「第59回日本女子ソフトボールリーグ」プラチナセクションは、前年度優勝の靜甲 ソルフェジオ、第3位・YKK、第5位・花王コスメ小田原 フェニックス、第7位・MORI ALL WAVE KANOYA、第10位・ルネス紅葉スポーツ柔整専門学校、第12位・厚木SCの6チームが振り分けられ、同セクション内で2回総当たりのリーグ戦を実施。「交流節」でのサファイアセクションとの3試合の対戦成績を含め、計13試合の結果でセクション内1位~6位の順位を決定。その上で「最終順位」を決定する「順位決定節」を行い、プラチナセクション・サファイアセクション両セクションの1位・2位のチームが「日本リーグ優勝」をかけて争う「順位決定節」Aブロックに進出。日本リーグ優勝チーム並びに2~4位を決定し、両セクション3位・4位による「順位決定節」Bブロックでは5~8位を、5位・6位による「順位決定節」Cブロックでは9~12位を決定することになる。
ここでは4月18日(土)・19日(日)、福井県敦賀市・きらめきスタジアムで開催された「第1節」プラチナセクションの戦いを振り返り、5月15日(金)~17日(日)の3日間、神奈川県小田原市・上府中公園小田原球場で開催される「第2節」での行方を占ってみたい。
ここでは4月18日(土)・19日(日)、福井県敦賀市・きらめきスタジアムで開催された「第1節」プラチナセクションの戦いを振り返り、5月15日(金)~17日(日)の3日間、神奈川県小田原市・上府中公園小田原球場で開催される「第2節」での行方を占ってみたい。
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2勝0敗「同率首位」:靜甲 ソルフェジオ
2026「第1節」終了時点チーム成績
チーム防御率:1.50(2位) 奪三振:4(6位) 総失点:6(2位) チーム打率:4割2分6厘(2位) 総得点:23(1位) 総本塁打:2(3位) 総失策:1(2位) 守備率:0.984(1位) ※( )内数字は「プラチナセクション」6チームでの順位を示す 今シーズン、チーム名を改め、シーズンの「開幕」となる「第1節」に臨み、「連勝」のスタートを切った「靜甲 ソルフェジオ」。圧倒的な強さを見せつけ、「連覇」へ向け、順調な滑り出しを見せた。 「開幕初戦」となったYKK戦では初回、「主砲」小黒美空の適時三塁打で2点を先制すると、3回裏にも3本の長短打を集中し、3点を追加。続く4回裏にも再び3本の長短打で2点を加え、最終回にも小黒美空のこの試合3本目の安打となる適時二塁打(※小黒美空はあと「本塁打」が出ていれば「サイクルヒット」達成の大活躍!)等でダメ押しの2点を加え、12安打・9得点の猛攻。試合後半、YKK打線の反撃を許したものの、前半の大量リードがモノをいい、9-5で圧勝。続く花王コスメ小田原 フェニックス戦は初回から1番・山本佳世のランニングホームランを含む7安打を集中し、一挙8得点。初回で勝負を決めてしまい、14-1で大勝。開幕「連勝」の好スタートを切った。 投手陣は「エース」小井沼美月が開幕初戦、4回まで無失点の好投でしっかりと先発の役割を果たし、試合を作ると、7-0と大差のついた5回表に3点を返されたものの(自責点は0)、望月ひよりにバトンを渡し、望月ひよりも最終回にツーランホームランを浴び、2点を失いはしたが、打線の援護もあり、9-5で大勝。 続く花王コスメ小田原 フェニックス戦は初回、いきなり大量8点を奪う猛攻を見せたこともあり、先発・望月ひよりが5回を投げ、7安打されながらも1失点でしのぎ、6回からは「ルーキー」菊地美聡を登板させる「余裕」の投手リレー。結局、14-1の大差で勝利を収めた。 