去る５月17日（金）～19日（日）、「第57回日本女子ソフトボールリーグ」サファイアセクション第２節が長崎県時津町・とぎつ海と緑の運動公園を会場に開催された。
　このサファイアセクションでは、「第１節」で連勝スタートを切った大和電機工業が第２節を２勝１敗で乗り切り、通算成績４勝１敗で「単独首位」に立った。
　２位には「第１節」１勝１敗のスタートで今節２勝１敗の小泉病院 Blue Arrows、MORI ALL WAVE KANOYA、Ｃｉｔｒｉｎｅ Ichinomiyaの３チームが３勝２敗で並び、今節１勝２敗の花王コスメ小田原 フェニックスが２勝３敗の５位、開幕から未だ勝ち星なく５連敗のルネス紅葉スポーツ柔整専門学校が最下位となっている。

　これでサファイアセクションは前半戦を終了。７月５日（金）～７日（日）、富山県富山市・岩瀬スポーツ公園ソフトボール広場で開催される「交流節」の対戦相手も決まった。
　ここではサファイアセクション各チームの「第２節」までの戦いを振り返り、「交流節」の行方を展望してみたい。


ソフトボールの未来を担う子どもたちとのふれあいを大切に！　ここでの楽しい思い出が「将来」につながっていくことを信じて……


試合をするだけでなく、試合会場の撤収・片付けを最後まで手伝う選手・チームの姿が……その「姿勢」は必ずやみんなの心に届いている

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 １位：大和電機工業（４勝１敗）
 
「第57回日本女子ソフトボールリーグ」サファイアセクション 第２節終了時点 チーム成績

大和電機工業は「第１節」で連勝スタートを切り、「第２節」の初戦、Ｃｉｔｒｉｎｅ Ichinomiyaとの対戦は、四球で出塁した走者が盗塁等、足を絡めた攻撃で揺さぶり、相手守備の乱れを誘って先制。結局、この1点が決勝点となり、終わってみれば「ノーヒット」で勝利を収めるという非常に珍しい試合で１－０の完封勝ち。開幕からの連勝を「３」に伸ばした。 　続く第２戦のルネス紅葉スポーツ柔整専門学校戦は打線が爆発！　トップバッターの原野柚希が２本の三塁打を放つ等、15安打・13得点の猛攻。13－５で大勝し、開幕から無傷の４連勝を飾った。 　今節最終戦はMORI ALL WAVE KANOYAと対戦。２位以下が星の潰し合いを演じていたこともあり、この試合に勝てば「首位独走」といったところだったが、４回表に「エース」大串都未希が２点を失い、終盤６回裏に小川瑠菜、矢﨑月菜の長短打で１点を返し、１点差まで追い上げたものの、あと一歩届かず……。開幕からの連勝は「４」でストップし、通算成績４勝１敗で前半戦を「首位」で折り返した。 　投手陣は「継投策」を基本としており、「第２節」終了時点では、規定投球回数（14回以上）に達した投手がいない状態。「第２節」までに実に６人の投手を起用しており、「エース」大串都未希が４試合に登板。投球回数13回1/3を投げ、２勝１敗・防御率1.05・奪三振13、左腕・斉藤未来も４試合に登板し、12回1/3を投げ、１勝０敗・防御率0.57・奪三振６と、この二人が投手陣の「中心」であり、「軸」となることは間違いなく、安定したピッチングで「首位躍進」のチームを支えている。 　打線では上原彩瑛が打率５割と好調！　リーディングヒッター争いを演じており、原野柚希が３割７分５厘、矢﨑月菜も３割５分７厘のハイアベレージを残しているが、チーム打率２割７分３厘・チーム総本塁打０と「強打」「強力打線」のイメージが強い大和電機工業にしては物足りない数字だ。 　サファイアセクション「首位」の大和電機工業は、「交流節」ではプラチナセクションの２位・４位・６位のチームと対戦する。 　大会初日（７月５日／金）の初戦はプラチナセクション６位のペヤングと対戦し、大会２日目（７月６日／土）はダブルヘッダーとなり、プラチナセクション４位の厚木ＳＣ、プラチナセクション２位の平林金属 Peachblossomsと対戦する。 　ペヤングは開幕からまだ勝ち星がなく、「今シーズン初勝利」がほしいところ。昨シーズンの「交流節」でもサファイアセクション「首位」に立っていた靜甲を破る大金星で「今シーズン初勝利」を挙げているだけに決して侮れない相手だ。 　第２戦の厚木ＳＣも「エース」古屋英恵が３勝１敗・防御率1.26・奪三振29と安定したピッチングを見せているだけに、大和電機工業「本来」の「強打」「強力打線」が「本領発揮」する姿が見たいところだ。 　最終戦は４勝１敗でプラチナセクションの「同率首位」に並びながら「直接対決」の勝敗で「２位」に甘んじた平林金属 Peachblossomsが相手。プラチナセクション「トップ」のチーム打率（２割９分２厘）を誇るチームだけに壮絶な打ち合い、打撃戦になる可能性も……。これまで対戦のなかったプラチナセクションのチームを相手に、どんな戦いを見せてくれるか、注目が集まる。 「交流節」大和電機工業 試合予定 ７月５日（金） 対 ペヤング（プラチナセクション６位／12:30試合開始予定） ７月６日（土） 対 厚木ＳＣ（プラチナセクション４位／10:00試合開始予定） 対 平林金属 Peachblossoms（プラチナセクション２位／12:30試合開始予定）

