プラチナ 第4節 20251011日()靜甲 VS MORI ALL WAVE

RESULTREPORT
責任投手 / 打撃成績
勝利投手【靜甲】小井沼 美月
敗戦投手【MORI ALL WAVE】猩々 紫月
打撃成績 【MORI ALL WAVE】《本》福元 彩未《二》藤野 亜美
【靜甲】《三》小黒 美空
バッテリー
MORI ALL WAVE●猩々 紫月、竹原 由菜-鈴木 真央
靜甲○小井沼 美月-豊田 未有羽

《本》:本塁打 《三》:三塁打 《二》:二塁打

 「第58回日本ソフトボールリーグ」第4節・プラチナセクションは栃木県大田原市・美原公園第2球場を会場に開催され、第2日・第1試合は雨の中での試合となり、通算成績9勝2敗で「単独首位」に立つ靜甲と、ここまで8勝3敗の「同率2位」MORI ALL WAVE KANOYAの「直接対決」「首位攻防戦」を迎えた。

 後攻の靜甲は初回、MORI ALL WAVE KANOYAの先発・猩々紫月の立ち上がりをとらえ、1番・伊藤茉奈が二遊間を抜く安打で出塁。2番・井上葉菜も二遊間を破る安打で続き、一塁走者・伊藤茉奈が俊足を飛ばし、一気に三塁まで進塁。「スピードスター」伊藤茉奈をトップバッターに据え、2番に「主砲」井上葉菜を置くという「超攻撃型」の打順の組み換えが当たり、1・2番の連打でいきなり先制のチャンスをつかみ、3番・小黒美空の空振り三振となる投球がワイルドピッチとなり、三塁走者が生還。まず1点を先制し、なお一死二塁のチャンスが続き、二死後、5番・山本佳世がレフト前へのタイムリーを放ち、二塁走者が還り、この回2点目。この試合のために用意した「スペシャルオーダー」が機能し、初回に2点を先制した。

 勢いに乗る靜甲は2回裏にも、安打、犠打、敵失、死球等で二死満塁とし、3番・小黒美空が満塁の走者を一掃する適時三塁打。今シーズン「打線の中軸」に抜擢され、活躍を続けてきた「ルーキー」が、今シーズンを象徴するかのような「働き」を見せつけ、この回3点を追加し、5-0と大きくリードを奪った。

 一方、MORI ALL WAVE KANOYAは靜甲の「エース」小井沼美月の前に3回まで無得点に抑えられていたが、4回表にようやく反撃。一死から3番・福元彩未がレフトスタンドに運ぶソロホ―ムランを放ち、反撃に転じるかと思われたが……5回表、6回表と三者凡退。最終回、一死から4番・竹原由菜がレフト前ヒットを放ったものの、後が続かず、結局、得点は福元彩未のソロホ―ムランによる1点のみ。1-5で敗れ、手痛い4敗目。通算成績8勝4敗となり、「連覇」へ黄信号が灯る結果となった。

(※MORI ALL WAVE KANOYAは4回表、福元彩未が本塁打を放ち、反撃開始かと思われたが……。画像提供:JSL)

 勝った靜甲は10勝2敗。最終戦を残しているが、この試合に勝利したことで靜甲のプラチナセクション「1位通過」が決定(靜甲が最終戦を落とし、3敗目を喫し、3敗で並ぶ可能性のある大和電機 Blue Lakersが残り試合を「全勝」し、「同率」で並んだとしても、靜甲が大和電機 Blue Lakersとの「直接対決」に連勝しているため、リーグ規程により、靜甲の順位が上となる)。

(※雨中の激闘を制し、プラチナセクション「1位通過」が決定した靜甲。画像提供:JSL)

 また、この日予定された第2試合・第3試合は悪天候のため、「予備日」(10月13日/月・祝)に順延されることになり、試合実施順の変更や消化試合数の違いによって、順位決定の行方はより「微妙で複雑な状況」になってきた。

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