打線は軒並み好調で、プラチナセクションの打撃ランキング1位~3位を独占! 2年目を迎え、「4番」に座り、「主砲」の貫録が漂い始めた小黒美空が打率7割5分のハイアベレージを残し、6打点を挙げる活躍を見せれば、4年目を迎える山本佳世が6割6分7厘・本塁打1・打点5で続き、「ルーキー」二橋美緒も打率6割6分7厘・打点2と絶好調。他チームの「脅威」となっている「スピードスター」伊藤茉奈も打率6割2分5厘と当たっており、早くも5盗塁を記録する等、相手守備陣はこれを止める手立てを見出せていない。 「第2節」では初戦でいきなりMORI ALL WAVE KANOYAとの「全勝対決」を迎えることになる。MORI ALL WAVE KANOYAは2年目を迎える猩々紫月に安定感が増し、「ここぞ!」という「勝負どころ」では「百戦錬磨のベテラン」竹原由菜を投入してくる。リードを許し、試合終盤で「切り札」竹原由菜が登場……という展開となることは避けたいところだ。「第1節」のように序盤からリードを奪い、試合の主導権を握り、「余裕」を持って勝ち切る……という展開に持ち込めれば理想的だ。 第2戦は「打撃好調」で「全員がフルスイング」の攻撃に迫力の増した感があるルネス紅葉スポーツ柔整専門学校と対戦。ルネス紅葉スポーツ柔整専門学校は「第1節」、初戦の厚木SC戦で壮烈な打撃戦を演じ、10-8と打ち勝ち、続くYKK戦も序盤6-0と大差をつけられ、一方的な試合展開になるかと思われたが、終盤4点を返し、2点差まで追い上げている。「第1節」の2試合で30安打。チーム打率は4割5分5厘に達している。投手陣に若干の不安は残るものの、この「強力打線」は「王者」靜甲 ソルフェジオといえど侮れない。気を抜けば、一気にその「ビッグウェーブ」に飲み込まれてしまう可能性もある。 最終戦は厚木SCと対戦。「第1節」では勝ち星に恵まれなかったとはいえ、ルネス紅葉スポーツ柔整専門学校戦は、一度は8-8の同点に追いつき、MORI ALL WAVE KANOYA戦も敗れはしたが、1-2の1点差の接戦を演じている。大幅な戦力の入れ替えがあった昨シーズン、「最下位」に低迷する苦しいシーズンを送ったが、そこでの「経験」が今シーズンにつながり、チーム力は格段に向上している。ここでも気を抜くことなく、しっかりと勝ち切り、「3連勝」を飾れば「連覇」へ向けた道筋がハッキリと見えてくる。 まずは「第2節」の初戦でぶつかるMORI ALL WAVE KANOYAとの「全勝対決」に注目しよう! プラチナセクション「前半の山場」であり、今後を占う意味でも「重要な一戦」となることは間違いない。 「第2節」プラチナセクション 靜甲 ソルフェジオ 試合予定 5月15日(金) 対 MORI ALL WAVE KANOYA ※15:00試合開始予定 5月16日(土) 対 ルネス紅葉スポーツ柔整専門学校 ※12:30試合開始予定 5月17日(日) 対 厚木SC ※10:00試合開始予定 |
![]() 「連覇」へ向け、「視界良好」。好スタートを切った靜甲 ソルフェジオ ![]() 打線の大量援護もあり、投手陣は「余裕」のピッチング ![]() 投打に順調! 「連覇」へ向け、「死角」は感じられない |
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2勝0敗「同率首位」:MORI ALL WAVE KANOYA
2026「第1節」終了時点チーム成績
