現在、ソフトボールは「シーズンオフ」を迎えており、新たなシーズンの幕開けに向け、各チーム準備を進めているところではありますが、オフシーズンの間も全国のソフトボールファンとつながるイベント「チャレンジ10,000人とキャッチボール」は、2025年も継続してまいります。
この企画は昨シーズン(2024年)、日本リーグでプレーする「現役選手」たちが企画し、スタートしたもので、このイベントの目的は、キャッチボールを通じて「コミュニケーション」を深め、ソフトボールを応援してくださる地域や人々と「つながり」を持ち、12チームの選手たちが競い合いながら「一致団結」して目標達成に向けてチャレンジしていこう! というものです。
このイベントには、人生で「初めて」ソフトボールを手にした方、長年ソフトボールを楽しみプレーをしている方、誰でも参加OK! ちょっとでも「キャッチボールをしてみたい!」「ソフトボールをやってみたい!!」と興味を持ってくださった方、一緒にキャッチボールを楽しんじゃいましょう!!!
「チャレンジ10,000人とキャッチボール」は、毎週木曜日に動画を公開しています。48回目の今回も4本の動画を公開させていただきます。
まず1本目は、MORI ALL WAVE KANOYA(チーム紹介ページはこちら)が、「九州共立大学女子ソフトボール部」の皆さんとキャッチボールを行った動画です。
「九州共立大学女子ソフトボール部」は福岡を拠点に活動しているチームで、少ない限られた時間の中で、「全国大会出場」を目指して日々練習に励み、インカレ予選、皇后盃全日本総合女子選手権の予選に挑んでいます。「選手主体」のチームで元気で明るいソフトボール好きの集まったチームで、小・中・高・大学生・実業団・クラブチームとの交流試合・試合など枠を越えた交流も行っていて、その活動の一環として今回のイベントへの参加が実現したようです。
練習は朝練習のみ、というのが特色で、勉強やアルバイトと両立していくことも可能とのことで、こういうソフトボールとの関わり方、携わり方、楽しみ方もあるんだ……と教えてもらった気がしますし、ソフトボールというスポーツは本当にいろんな楽しみ方ができるんだということを改めて実感させられました。
2本目は大和電機工業(チーム紹介ページはこちら)が、野球・ソフトボール普及イベントに一緒に参加した「諏訪ベースボールクラブ」両角かんたくんとキャッチボールを行った動画です。
野球とソフトボールは同じ「ベースボール型」のスポーツです。ここで何度も紹介しているように、国際組織としては「WBSC」(世界野球ソフトボール連盟)として、ともに活動しており、その意味では競技は違っても似たもの同士、その意味では「兄弟」「姉妹」というような間柄といえるでしょうか。
ソフトボールは、女子のソフトボールだけが「オリンピック競技」として実施されていることもあり、「女子のスポーツ」というイメージが強いと思いますが、男子もU18(18歳以下)のカテゴリーで現在、ワールドカップ「連覇」継続中(2023年「第14回男子U18ワールドカップ」の結果はこちら)。
もちろん女子も2008年の北京オリンピック、「東京2020オリンピック」でオリンピック競技からの「除外」という憂き目に遭いながらも、13年越し2大会連続の金メダル獲得を果たし、昨年イタリアで開催された「第17回女子ワールドカップ」でも優勝を飾り、「世界一」の競技力を有しています(大会結果はこちら)。
ソフトボールは男女とも世界のトップレベルの競技力を誇り、その上、子どもたちからお年寄りまで生涯を通じて楽しむことのできるスポーツです。プロ野球選手で幼少期に「野球の導入段階」としてソフトボールを経験している選手も数多くいますし、高校野球で「甲子園」に出場した選手が、社会に出て「一般男子」というカテゴリーでプレーしたり、野球の塁間や球場の広さがちょっとキツくなったな……という野球経験者が「壮年」(40歳以上男子)、「実年」(50歳以上男子)やさらにその上の「シニア」(59歳以上男子)、ハイシニア(68歳以上男子)といったカテゴリーでプレーを続けている「実例」もあります。
「東京2020オリンピック」で金メダリストとなった原田のどか選手は、女子野球の「ワールドカップ」でも優勝した経歴を有しており、先ほど触れた昨年のソフトボールの方の「ワールドカップ」優勝メンバーである切石結女選手はプロ野球の千葉ロッテマリーンズのジュニアチームでプレーしていた……というエピソードもありますから、まさに「野球」と「ソフトボール」は「兄弟姉妹」のような間柄であり、切っても切れない「縁」があるのです。
野球・ソフトボールという競技の枠を超え、それぞれが「世界の頂点」をめざしていくと同時に、それぞれの競技・スポーツにいろんなアプローチの仕方、関わり方、携わり方がある……ということを忘れることなく、「野球」と「ソフトボール」が「両輪」となって前に進み、明るい未来・将来を築いていけるといいですよね。
かんたくんにも「野球」だけでなく、このイベントを契機に「ソフトボール」にも興味を持ってもらい、観戦・応援に来てもらいたいと思いますし、いつの日か、「野球」だけでなく、「ソフトボール」もプレーしてもらいたいと思います。幼き日のこうした「経験」「思い出」が、かんたくんの「未来」「将来」につながっていくことを期待しています!
