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[2026年04月02日] 「第59回日本女子ソフトボールリーグ」サファイアセクション第1節展望

 「第59回日本女子ソフトボールリーグ」サファイアセクションは、前年度準優勝のVONDS市原 Emerald Green、第4位・大和電機 Blue Lakers、第6位・小泉病院 Blue Arrows、第8位・平林金属 Peachblossoms、第9位・ペヤング、第11位・Citrine SHIMANE(今シーズンからチームの拠点を愛知県一宮市から島根県雲南市へと移し、それに伴い、チーム名を改称)の6チームが振り分けられ、同セクション内で2回総当たりのリーグ戦を実施。「交流節」でのプラチナセクションとの3試合の対戦成績を含め、計13試合の結果でセクション内1位~6位の順位を決定。その上で「最終順位」を決定する「順位決定節」を行い、プラチナセクション・サファイアセクション両セクションの1位・2位のチームが「日本リーグ優勝」をかけて争う「順位決定節」Aブロックに進出。日本リーグ優勝チーム並びに2~4位を決定し、両セクション3位・4位による「順位決定節」Bブロックでは5~8位を、5位・6位による「順位決定節」Cブロックでは9~12位を決定することになる。

 ここでは4月18日(土)・19日(日)、福井県敦賀市・きらめきスタジアムで開催される「第1節」サファイアセクションの戦いを展望してみたい。



 前年度準優勝:VONDS市原 Emerald Green
 
2025レギュラーシーズンチーム成績
チーム防御率:2.39(2位)
奪三振:86(1位)
総失点:35(2位)
チーム打率:2割5分8厘(4位)
総得点:55(4位)
総本塁打:8(3位)
総失策:9(3位)
守備率:0.974(3位)
※( )内数字は昨シーズン「サファイアセクション」6チームでの順位を示す

 昨シーズン準優勝のVONDS市原 Emerald Greenはレギュラーシーズン9勝4敗、サファイアセクション2位で「順位決定節」Aブロックへ駒を進めることになった。
 両セクション1位・2位のチームにより「日本リーグ優勝」を争う「順位決定節」Aブロックは、初日の試合が悪天候のため、中止・順延となったこともあり、試合順が変更され、VONDS市原 Emerald Greenは初戦でサファイアセクション「1位」のYKKと対戦。初回に一挙4点を先制し、勢いに乗ると、途中1点差まで迫られる場面はあったものの、7-4で押し切り、初戦に勝利。翌日、まず初日のダブルヘッダーに連勝してきたプラチナセクション「1位」の靜甲を相手に、0-0で迎えた終盤6回表、小野寺萌の満塁ホームランを含む打者12人を送る猛攻で大量7点を挙げ、7-0で大勝。最終戦のプラチナセクション「2位」大和電機 Blue Lakersとの対戦は息詰まる投手戦となり、1-0の完封勝ち。リーグ戦3戦全勝の「1位」で2年連続となる「優勝決定戦」進出を決めた。
 「優勝決定戦」では2勝1敗の「2位」で勝ち上がってきた靜甲と対戦。2回表の先制のチャンスを逃したのが響き、3回裏、「エース」渡邉双葉が適時二塁打とツーランホームランを浴び、3失点。打線も5安打を放ちながら得点に結びつけることができず、0-3の完封負けを喫し、2年連続で「優勝決定戦」に駒を進めながら「日本リーグ優勝」に手が届かず……準優勝に終わった。