通算成績４勝１敗で「サファイアセクション」単独首位に立つ大和電機工業

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 ２位：MORI ALL WAVE KANOYA（３勝２敗）
 
「第57回日本女子ソフトボールリーグ」サファイアセクション 第２節終了時点 チーム成績

「第１節」１勝１敗のスタートとなったMORI ALL WAVE KANOYAは、「第２節」の初戦、ルネス紅葉スポーツ柔整専門学校と対戦。10安打・９得点に猛攻で初戦を勝利で飾ると、続く第２戦・花王コスメ小田原 フェニックスと対戦。息詰まる投手戦となったが、３回表に失った１点が命取りとなり、竹原由菜、中野花菜の継投策で相手打線をわずか３安打に抑えながら０－１の完封負け。手痛い２敗目を喫した。最終戦は、この時点で唯一「全勝」を守り、首位を走る大和電機工業との対戦となり、０－０で迎えた４回表、二者連続の「スクイズ」で２点を先制し、先発・竹原由菜が６回裏に１点を失い、１点差まで追い上げられたものの、最終回は「エース」中野花菜が三者凡退で締め、２－１で逃げ切り。「全勝」の大和電機工業の「首位独走」に「待った！」をかけ、通算成績３勝２敗。３チームが「同率２位」に並んだものの、「得失点差」でかわし、サファイアセクション「２位」で「交流節」を迎えることになった。 　相変わらず投手陣には安定感があり、左腕・竹原由菜が４試合・19イニングを投げ、２勝１敗・防御率1.84・奪三振19、中野花菜も４試合・７イニングを投げ、まだ勝ち星なし（０勝１敗）ではあるものの、防御率2.00・奪三振５の数字を残している。一時の「絶対的」な存在として試合を支配する……といった感は薄れつつあるが、それでも安定感のあるピッチングでチームを支えている。 　問題はやはり打線か!?　昨シーズン、打率５割６分３厘・本塁打６・打点16と打ちまくった「切り込み隊長」上村麗が抜けた「穴」は大きく、「４番」木村麻利亜もいなくなり、昨シーズンほどの打線の迫力・破壊力は感じられない。チーム打率２割７分１厘はサファイアセクション「５位」、チーム本塁打もいまだ「０」（ゼロ）とここまでの「数字」が如実にそれを物語っている。 　それでも……濱本叶美が打率５割と当たっており、領家妃奈も打率３割８分５厘と好調。「ルーキー」藤田直が打率３割超え（３割１分３厘）と「新しい力」も芽吹きつつある。昨シーズンまでの「強さ」は感じられないが、チーム全体の「総合力」でそれをカバーしていく……二者連続の「スクイズ」に象徴されるように、それが今シーズンのMORI ALL WAVE KANOYAの戦い方なのかもしれない。 　「交流節」では、プラチナセクション１位・３位・５位のチームと対戦することになる。初戦でいきなりプラチナセクション「１位」のＶＯＮＤＳ市原との対戦が組まれ、翌日がダブルヘッダー。プラチナセクション「５位」と苦しむ「昨シーズンの覇者」靜甲、プラチナセクション「３位」につけるＹＫＫと対戦する。 　初戦、プラチナセクションで首位を走るＶＯＮＤＳ市原を叩くことができれば……一気に波に乗れそうな予感も!?　初戦のＶＯＮＤＳ市原戦がMORI ALL WAVE KANOYAの「今後」を占う「大事な一戦」となりそうだ。 「交流節」MORI ALL WAVE KANOYA試合予定 ７月５日（金） 対 ＶＯＮＤＳ市原（プラチナセクション１位／10:00試合開始予定） ７月６日（土） 対 靜甲（プラチナセクション５位／12:30試合開始予定） 対 ＹＫＫ（プラチナセクション３位／15:00試合開始予定）