3本目の動画は、厚木SC(チーム紹介ページはこちら)が選手が勤務する職場の皆さんとキャッチボールを行った動画です。
厚木SCは昨シーズン、日本リーグ成績を9位から4位に大きくジャンプアップさせてチームです。日本リーグ優勝を争う「順位決定節」Aブロック(プラチナセクション・サファイアセクション上位2チームが日本リーグ優勝をかけて争うブロック)進出を果たし、惜しくも最終順位は4位に終わりましたが、昨夏の「第45回全日本クラブ女子選手権大会」でも決勝進出を果たし、準優勝の好成績を残す等、「大躍進」を遂げたチームです(※「第45回全日本クラブ女子選手権大会」試合結果はこちら)。
その躍進を遂げたシーズンを最後に「現役引退」を決めた選手も多く、新たなシーズンへ向けて「新体制」で臨む準備を進めているところとは思いますが……さらに「上」をめざす戦いを見せてくれることを期待したいと思います。
そんな選手たちを温かく迎え、支え、応援してくださっているのが、職場の皆さんです。厚木SCは「クラブチーム」ですので、選手はそれぞれいろんな会社、職種で日々働きながら大好きなソフトボールを続けることができています。逆に言えば、会社・職場の皆さんの「理解」と「協力」がなければ、ソフトボールを続けることはできない……ということでもあります。だからこそ……ソフトボールプレーヤーである前に、「一人の社会人」として与えられた仕事を全うしなければいけませんし、その会社に役立ち、職場で愛される存在にならなければなりません。会社・職場で「必要とされる存在」となり、心から愛され、応援される存在となること、それがソフトボールを続けていくための「条件」でもあるのです。
JSLはただソフトボールをするだけでなく、ソフトボールと仕事を「両立」させ、グラウンド上だけでなく、会社・職場にも貢献できる人材の育成をめざしています。ソフトボールを通じて学んだことを自らの仕事に職場に活かし、逆に日々の仕事に従事し、働くことで学んだことをソフトボールに活かしていくことを「理想」とし、常に「愛され、応援される存在」「支えていただくに値する存在」となるべく努力していきたいと考えています。
4本目は靜甲(チーム紹介ページはこちら)が、靜甲グループのイベントの司会を務めてくださった「DJケチャップ」さんとキャッチボールを行った動画です。
普段はソフトボールに触れることのない、接することのない皆さんを「巻き込んでいく」ことも、このイベントの趣旨であり、狙いでもあります。「DJケチャップ」さんは野球・ソフトボールの経験者ということで、見事なキャッチボールを披露してくださいましたが、初心者の方でも大歓迎! JSLの選手たちが懇切丁寧に、優しくキャッチボールのやり方をレクチャーし、相手を務めてくれますので、ご心配なく!! そして……普段ふれあうことのない、交わることのない、そんな皆さんが「ソフトボール」と出会い、ふれることで「新たな可能性」が生まれてくるのです。「ソフトボール」のことなど語られるはずのない場所で話題になり、交差するはずのなかった人との出会いが新たな場所へ「ソフトボール」を運んでくれる……そんな期待と願いを込めて、このイベントを実施し、継続しています。
※動画は各チームの公式SNSでも公開しています。
MORI ALL WAVE KANOYA 公式Instagram https://www.instagram.com/morikanoya.2021/
大和電機工業 公式Instagram https://www.instagram.com/yamatosoft/?hl=ja
厚木SC 公式Instagram https://www.instagram.com/atsugi.sc/
靜甲 公式Instagram https://www.instagram.com/seikosoftball/

次回予告(2月20日公開) | |
![]() |
前回動画(2月6日公開) | |