 投手陣は、昨シーズン12試合に登板し、セクション最多の64回2/3を投げ、8勝3敗・防御率2.38の好成績を残した「エース」渡邉双葉が健在。7試合・23回1/3を投げ、1勝1敗・防御率2.40、「初優勝」を飾った「第65回全日本実業団女子選手権大会」で「大会MVP」にも輝いた西音華が抜けた「穴」は大きいが、昨シーズンまでペヤングの「エース」として活躍してきた左腕・平山綾乃が移籍加入。「エース」渡邉双葉と「左右の二枚看板」を形成できれば大きな「戦力」となることは間違いない。
 打線は意外にも「3割打者」は一人だけ。「順位決定節」で打率6割1分5厘(13打数8安打)・本塁打1・打点5の大暴れでチームの快進撃を支えた小野寺萌がJDリーグ・SGホールディングス ギャラクシースターズに「移籍」してしまい、後半戦調子を挙げ、打率3割2分・本塁打2・打点4の数字を残した島田彩那が3割超の数字を残したが、「準優勝」のチームでありながら「ベストナイン」を獲得した選手は一人もいない「個人賞ゼロ」という珍しい現象も見られた。
 今シーズンは「キャプテン」を務める塚本楓花(打率2割7分5厘・本塁打2・打点5)が「本来の力」を発揮し、長打力のある吉田優月、長らく「キャプテン」としてチームを引っ張ってきた千葉春海らの「実力者」が、「額面通り」の働きを見せてくれれば、昨シーズン、チーム打率2割5分8厘、攻撃力不足・得点力不足に泣いたチームの「課題克服」が実現するのだが……。MORI ALL WAVE KANOYAから移籍加入した濱本叶美の「新天地」での活躍にも期待したいところだ。

 「第1節」では、初戦で前年度4位の大和電機 Blue Lakers、2戦目で前年度6位の小泉病院 Blue Arrowsと対戦する。初戦の相手・大和電機 Blue Lakersは「強打」を売り物にするチームで「勢い」に乗せてしまうと手がつけられないところがある。「エース」渡邉双葉がどこまで相手打線を抑え込み、打線が援護できるかがカギとなる。
 第2戦で対する小泉病院 Blue Arrowsも打線のいいチーム。逆に投手陣には「決め手」を欠いている部分もあり、先取点を奪い、リードする試合展開に持ち込みたいところか。

 2年連続の「準優勝」……「銀メダル」はもういらない。念願の「日本リーグ優勝」を果たすためにチームの「総力」を結集し、チーム一丸、新たなシーズンを戦い抜き、「念願」の日本リーグ優勝へ突き進む!

「第1節」サファイアセクション VONDS市原 Emerald Green 試合予定
4月18日(土)
対 大和電機 Blue Lakers(前年度4位)※10:00試合開始予定
4月19日(日)
対 小泉病院 Blue Arrows(前年度6位)※10:00試合開始予定

 

昨シーズン準優勝のVONDS市原 Emerald Green。今年こそ……頂点を極める


「エース」渡邉双葉が右腕にチームの命運が託される


打線の奮起なくして「覇権」なし!!!



 前年度4位:大和電機 Blue Lakers
 
2025レギュラーシーズンチーム成績
チーム防御率:2.05(3位)
奪三振:43(4位)
総失点:31(2位)
チーム打率:3割4厘(2位)
総得点:63(3位)
総本塁打:10(1位)
総失策:8(3位)
守備率:0.979(4位)
※( )内数字は昨シーズン「プラチナセクション」6チームでの順位を示す

 大和電機 Blue Lakersはレギュラーシーズン10勝3敗。首位・靜甲と並んだが、「直接対決」の勝敗の差(0-3、2-4で連敗)でプラチナセクション2位となり、「順位決定節」Aブロック進出。2022年以来となる「王座奪還」をめざし戦ったが、雨天順延による試合順の変更も微妙に影を落としたか、「らしさ」を発揮できないまま、4連敗。1勝もできず、4位に終わった。

 投手陣は左腕・斉藤未来が11試合・46イニングを投げ、5勝1敗・防御率1.52と安定した数字を残している。また、木村美咲も規定投球回数に達し、7試合・28回2/3を投げ、2勝2敗・防御率3.42の成績。「ベテラン」でチームの「精神的支柱」でもあった大串都未希が抜けたのは大きいが、JDリーグ・大垣 ミナモでプレーしていた三堀茉莉愛が移籍加入。JDリーグでは思うような活躍が見せられなかったところもあるが「新天地」で「投打二刀流」がその本領を発揮してくれれば……2022年以来の「王座奪還」がグッと現実味を帯びてくる。
 打線では、打率3割7分8厘・本塁打1・打点10の活躍で昨シーズン「ベストナイン」に輝いた矢﨑月菜、2024年の「優秀選手」の原野柚希も打率3割6分4厘・本塁打2・打点6、2022年「日本リーグ優勝」を飾ったシーズンに「MVP」を獲得し、昨シーズンは打率3割4分2厘・本塁打4・打点13と膝のケガから「完全復活」を印象づける活躍を見せた「主砲」新海雪奈ら打線にタレントは揃っている。
 チーム打率3割4厘、総本塁打10の打線は強力で破壊力があり、打ち出したら止まらない「ノリの良さ」と「勢い」が大和電機 Blue Lakersの「持ち味」で、反面やや淡白なところもあり、まったく「らしさ」が感じられないまま、本来の力を出し切れず、試合終了といった試合に出くわすこともある。そんな「両面」「違う顔」を併せ持っているのが大和電機 Blue Lakersの「魅力」でもあるのだが……今シーズンは大和電機 Blue Lakers「らしさ全開」の戦いを見せてもらいたいところだ。