チーム防御率:0.50(1位) 奪三振:10(1位) 総失点:1(1位) チーム打率:2割2分4厘(4位) 総得点:9(4位) 総本塁打:1(5位) 総失策:0(1位) 守備率:1.000(1位) ※( )内数字は「プラチナセクション」6チームでの順位を示す 「連覇」を狙った昨シーズン、7位に終わったMORI ALL WAVE KANOYAが、今シーズンは捲土重来、開幕「連勝」の順調なスタートを切った。 開幕初戦の花王コスメ小田原 フェニックス戦は、初回に山根楓加のタイムリーで先取点を奪うと、3回裏には鈴木真由子、山根楓加の長短打で1点を加え、4回表には1番・藤田直のツーランホームランを含む4本の長短打を集中し、3点を追加。続く5回表にも藤田直のタイムリー等で2点を加え、10安打・7得点と花王コスメ小田原 フェニックスを圧倒し、守っては、先発・猩々紫月、ベテラン・竹原由菜とつなぐ投手リレーでわずか1安打の完封。開幕初戦を勝利で飾った。 続く厚木SC戦は初回に藤野亜美のタイムリーで先制したものの、追加点が奪えず、4回表に先発・猩々紫月が同点のソロホ―ムランを被弾し、1-1の同点に。6回裏、一死二・三塁から藤野亜美の犠牲フライで勝ち越し。最後は「切り札」竹原由菜を投入し、2-1で逃げ切り、開幕連勝のスタートとなった。 投手陣は2年目を迎えた猩々紫月が着実な成長を遂げ、しっかりと試合を作っている。2試合・9イニングを投げ、失点はわずかに1。防御率0.78と安定したピッチングを見せている。「百戦錬磨」のサウスポー・竹原由菜は「勝負どころ」で登板し、2試合・5イニングを投げ、無失点。相手チームの反撃の望みを断ち切り、試合を締めくくる「クローザー」の役割を担っている。 打線では「1番」を打ち、トップバッターに起用されている藤田直が打率6割・本塁打1・打点3の活躍で打線を引っ張り、その後の「2番」で打線の「つなぎ役」を任されている鈴木真由子も打率5割の活躍。「3番」に起用され、打率4割2分9厘・打点3と好調な山根楓加が開幕初戦で見せてくれた活躍を続けてくれると心強いのだが。「第1節」では打線全体で見ると、チーム打率2割2分4厘とまだ「本来の姿」とはいえない状態だった。好調な投手陣に助けられた感もあるだけに、「第2節」では「打線の奮起」に期待し、「打ち勝つ」試合も見せてもらいたいところだ。 「第2節」では、初戦で「昨シーズンの覇者」靜甲 ソルフェジオといきなり激突する。ともに「第1節」は連勝スタート。靜甲 ソルフェジオの「連覇」を阻止し、「王座奪還」を果たすには「絶対に負けられない」戦いとなる。好調なMORI ALL WAVE KANOYAの投手陣が、猛威を振るう靜甲 ソルフェジオ打線をいかに封じるか!? これがこの試合の大きなポイントになりそうだ。 第2戦ではYKK、第3戦ではルネス紅葉スポーツ柔整専門学校と「強打」を売り物にするチームとの対戦が続く。ここでも「第1節」のように猩々紫月がしっかりと試合を作り、リードした状態で「切り札」竹原由菜につなぐことができれば「勝利」に近づく。この「第2節」を3連勝で乗り切ることができれば……「王座奪還」がグッと現実味を帯びてくる!!! 「第2節」プラチナセクション MORI ALL WAVE KANOYA 試合予定 5月15日(金) 対 靜甲 ソルフェジオ ※15:00試合開始予定 5月16日(土) 対 YKK ※15:00試合開始予定 5月17日(日) 対 ルネス紅葉スポーツ柔整専門学校 ※12:30試合開始予定 |
![]() 「王座奪還」へ向け、開幕連勝の好スタートを切ったMORI ALL WAVE KANOYA ![]() 「切り札」竹原由菜にリードしてつなぐ試合展開に持ち込むことができるか!? ![]() 「第2節」では「打線の奮起」に期待! |
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1勝1敗「同率3位」:YKK
2026「第1節」終了時点チーム成績