３勝２敗の「同率」ながら得失点差の争いの末、２位につけるMORI ALL WAVE KANOYA

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 ３位：Ｃｉｔｒｉｎｅ Ichinomiya（３勝２敗）
 
「第57回日本女子ソフトボールリーグ」サファイアセクション 第２節終了時点 チーム成績

Ｃｉｔｒｉｎｅ Ichinomiyaは「第１節」１勝１敗のスタート。「第２節」は初戦、開幕連勝スタートと好調な滑り出しを見せた大和電機工業と対戦。先発・阿蘓七瑚、２番手・川原麻里とつなぐ投手リレーで「強打」「強力打線」が売り物の大和電機工業打線を「ノーヒット」に抑えながら、自らの守備の乱れで与えてしまった１点に泣き、０－１の完封負け。相手打線を「ノーヒット」に抑えながら負けてしまう……という非常に珍しい試合で初戦を落としてしまった。続く小泉病院 Blue Arrows戦は０－０で迎えた５回表、青野可奈の左中間への本塁打で待望の先取点を挙げると、五十嵐綺羅良、宮本星南、仁科芽惟の３連続長短打等で２点を追加。この回３点を挙げ、続く６回表にも１点を追加。この試合も先発・阿蘓七瑚、２番手・川原麻里とつなぐ投手リレーで小泉病院 Blue Arrows打線を抑え込み、最終回、川原麻里が２点を失い、なお二死二・三塁という危ない場面はあったものの、何とか最後の打者を打ち取り、４－２でゲームセット。最終戦の花王コスメ小田原 フェニックス戦は初回から打線が爆発！　５本の長短打を集中し、一挙６点を先制。鮮やかな先制攻撃を見せ、初回で勝負を決めてしまい、６－２で快勝。第２節を２勝１敗で乗り切り、通算成績３勝２敗。３チーム「同率２位」に並んだが、「得失点差」 の争いで３位に甘んじる結果となった。 　投手陣では阿蘓七瑚がここまで５試合すべてに登板し、サファイアセクション「最多」の20イニングを投げ、１勝２敗・防御率2.10・奪三振13としっかりと「先発」の役割を果たし、試合を作っている。川原麻里（５試合すべてに登板し、11イニングを投げ、１勝０敗・防御率4.45・奪三振５）につなぐケースが多いが、先発・阿蘓七瑚に比べると、失点するケースが多く、信頼できる「クローザー」とは言い難い状態……。ここまで投球回数は少ないが（２試合・４イニングに登板）、１勝０敗・防御率1.75・奪三振４の小林夏希をどのような形で起用していくかもポイントになりそうだ。 　打線では林佑奈が打率４割と好調。奥村涼も打率３割５分７厘と当たっており、本塁打１・打点７とチームの「ポイントゲッター」となっている。宮本星南、仁科芽惟も打率３割を超える等、サファイアセクション「最多」の26得点を叩き出している。 　「交流節」では、プラチナセクション２位・４位・６位のチームと対戦する。初戦の相手はプラチナセクション「２位」の平林金属 Peachblossoms。プラチナセクショントップのチーム打率（２割９分２厘）、最多得点（25得点）と打線が好調なチームだけに投手陣の踏ん張りがカギであり、それに負けない打線の奮起も必要となる。 　２日目はダブルヘッダーとなり、プラチナセクション「４位」の厚木ＳＣ、同「６位」のペヤングとの対戦が組まれた。厚木ＳＣは「エース」古屋英恵が好調（５試合すべてに登板。33回1/3を投げ、３勝１敗・防御率1.26・奪三振29）なだけに、不用意な失点は避けたいところ。先発・阿蘓七瑚が負けじとしっかりと試合を作り、好調な打線がそれを援護する試合展開に持ち込めれば……勝機も見えてくる。最終戦のペヤング戦は、まず先取点を奪い、試合の主導権を握りたいところ。この「交流節」３連勝ということになれば……上位進出が現実味を帯びてくる。 「交流節」Ｃｉｔｒｉｎｅ Ichinomiya 試合予定 ７月５日（金） 対 平林金属 Peachblossoms（プラチナセクション２位／12:30試合開始予定） ７月６日（土） 対 厚木ＳＣ（プラチナセクション４位／12:30試合開始予定） 対 ペヤング（プラチナセクション６位／15:00試合開始予定）

