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[2017年10月31日] 開催迫る! 第50回日本女子ソフトボールリーグ1部決勝トーナメント

 「第50回日本女子ソフトボールリーグ1部決勝トーナメント」の開幕が、いよいよ今週土曜日(11月4日/土)に迫った(2017年のレギュラーシーズンを振り返ったダイジェスト映像「第50回日本女子ソフトボールリーグ決勝トーナメントへの道」はこちら)。

 11月4日(土)、11時からの第1試合では、21勝1敗でリーグ戦1位のビックカメラ高崎 BEE QUEEN(チーム紹介映像はこちら)と17勝5敗で2位のトヨタ自動車 レッドテリアーズ(チーム紹介映像はこちら)が激突!
 2年ぶりの「王座奪還」をめざし、レギュラーシーズンを21勝1敗の圧倒的な強さで駆け抜けたビックカメラ高崎 BEE QUEEN は「エース」上野由岐子が最多勝(13勝)、防御率1位(0.56)に輝く等、絶好調! 打線も首位打者(打率4割7分1厘)を獲得した山本優、リーグ最多安打(26安打)で打点王(26打点)に輝く等、「打撃開眼」した糟谷舞乃が中軸を固め、チーム打率3割4厘・総得点112はいずれもリーグNo.1。2年ぶりの「王座奪還」に死角はない。
 昨年まで8年連続リーグ戦1位で決勝トーナメント進出を果たしていたトヨタ自動車 レッドテリアーズは、レギュラーシーズンは17勝5敗の2位に甘んじた。「絶対的エース」モニカ・アボットが最多奪三振(127三振)、2度のノーヒット・ノーランを達成する等、「健在」ではあるが、常に「攻撃の起点」となっていたリードオフマン・ナターシャ・ワトリーの抜けた穴は大きく、攻撃力に若干の不安が残る。打撃ランキング2位、最多安打(26安打)の「美しき天才打者」長崎望未ら、打線がどこまで「エース」モニカ・アボットを援護できるかがカギになりそうだ。
 レギュラーシーズンの対戦では、ビックカメラ高崎 BEE QUEENが連勝(2-1、8-0)を飾っているが、9月の全日本総合女子選手権大会では、トヨタ自動車 レッドテリアーズが準々決勝でビックカメラ高崎 BEE QUEENを逆転で破り(2-1)、「連覇」を阻止。そのまま優勝の栄冠を勝ち取っているだけに、「宿命のライバル」の対戦は見逃せない熱戦となることは必至。「王座奪還」を狙うビックカメラ高崎 BEE QUEEN、「連覇」へ向け闘志を燃やす「王者」トヨタ自動車 レッドテリアーズ、両チームの意地と意地がぶつかり合う「譲れない一戦」となることだけは間違いなさそうだ。

 13時30分からの第2試合では、17勝5敗の同率ながら、直接対決での勝敗の差でリーグ戦3位に甘んじた太陽誘電 ソルフィーユ(チーム紹介映像はこちら)と、混戦の4位争いを制し、13勝9敗で決勝トーナメント「最後の椅子」に滑り込んだ豊田自動織機 シャイニングベガ(チーム紹介映像はこちら)が対戦。ここからは文字通り「負けたら終わり」のサバイバルゲーム。まさに「一発勝負」の戦いとなる。
 2年連続「最多勝」(13勝)を獲得し、打者としても打率2割8分8厘・本塁打5・打点15の「強打」で投打にチームを引っ張る「驚異の二刀流」藤田倭と、その藤田倭と「両輪」となってチームを支える左腕・尾崎望良(4勝1敗・防御率1.00、打率3割2分・本塁打1・打点5)の「投打のWエンジン」がフル回転。「日本代表」でも「売り出し中」の原田のどか、「日本代表常連」の河野美里、佐藤みなみらが揃うチームは「円熟期」にあるといえるだろう。
 逆に言えば、「今、勝たなければ、いったいいつ勝つのか」といった状況にあり、決勝トーナメント制導入前の1993年以来、遠ざかっている「日本リーグ制覇」に執念を燃やす。
 13勝9敗で4位の豊田自動織機 シャイニングベガは、一昨年まで22年連続で決勝トーナメント進出を果たしていた「名門」チーム。永吉慎一監督が復帰し、2年ぶりに決勝トーナメントの舞台へ帰ってきた。再びこの決勝トーナメントの舞台で「輝き」を取り戻せるか……期待が高まる。 「投打の大黒柱」ケイラニ・リケッツの奮闘、「日本代表」でも「欠かせぬ存在」となっている成長株の洲鎌夏子(打率3割4厘・本塁打1・打点14)、打撃ランキングの上位に名を連ねる佐藤光紗(打率3割7分1厘・本塁打1・打点14)、「走りのスペシャリスト」で「盗塁王」(11盗塁)のタイトルを獲得した舛田妃美呼の快足にも注目。「下克上」を狙う両チームの戦いに熱い視線を注いでほしい!

 50周年の「節目」の年に、「王座」を勝ち獲るのはどのチームか??? 「尾張・名古屋」の「ナゴヤドーム」を舞台に「最終決戦」の幕が開く!!!

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