 「第1節」では、「開幕戦」でいきなり昨シーズン「準優勝」のVONDS市原 Emerald Greenと対戦する。VONDS市原 Emerald Greenの「エース」渡邉双葉を、大和電機 Blue Lakers「自慢」の「強力打線」がどう攻略するかが、この試合の「焦点」となりそうだ。ここでも「移籍加入」の三堀茉莉愛が投打に活躍するようなことになると……一気に波に乗りそうな予感もある。
 続く第2戦は昨シーズン「9位」のペヤングと対戦。こちらは「エース」平山綾乃がVONDS市原 Emerald Greenに移籍。投手陣に若干の不安を抱えているだけに、大和電機 Blue Lakers打線が火を噴き、序盤から得点を重ねるような試合展開に持ち込みたいところだ。
 2022年以来となる「王座奪還」を果たすために……まずはこのシーズン「開幕」となる「第1節」をどう乗り切り、どんなスタートを切ることができるかが、今シーズンを占う意味でも重要なポイントとなることは間違いない。

「第1節」サファイアセクション 大和電機 Blue Lakers試合予定
4月18日(土)
対 VONDS市原 Emerald Green(前年度準優勝)※10:00試合開始予定
4月19日(日)
対 ペヤング(前年度9位)※15:00試合開始予定

 

2022年以来の「王座奪還」なるか!? 大和電機 Blue Lakers


「左のエース」斉藤未来の「安定感」に今シーズンも期待!


打線は強力! 「自慢」の「強力打線」が火を噴けば「王座奪還」が現実のものに……



 前年度6位:小泉病院 Blue Arrows
 
2026レギュラーシーズンチーム成績
チーム防御率:2.62(3位)
奪三振:20(6位)
総失点:39(3位)
チーム打率:2割9分8厘(2位)
総得点:62(3位)
総本塁打:3(4位)
総失策:12(6位)
守備率:0.971(6位)
※( )内数字は昨シーズン「サファイアセクション」6チームでの順位を示す

 小泉病院 Blue Arrowsはレギュラーシーズン8勝5敗。サファイアセクション「3位」で「順位決定戦」Bブロックを戦い、ブロック内のリーグ戦は2勝1敗。2位でBブロック最上位となる「5位決定戦」に駒を進めたが、花王コスメ小田原 フェニックスに4-5の1点差で敗れ、6位でシーズンを終えた。

 投手陣では左腕・玉田彩音が「規定投球回数」をクリア。9試合・26回2/3を投げ、1勝1敗・防御率1.58。「規定投球回数」(26回以上)にわずかに足りなかったものの、9試合・25回2/3を投げ、3勝3敗・防御率3.27の杉本詩菜が抜けただけに、同じく「規定投球回数」には届かなかったものの、7試合・22回2/3を投げ、3勝(0敗)・防御率3.09の成績を残した中嶋雪乃のさらなる活躍に期待がかかる。
 打線は打率5割8分3厘・打点4のハイアベレージで「サファイアセクション」の打撃ランキングトップの成績を残し、「ベストナイン」に輝いた立川夏波が抜けてしまったが、打率3割7分・打点3の橋本奈津紀、「ルーキーイヤー」に打率3割6分1厘・本塁打2・打点11の好成績を残した泉田美音、打率3割4分3厘・本塁打1・打点13の守時瑞希の「ベストナイン3人衆」が打線を引っ張る。チーム打率も3割には届かなったものの(2割9分8厘)、打線・攻撃力に定評があるだけに、投手陣がどこまで踏ん張れるかがチーム浮沈のカギを握りそうだ。