チーム防御率:5.92(3位) 奪三振:7(4位) 総失点:13(4位) チーム打率:3割1分5厘(3位) 総得点:11(3位) 総本塁打:3(1位) 総失策:2(4位) 守備率:0.967(4位) ※( )内数字は「プラチナセクション」6チームでの順位を示す YKKは昨シーズン、11勝2敗でサファイアセクション「1位」。現行の試合方式が採用されて初めて「日本リーグ優勝」を争う「順位決定節」Aブロック進出を決め、3位となった。 今シーズンは、さらにその「上」、「日本リーグ優勝」をめざしてシーズン開幕を迎えたが、「第1節」は1勝1敗のスタートとなった。 開幕初戦、「昨シーズンの覇者」靜甲 ソルフェジオといきなり激突。序盤から投手陣が失点を重ね、12安打を浴び、9失点。試合後半、持前の「強力打線」で反撃し、前田あみの本塁打等、二桁10安打で5点を返したものの、投手陣の大量失点をはね返すには至らず、5-9で大事な開幕初戦を落としてしまった。 続くルネス紅葉スポーツ柔整専門学校との対戦は、3回表、「キャプテン」東郷佑実、「主砲」大内麻里奈の二者連続本塁打等で一挙5点を奪い、続く4回表にも中谷美里、東郷佑実の連続二塁打で1点を追加。「強打」のYKKらしい攻めで4回までに6点を奪い、一方的な試合展開になるかと思われたが……試合後半、4点を失い、終わってみれば6-4の辛勝。ここでも投手陣に出来に一抹の不安が残る試合内容となってしまった。 「第1節」での戦いを見る限り、昨シーズン10試合・38イニングを投げ、5勝1敗・防御率1.29で「サファイアセクション」投手ランキングトップに立つ快投を見せた左腕・畑中萌が抜けた「穴」は大きく、その畑中萌と「二枚看板」を形成していた木澤愛梨(昨シーズン10試合・32回1/3を投げ、4勝1敗・防御率2.81の成績)が、開幕初戦の靜甲 ソルフェジオ戦の先発、「開幕投手」に起用されたが、3回0/3で7安打を浴び、6失点とその期待に応えることができなかった。「ルーキーイヤー」の昨シーズン5試合・15イニングに登板し、1勝0敗・防御率1.40の成績を残した室山凛も開幕初戦は3イニングを投げ、被安打5・失点3。続くルネス紅葉スポーツ柔整専門学校戦では先発に起用され、完投勝利を収めはしたものの、6点のリードをもらいながら、13安打を浴び、4点を失う等、「盤石」とは言い難い投球内容であった。 これまで「監督兼選手」としてチームを引っ張り、投手陣をリードしてきた青木千秋監督が「第1節」ではマスクをかぶらず、「監督」に専念していたことも投手陣の出来に影響を及ぼした可能性は否定できないが、「新旧交代」「世代交代」はいつかやってくるものでもあり、それをどう乗り切っていくかは、どのチームにとっても共通する「永遠のテーマ」であることに変わりはない。 打線も昨シーズン「MVP」に輝く活躍を見せた宮坂佑希(打率5割ちょうど・本塁打4・打点13)が抜け、「キャプテン」としてチームを引っ張ってくれた剣田あかねも抜けた。 それでも……新たに「キャプテン」に任命された東郷佑実は打率4割・本塁打1・打点3と気を吐き、池川実希が打率6割・打点1、前田あみも本塁打を放つ等(打率2割8分6厘・打点2)、「強打」の「伝統」はしっかりと受け継がれており、「主砲」大内麻里奈(打率3割3分3厘・本塁打1・打点2)が「例年通り」の活躍を見せてくれれば、打線に関しては心配なさそうだ。 「第2節」では、初戦で厚木SC,第2戦でMORI ALL WAVE KANOYA、第3戦で花王コスメ小田原 フェニックスと対戦する。 初戦の相手・厚木SCは「第1節」連敗のスタートで、まだ勝ち星がないとはいえ、昨シーズンに比べるとチーム力が整備・充実してきており、試合内容は決して悪くない。とはいえ、投手陣に不安を残すチームだけに、序盤からYKK持前の「強力打線」で得点を重ね、自分たちのペースで試合を進めたいところだ。 