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2014.10.31 |
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第47回日本女子ソフトボールリーグ1部・2部入替戦の見どころ |
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最終戦に勝利し、1部残留に望みをつなげた
1部11位のペヤング
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鮮やかな逆転勝利で1部昇格への挑戦権を得た靜甲
2011年以来となる「1部復帰」なるか?!
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すでに1部昇格を決めているNECアクセステクニカ。
残る1枠は、ペヤング残留か? 靜甲の昇格か??
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11月13日(木)・14日(金)
静岡県伊豆市・天城ドーム |
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1部11位 |
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2部2位 |
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ペヤング |
靜甲 |
入替戦は3試合制のプレイオフで行われ、先に2勝したチームの1部残留もしくは1部昇格が決まる(1勝1敗となったときのみ、第3戦が行われる)。
ここ数年の結果を見ると、第3戦にまでもつれ込んだのは一昨年のシオノギ製薬とドリーム☆ワールドの対戦のみで、2部のチームが1部昇格を勝ち獲ったのは2010年の日立マクセルが伊予銀行に連勝したケースだけとなっている。
図式的には、やはり1部で揉まれてきたチームの方が優位を保っており、逆に2部では、圧倒的に勝ち上がったようなチームでないと、なかなか1部では通用しないということになる。
特に、入替戦に出てくるのが、2部の「優勝チーム」ではなく、「2位」のチームであり、「優勝チーム」が昇格しても、なかなか1部に定着できずにいる「現実」を見ると、1部・2部の差は決して小さくないといえよう。
1部11位のペヤングは、最終戦の逆転で「2部リーグへの自動降格」を回避し、「1部残留」の可能性を残した。
ただ、最終戦の戸田中央総合病院戦こそ、そこまで辛抱に辛抱を重ねて起用し続けてきた比嘉マユミ・ニウゼが完投勝利を飾ったが、投手陣の不安が解消されたわけではない。後半戦、台湾から呼び寄せたチョウ・アンジュもチームの「救世主」となりえていない状況で、「エース不在」は変わっていない。比嘉マユミ・ニウゼが最終戦のようなピッチングを再現できるかどうかがカギになりそうだが、どちらにしても「完全に相手を抑え込む」といったタイプのピッチャーではないだけに、靜甲にもつけいるスキがありそうだ。
打線は決して悪くはないだけに、やはり投手陣がどこまで踏ん張れるかが勝負のカギとなりそうだ。
一方、2部2位の靜甲は、プラチナセクションでNECアクセステクニカに次いで2位。順位決定節でサファイアセクション2位のCLUB北九州を破り、両セクション1位同士による「1部昇格決定戦」に敗れた大垣ミナモソフトボールクラブに逆転勝ちし、入替戦への出場権を得た。
今シーズンは、1部でのプレー経験があり、2007年のシーズンで「新人賞」にも輝いたベテラン・鈴木麻美が好調。ベテランらしく、落ち着いたピッチングで試合を作り、2部ではチーム打率3割4分6厘と打ちまくった打線が、ペヤング投手陣を打ち崩すことになれば、3年ぶりの「1部復帰」が見えてくるのだが……。
最後の最後で「2部リーグへの自動降格」を回避した「勢い」と「運」を持つペヤングか、3年ぶりの「1部復帰」へ燃える靜甲か、過去の例から見ても、「先手必勝」、初戦をどちらが取るかで、この入替戦全体の行方が左右されることになりそうだ。 |