 「第1節」では、初戦で昨シーズン「8位」の平林金属 Peachblossomsと対戦する。昨シーズンも同じセクションで対戦しており、対戦成績は1勝1敗。「順位決定節」Bブロックの対戦では9-0と圧勝。「上位進出」を狙うなら落とすことのできない試合となる。昨シーズン好調だった打線が、今シーズンも猛威を振るえば「上位進出」も見えてくる。
 第2戦は昨シーズン「準優勝」のVONDS市原 Emerald Greenとの対戦が組まれた。2年連続で「準優勝」、昨シーズンは全日本実業団選手権大会も制し、実績十分の「実力派」チームを相手に、どんな試合を見せてくれるか!? この一戦が今シーズンを戦う上での「試金石」となりそうだ。
 2023年のシーズンは「優勝決定戦」に進んだものの、2024年のシーズンは10位まで順位を落としてしまった。昨シーズン6位と盛り返した感はあるものの、浮き沈みが激しく上位定着には至っていない。その意味でも今シーズンしっかりと、そのための「土台」を作り、常に「上位争い」「優勝争い」のできるチームになってほしいものである。昨シーズンの6位からどれだけ順位を上げられるか……小泉病院 Blue Arrowsの「真価」と「進化」が問われるシーズンとなる。

「第1節」サファイアセクション 小泉病院 Blue Arrows 試合予定
4月18日(土)
対 平林金属 Peachblossoms(前年度8位)※12:30試合開始予定
4月19日(日)
対 VONDS市原 Emerald Green(前年度準優勝)※10:00試合開始予定

 

昨シーズン「6位」の小泉病院 Blue Arrows。上位争いに食い込めるか!?


投手陣の踏ん張りがチーム浮沈のカギを握る


「ベストナイン3人衆」を中心に据える打線は強力



 前年度8位:平林金属 Peachblossoms
 
2025レギュラーシーズンチーム成績
チーム防御率:4.88(4位)
奪三振:22(5位)
総失点:73(4位)
チーム打率:2割8分8厘(3位)
総得点:64(2位)
総本塁打:11(1位)
総失策:11(5位)
守備率:0.973(5位)
※( )内数字は昨シーズン「サファイアセクション」6チームでの順位を示す

 平林金属 Peachblossomsはレギュラーシーズン5勝8敗。サファイアセクション4位で「順位決定節」Bブロックで戦いを挑んだが、他の3チームはレギュラーシーズン「勝ち越し」ているチームばかり。「勝率5割」を切っていたのは平林金属 Peachblossomsだけとあって苦しい戦いを強いられた。結果は……勝ち星なしの4連敗。Bブロック「最下位」の8位に沈んだ。

 投手陣では、伊藝優良が9試合・33イニングを投げ、3勝2敗・防御率3.18で規定投球回数をクリア。「投打二刀流」の行武唯華が規定投球回数には届かなかったが、9試合・24イニングを投げ、2勝3敗・防御率3.50。決して悪い数字ではないのだが、突出した数字、他チームを圧倒できるほどの成績ではなく、上位戦線に割って入るだけの「決め手」に欠ける感がある。
 打線では岡田望が打率4割8分3厘・本塁打3・打点13の活躍で「ベストナイン」を獲得。「投打二刀流」の行武唯華が打率3割5分1厘・本塁打2・打点8、大山秋歩も打率3割4分・打点8の活躍を見せてくれた。このあたりが「攻撃の起点」となり、得点を狙い、攻撃を仕掛けていくことになる。