第2戦のMORI ALL WAVE KANOYA戦は、MORI ALL WAVE KANOYAが「第2節」の初戦で靜甲 ソルフェジオとの「全勝対決」「首位攻防戦」を行った直後の対戦となることもあって、その勝敗によっても変わってくる部分もあるが、MORI ALL WAVE KANOYAの安定感のある投手陣をYKKの強力打線がどう攻略するかが「焦点」となる。また、相手投手陣に安定感があるだけにYKK投手陣が相手打線をどこまで抑えることができるかもカギになる。「第1節」のような状態だと苦戦を強いられるのは必至だ。 第3戦の相手・花王コスメ小田原 フェニックスも「第1節」では勝ち星がなく、チーム防御率9.50(セクション最下位)と投手陣に不安を残している。ただ、本来は安定感があり、力のある「エース」栗原ななみという存在がいるだけに、「第2節」ではチームを立て直してくることだろう。ここでもYKKが誇る「強力打線」がやや不安の残る投手陣を援護できるだけの得点力を発揮できるか否かが勝敗を左右することになる。 まずは木澤愛梨、室山凛の投手陣が「第2節」へ向け、どこまで状態を上げ、立て直してきているかがチーム浮沈のカギを握る。「打線」はある程度、「実績」があり、それだけの「実力者」が揃っている。投手陣の出来が「第2節」の3連戦、勝敗の行方を左右することになりそうだ。 「第2節」プラチナセクション YKK 試合予定 5月15日(金) 対 厚木SC ※12:30試合開始予定 5月16日(土) 対 MORI ALL WAVE KANOYA ※15:00試合開始予定 5月17日(日) 対 花王コスメ小田原 フェニックス ※15:00試合開始予定 |
![]() 「第1節」1勝1敗のYKK。「第2節」では3連勝を狙う! ![]() 投手陣の立て直し、踏ん張りがチーム浮沈のカギを握る ![]() 「強力打線」は健在! 投手陣を援護できるだけの得点を叩き出せるか!? |
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1勝1敗「同率3位」:ルネス紅葉スポーツ柔整専門学校
2026「第1節」終了時点チーム成績
チーム防御率:6.00(4位) 奪三振:9(2位) 総失点:14(5位) チーム打率:4割5分5厘(1位) 総得点:14(2位) 総本塁打:2(3位) 総失策:2(4位) 守備率:0.967(4位) ※( )内数字は「プラチナセクション」6チームでの順位を示す ルネス紅葉スポーツ柔整専門学校はレギュラーシーズン1勝12敗でプラチナセクション「6位」。「順位決定節」Cブロックで2位となり、現行の試合方式が採用された2022年以降、「最高位」となる10位でシーズンを終えた。 今シーズンの開幕は、開幕初戦の厚木SC戦は初回に4点を失いながら、17安打で二桁10得点を奪う猛攻! 終盤6回裏に一度は同点に追いつかれる場面もありはしたものの、最終回、西出蓮実、松永栞、奥野陽菜子の3連続長短打で2点を奪って突き放し、10-8で粘る厚木SCを振り切り、開幕初戦を勝利で飾った。 続くYKK戦も3回表、4回表に6点を奪われながら、終盤猛追。5回裏、4本の長短打を集中し、1点を返し(4長短打で1点しか取れないのがまたルネス紅葉スポーツ柔整専門学校らしいところでもある)、6回裏にも途中出場の齋藤舞梨美の適時三塁打で1点、最終回にも「キャプテン」武政芽依の犠牲フライ、原啓斗のタイムリーで2点を返し、2点差まで追い上げた攻撃には「迫力」があった。「第1節」のチーム打率4割5分5厘が示す通り、全員が「フルスイング」で立ち向かう打線の迫力・破壊力に関しては「セクションNo.1」といっても過言ではない。 