３勝２敗の「同率」で並び、得失点差の争いで３位となったＣｉｔｒｉｎｅ Ichinomiya

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 ４位：小泉病院 Blue Arrows（３勝２敗）
 
「第57回日本女子ソフトボールリーグ」サファイアセクション 第２節終了時点 チーム成績

小泉病院 Blue Arrowsは「第１節」を１勝１敗で終え、迎えた「第２節」初戦の花王コスメ小田原 フェニックス戦は初回にスクイズで先手を取り、３回表には４安打を集中し、２点を追加。３－０とリードを広げ、４回裏、「エース」原田悠が二死から３連続長短打を浴び、１点差まで詰め寄られたものの、そのまま３－２で逃げ切り、初戦に勝利。続くＣｉｔｒｉｎｅ Ichinomiya戦は、４回まで先発・和田楓花が無失点の好投を見せていたものの、５回表に本塁打を含む５本の長短打を浴び、３失点。６回表にも前のイニングから登板していた「エース」原田悠が１点を失い、４点差に傷口を広げ、最終回、二死満塁から代打・山下りらがレフト線へ適時二塁打を放ち、２点を返し、なお「一打同点」の場面を演出したが……最後の打者がライトフライに倒れ、試合終了。２－４でこの試合を落とし、最終戦のルネス紅葉スポーツ柔整専門学校は乱打戦を制し、12－７で勝利を収め、通算成績３勝２敗。３チームが「同率２位」に並ぶ状況となったが、「得失点差」の争いで4位に沈み、「交流節」を迎えることになった。 　投手陣では「エース」原田悠が４試合・17回2/3を投げ、１勝１敗・防御率2.38・奪三振９とまずまずのピッチングを見せているが、和田楓花、川村まつりがそれぞれ１勝を挙げているとはいえ、防御率５点台とあってチーム防御率も3.91と６チーム中５位と振るわず……。 　打線は打率５割と大活躍の「ルーキー」橋本奈津紀を筆頭に、福元果葉、内山千彩貴（いずれも打率３割３分３厘）、上田爽樺（打率３割８厘）、立川夏波（打率３割）と３割打者が揃い、チーム打率も「３割目前」の２割９分５厘と当たっている。「交流節」ではどんなバッティングを見せてくれるか……注目したいところだ。 　「交流節」では、プラチナセクション１位・３位・５位のチームとの対戦になる。初日のダブルヘッダーでプラチナセクション「１位」のＶＯＮＤＳ市原、同「３位」のＹＫＫと対戦する。高田香、渡邉双葉の「Ｗエース」を擁するＶＯＮＤＳ市原の強力投手陣をどう攻略するか!?　まだまだ「本来の当たり」は出ていないものの、打線の「破壊力」に定評のあるＹＫＫに「エース」原田悠を中心とする投手陣がどんなピッチングを見せてくれるか!?　このあたりが試合のポイントとなりそうだ。最終戦のプラチナセクション「５位」靜甲との対戦は、昨シーズンの「順位決定節」Ａブロック「優勝決定戦」での顔合わせの再現となる。本塁打「一発」に泣いた試合の「リベンジ」なるか!?　是が非でも昨年の「借り」を返したいところだ。 「交流節」小泉病院 Blue Arrows 試合予定 ７月５日（金） 対 ＶＯＮＤＳ市原（プラチナセクション１位／12:30試合開始予定） 対 ＹＫＫ（プラチナセクション３位／15:00試合開始予定） ７月６日（土） 対 靜甲（プラチナセクション５位／15:00試合開始予定）