 「第1節」では、初戦で昨シーズン「6位」の小泉病院 Blue Arrowsとの対戦が組まれ、第2戦で今シーズンから活動の拠点を島根県雲南市へと移したCitrine SHIMANEと対戦する。
 いずれも同じ「中国地区」にチームの拠点を置くチーム同士であり、国民スポーツ大会等でも同じブロックで本大会出場をめざして戦う「ライバル」であり、絶対に「負けたくない相手」である。
 3チームとも投手陣に若干の不安があり、激しい点の取り合い、ノーガードの打ち合いとなる可能性が高い。この「潰し合い」「サバイバルゲーム」を生き残れなければ「上位進出」など、「夢のまた夢」となってしまう。
 平林金属 Peachblossomsといえば、リーグ「屈指」の熱い応援団が有名。その熱い声援、本気の応援に応えるためにも「結果」がほしい。熱い応援に応え、喜びを分かち合うために……平林金属 Peachblossomsの戦いに注目が集まる。

「第1節」サファイアセクション 平林金属 Peachblossoms 試合予定
4月18日(土)
対 小泉病院 Blue Arrows(前年度6位)※12:30試合開始予定
4月19日(日)
対 Citrine SHIMANE(前年度11位)※12:30試合開始予定

 

昨シーズン「8位」の平林金属 Peachblossoms。上位争いに割り込んでいけるか!?


投手陣に「軸」になる投手が出てきてくれれば……


打線が投手陣を援護し、打ち勝つ試合展開に持ち込みたいところ



 前年度9位:ペヤング
 
2025レギュラーシーズンチーム成績
チーム防御率:4.91(5位)
奪三振:24(4位)
総失点:75(5位)
チーム打率:1割9分5厘(6位)
総得点:14(6位)
総本塁打:0(6位)
総失策:10(4位)
守備率:0.974(3位)
※( )内数字は昨シーズン「サファイアセクション」6チームでの順位を示す

 ペヤングはレギュラーシーズン1勝12敗。「第1節」で早くも1勝を挙げ、「今年は違うぞ!」と思わせてくれたのも束の間、その後は1勝も挙げられず、レギュラーシーズンを終えてしまった。
 しかし、「順位決定節」Cブロックでは、初戦で厚木SCを5-3で撃破し第2戦は落としたものの、最終戦のルネス紅葉スポーツ柔整専門学校にも9-8のサヨナラ勝ち。3チームが2勝1敗で並ぶ混戦となり、得失点差の争いの末、リーグ戦1位でCブロック「最上位」となる「9位決定戦」に進出。ここでも齋藤南美の快投もあり、ルネス紅葉スポーツ柔整専門学校に2-0の完封勝利。Cブロック「最上位」となる「9位」となった。

 投手陣から「エース」としてチームを支えてきた平山綾乃(13試合すべてに登板し52回1/3を投げ、1勝8敗・防御率5.48)がVONDS市原 Emerald Greenに移籍。昨シーズン「順位決定節」で2勝を挙げ、チームを「9位」に押し上げた齋藤南美(8試合・25回2/3を投げ、0勝2敗・防御率2.78。あと一死とっていれば規定投球回数に到達していた)が「新たなエース」となれるか……期待と注目が集まる。また、これまで登板機会に恵まれなかった小谷輝(1試合・1回1/3に登板。勝ち負けつかず、防御率0.00)、新たにチームに加わった「ルーキー」大橋歩実にも期待したいところだ。
 打線では「キャプテン」釣春香が打率3割2分5厘・打点1の活躍で「ベストナイン」を受賞。ただ……「3割打者」は釣春香一人だけでチーム打率も1割9分5厘・総得点14・総本塁打0はいずれも12チーム中「ワースト」の数字。レギュラーシーズン全13試合を戦い、チームの総得点が「14」。1試合平均「1点」をわずかに超える得点で、チーム防御率が5点近い(4.91)とあっては「勝機」を見出すことは難しい。投手力の整備と打線のテコ入れ、その両方を並行して進めていかなければならない状況にある。

 「第1節」では、初戦で昨シーズン11位のCitrine SHIMANEと対戦する。昨シーズン、順位で上回りはしたものの、「交流節」での対戦では0-3の完封負け。「順位決定節」での対戦でも1-4と敗れており、相性のよくない相手だ。
 第2戦の相手は昨シーズン4位の大和電機 Blue Lakers。こちらは「強力打線」を売り物にするチームで「新エース」齋藤南美がどこまで踏ん張れるかがカギになる。ペヤングとしてはロースコアの競り合いに持ち込みたいところ。打線の奮起もカギになる。
 「エース」の抜けた穴をどう埋めるか!? 課題とされる打線の強化、得点力の向上を実現することができるのか……ペヤングの戦いが始まる!!!

