率 | 0.436 | ||
佐野 由貴美 | Honda Reverta | 打撃率 | 0.302 | ||
指名選手 | 森 さやか | ビックカメラ高崎 BEE QUEEN | 打撃率 | 0.273 | |
新 人 賞 | 投手 | 勝股 美咲 | ビックカメラ高崎 BEE QUEEN | 防御率 1.72 / 7勝0敗 | |
野手 | 石川 恭子 | トヨタ自動車 レッドテリアーズ | 打撃率 0.436 / 打点8 / 盗塁5 |
日本女子ソフトボールリーグ2部 個人表彰選手一覧
賞 | 選手名 | チーム名 | 成績 | ||
---|---|---|---|---|---|
最高殊勲選手賞 | 藤嶋 涼菜 | 日本精工 Brave Bearies | 防御率 0.65 / 9勝0敗 | ||
優秀選手賞 | 投 手(A) | エレン・ロバーツ | 大垣 ミナモ | 防御率 0.76 / 5勝0敗 | |
投 手(H) | 古川 由乃 | YKK | 防御率 1.25 / 3勝1敗 | ||
捕 手(A) | 平川 穂波 | 大垣 ミナモ | 打撃率 | 0.429 | |
捕 手(H) | 青木 千秋 | YKK | 打撃率 | 0.516 | |
野 手(A) | 鹿目 真実 | 靜甲 | 打撃率 | 0.405 | |
野 手(A) | 田島 萌愛 | 大垣 ミナモ | 打撃率 | 0.412 | |
野 手(A) | 本間 睦 | 靜甲 | 打撃率 | 0.394 | |
野 手(A) | 松井 陽日 | 大垣 ミナモ | 打撃率 | 0.395 | |
野 手(A) | 今川 瑞希 | 大垣 ミナモ | 打撃率 | 0.429 | |
野 手(H) | 大内 麻里奈 | YKK | 打撃率 | 0.447 | |
野 手(H) | 上原 涼花 | 大和電機工業 | 打撃率 | 0.421 | |
野 手(H) | 黒木 美佳 | 日本精工 Brave Bearies | 打撃率 | 0.444 | |
野 手(H) | 川渕 真由 | 平林金属 | 打撃率 | 0.442 | |
野 手(H) | 大崎 小夏 | ペヤング | 打撃率 | 0.459 | |
指名選手(A) | ナディア・テイラー | 大垣 ミナモ | 打撃率 | 0.278 | |
指名選手(H) | 松尾 奈月 | 厚木SC | 打撃率 | 0.222 | |
(A):プラチナセクション (H):サファイアセクション |
①徳田会長あいさつ
②河野社長あいさつ
https://www.youtube.com/watch?v=PqUgwqE3AT8
③1部表彰
https://www.youtube.com/watch?v=gclpkDuD_SI
④2部表彰
https://www.youtube.com/watch?v=vImpvnpe8ds
⑤記念撮影
⑥インタビュー
https://www.youtube.com/watch?v=BSTVI3tFGlU
⑦ベストドレッサー賞
https://www.youtube.com/watch?v=QOQAlcZCH7k
映像提供:スポーツニッポン新聞社