３勝２敗の「同率」で３チームが並び、得失点の差で４位に甘んじた小泉病院 Blue Arrows

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 ５位：花王コスメ小田原 フェニックス（２勝３敗）
 
「第57回日本女子ソフトボールリーグ」サファイアセクション 第２節終了時点 チーム成績

花王コスメ小田原 フェニックスは「第１節」１勝１敗、「第２節」は初戦の小泉病院 Blue Arrows戦、序盤３点のリードを奪われ、４回裏、山岡未歩、西愛実、森雅の３連続長短打で１点差まで追い上げたが……あと一歩及ばず、２－３で惜敗。続くMORI ALL WAVE KANOYA戦は先発・栗原みなみが好投。今シーズン、「JD.LEAGUE」日本精工 ブレイブベアリーズから「移籍加入」した「新戦力」が、３回表に「足」を絡めた攻めで相手守備陣を揺さぶり、ミスを誘って得た１点を最後まで守り切り、完封。通算成績を２勝２敗とし、勝率５割に戻した。最終戦のＣｉｔｒｉｎｅ Ichinomiyaは先発・小森美咲が早々とつかまってしまい、代わった星野圭音が「火に油を注ぐ」結果となり、大量６失点。４回表に４本の長短打を集中し、２点を返したものの、初回の失点があまりにも大き過ぎ、２－６で完敗。今節１勝２敗で通算成績２勝３敗。５位に順位を落としてしまった。 　投手陣では、栗原ななみが５試合すべてに登板。18イニングを投げ、１勝０敗・防御率0.39・奪三振13と好投。「エース」の働きを見せている。 　打線では西愛実が打率４割６分２厘と大当たり。打率３割８分５厘の佐藤真香、「移籍加入」の松田采実、鈴木未空が３割台をキープする等、好調。投打の数字はそこまで悲観したものでもなく、勝ち星・負け星が逆転していても決しておかしくない試合内容が続いている。 　「交流節」はプラチナセクション２位・４位・６位のチームと対戦する。初日がダブルヘッダーとなり、プラチナセクション「４位」の厚木ＳＣ、同「２位」の平林金属 Peachblossomsと対戦する。厚木ＳＣは投手陣が安定しており、平林金属 Peachblossomsは打線好調！　「主砲」植村華（打率３割７分５厘・本塁打１・打点３）、を中心に、打率４割６分７厘・打点７と絶好調の「キャプテン」森香央理、打率３割８分９厘の岡田望が前後、脇をかためる打線は強力。投手陣がどこまで踏ん張れるかが勝利のカギを握ることになりそうだ。最終戦はプラチナセクション「６位」のペヤングが相手。今シーズン「第２節」終了時点では、まだ勝ち星がなく、最下位に沈んでいるが、それだけにそろそろ「お目覚め」の時期を迎えそうなタイミングの対戦でもある。気を引き締め、取りこぼしのないよう万全を期して試合に臨みたいところだ。 「交流節」花王コスメ小田原 フェニックス 試合予定 ７月５日（金） 対 厚木ＳＣ（プラチナセクション４位／10:00試合開始予定） 対 平林金属 Peachblossoms（プラチナセクション２位／15:00試合予定） ７月６日（土） 対 ペヤング（プラチナセクション６位／10:00試合開始予定）

２勝３敗で５位の花王コスメ小田原 フェニックス。「移籍加入」の栗原ななみが「サファイアセクション」防御率１位と奮闘！

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 ６位：ルネス紅葉スポーツ柔整専門学校（０勝５敗 ）
 
「第57回日本女子ソフトボールリーグ」サファイアセクション 第２節終了時点 チーム成績

ルネス紅葉スポーツ柔整専門学校は開幕連敗スタートとなり、「第２節」初戦のMORI ALL WAVE KANOYA戦は初回からいきなり２失点。その後もMORI ALL WAVE KANOYA打線を止められず、10安打を浴び、９失点。０－９で大敗を喫すると、続く「首位」大和電機工業戦は松永栞の本塁打を含む７安打、５点を奪ったが５－13で敗れ、連敗。最終戦の小泉病院 Blue Arrows戦も二桁10安打を放ち、７点を奪いはしたものの、投手陣が15安打・12失点と崩れ、７－12で敗れ、「第２節」も３連敗。開幕から勝ち星なしの「５連敗」と苦しい状況が続いている。 　投手陣では小林美紅が唯一規定投球回数に到達しているが、５試合すべてに登板し、16イニングを投げ、０勝２敗・防御率11.81・奪三振６。植田七菜が４試合・12回2/3を投げ、０勝３敗・防御率11.61と厳しい数字が並ぶ。打線は初戦のMORI ALL WAVE KANOYA戦こそ完封で敗れたが、大和電機工業戦が７安打・５得点、10安打・７得点と得点力は上がっている。「第２節」終了時点で堂々のサファイアセクション打撃ランキング１位の堤万己（打率６割１分５厘・本塁打１・打点７）を中心とした打線が頑張っているだけに、投手陣の奮起に期待したい。 　「交流節」では、プラチナセクション１位・３位・５位のチームと対戦する。初日のダブルヘッダーでプラチナセクション「３位」のＹＫＫ、同「5位」の靜甲と対戦し、翌日の最終戦はプラチナセクション１位のＶＯＮＤＳ市原との対戦が組まれている。対戦相手が変わる「交流節」でこれまでの嫌な流れを断ち切り、今シーズン「初勝利」をつかんでくれることを期待したい。 「交流節」ルネス紅葉スポーツ柔整専門学校 試合予定 ７月５日（金） 対 ＹＫＫ（プラチナセクション３位／10:00試合開始予定） 対 靜甲（プラチナセクション５位／15:00試合開始予定） ７月６日（土） 対 ＶＯＮＤＳ市原（プラチナセクション１位／10:00試合開始予定）

開幕からまだ勝ち星のないルネス紅葉スポーツ柔整専門学校。「交流節」で今シーズン初勝利を！