「第1節」サファイアセクション ペヤング 試合予定
4月18日(土)
対 Citrine SHIMANE(前年度11位)※15:00試合開始予定
4月19日(土)
対 大和電機 Blue Lakers(前年度4位)※15:00試合開始予定

 

現行の試合方式となって「最上位」となる「9位」となったペヤング


「新エース」齋藤南美の活躍に期待!


「キャプテン」釣春香だけに頼るのではなく、「打線」としてのつながりがほしい



 前年度11位:Citrine SHIMANE
 
2025レギュラーシーズンチーム成績
チーム防御率:5.40(6位)
奪三振:36(5位)
総失点:90(6位)
チーム打率:2割2分3厘(6位)
総得点:47(4位)
総本塁打:4(5位)
総失策:14(5位)
守備率:0.966(5位)
※( )内数字は昨シーズン「プラチナセクション」6チームでの順位を示す

 今シーズンからチームの活動拠点を島根県雲南市へ移し、新たなスタートを迎える「Citrine SHIMANE」。昨シーズンを振り返ると、前半戦の最終戦でようやく今シーズン「初勝利」を挙げ、結局、レギュラーシーズン3勝10敗。プラチナセクション5位で「順位決定節」Cブロックへ回ることになった。
 「順位決定節」Cブロックでは初戦で厚木SCに9-6で勝利したものの、続くルネス紅葉スポーツ柔整専門学校戦は2-10で大敗。最終戦のペヤング戦にに4-1で勝利し、2勝1敗で3チームが並んだが得失点差の争い末、リーグ戦3位となり、「11位決定戦」へ。最後は厚木SCに8-2と圧勝し、最下位こそ免れたものの、過去最低の「11位」でシーズンを終えることになってしまった。

 投手陣では山下紗季が規定投球回数に到達。13試合すべてに登板し、57イニングを投げ、3勝4敗・防御率4.05。昨シーズン限りで現役を退いた川原麻里が11試合・33イニングを投げ、0勝6敗・防御率7.42。この二人でチームを支えてきたが、チーム防御率5.40・総失点90と厳しい数字が並んだ。今シーズン、ルネス紅葉スポーツ柔整専門学校から小林美紅が加入。投打に光るものがあり、新天地での活躍に期待したいところ。なかなか勝ち星に恵まれないチームにいたこともあり、11試合・46イニングを投げ、1勝6敗と勝ち星には恵まれなかったが防御率は3.96。山下紗季を上回る数字を残しており、現時点では「机上の計算」に過ぎないが、小林美紅の加入はチーム防御率の向上が望める「朗報」となりそうだ。少なくとも得点期待値(1試合平均得点3.62)の倍以上も失点してしまう……という昨シーズンの状況から脱することができる「大きな戦力補強」となる可能性が高い。
 ただ……線から打率3割2分6厘・本塁打1・打点4の活躍を見せていた宮本星南が抜けてしまっただけに、同じく3割2分6厘のアベレージを残し、9打点を挙げ、チームの「得点源」となってくれた森光眞子、昨シーズン「ベストナイン」に輝き、今シーズンから「キャプテン」に就任した林佑奈の活躍にも期待したいところだ。

 「第1節」では、初戦で昨シーズン9位のペヤングと対戦し、翌日の第2戦で昨シーズン8位の平林金属 Peachblossomsと対戦する。Citrine SHIMANEとして「新たなスタート」を飾るためにも「連勝」といきたいところだ。「新生」Citrine SHIMANEの戦いに注目しよう!

「第1節」サファイアセクション Citrine SHIMANE 試合予定
4月18日(土)
対 ペヤング(前年度9位)※15:00試合開始予定
4月19日(日)
対 平林金属 Peachblossoms(前年度8位)※12:30試合開始予定

 

新天地「島根」で新たな歴史を刻むことになるCitrine SHIMANE


投手陣が踏ん張れば……「勝機」が見えてくる


新に「キャプテン」に就任した林佑奈がチームを引っ張る




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