ただ、その一方、投手陣はチーム防御率6.00と上位を狙うには「厳しい数字」となっており、4回1/3を投げ、防御率1.62の小田澤理乃、厚木SC戦で嬉しい「日本リーグ初勝利」を挙げた山本菜々子(6回2/3を投げ、1勝0敗・防御率3.15)のさらなる活躍と「エース」として期待される平山芽依(3イニングを投げ、0勝1敗・防御率16.33)の復調が待たれるところだ。 打線では打率6割6分7厘・本塁打1・打点5の原啓斗が絶好調! 手塚由寿姫も打率6割、「キャプテン」武政芽依、松永栞、木村天音、奥野陽菜子が揃って打率5割と当たっており、これで昨シーズン「ベストナイン」に輝いた西田蓮実(打率2割8分6厘・打点1)の調子が上がってくれば「鬼に金棒」といったところか。 「第2節」では初戦で花王コスメ小田原 フェニックス、第2戦で「昨シーズンの覇者」靜甲 ソルフェジオ、第3戦でMORI ALL WAVE KANOYAとの対戦が組まれた。「第1節」連勝の好スタートを切り、「連覇」を狙う靜甲 ソルフェジオ、「王座奪還」に燃えるMORI ALL WAVE KANOYAとの対戦が続く「第2節」は、ルネス紅葉スポーツ柔整専門学校の「進化」と「真価」が問われる対戦になりそうだ。 まずは初戦の花王コスメ小田原 フェニックスとの対戦に勝利し、首位争いを演じる2チームとの対戦に挑みたいところだ。 ただ、花王コスメ小田原 フェニックスも「第1節」のスタートでは躓いたとはいえ、好投手・栗原ななみが「本来の姿」を取り戻せば、打線好調のルネス紅葉スポーツ柔整専門学校とはいえ、簡単に攻略できる相手ではない。打線爆発への期待だけでなく、投手陣の踏ん張りが必要になる。 同様に、ルネス紅葉スポーツ柔整専門学校に次ぐチーム打率4割2分6厘を誇る靜甲 ソルフェジオ、チーム防御率0.50と安定感抜群の投手力を有するMORI ALL WAVE KANOYAと続く対戦は、今シーズンのルネス紅葉スポーツ柔整専門学校の「本当の力」を証明する試金石の試合となる。逆に言えば、ここを乗り切り、「3連勝」を飾るようなことになると、今シーズンのルネス紅葉スポーツ柔整専門学校の実力は「本物」ということになる。 ルネス紅葉スポーツ柔整専門学校にとって、大きな「ターニングポイント」になりそうな「第2節」。ルネス紅葉スポーツ柔整専門学校の戦いに期待と注目が集まる! 「第2節」プラチナセクション ルネス紅葉スポーツ柔整専門学校 試合予定 5月15日(金) 対 花王コスメ小田原 フェニックス ※10:00試合開始予定 5月16日(土) 対 靜甲 ソルフェジオ ※12:30試合開始予定 4月19日(日) 対 MORI ALL WAVE KANOYA ※12:30試合開始予定 |
![]() 「第1節」1勝1敗のルネス紅葉スポーツ柔整専門学校。「第2節」で「進化」と「真価」が問われる ![]() 投手陣の踏ん張りと頑張りが勝敗の分岐点となる ![]() 打線は好調! 全員がフルスイングで立ち向かう打線には迫力と破壊力がある!! |
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0勝2敗「同率5位」:花王コスメ小田原 フェニックス
2026「第1節」終了時点チーム成績
チーム防御率:9.50(6位) 奪三振:9(2位) 総失点:21(6位) チーム打率:1割9分1厘(6位) 総得点:1(6位) 総本塁打:1(5位) 総失策:3(6位) 守備率:0.950(6位) ※( )内数字は「プラチナセクション」6チームでの順位を示す 花王コスメ小田原 フェニックスは昨シーズン、レギュラーシーズン8勝5敗。プラチナセクション「4位」で、両セクション3位・4位チームにより「5~8位」を決定する「順位決定節」Bブロックを戦い、Bブロック「最上位」の5位でシーズンを終えた。 今シーズンは「順位決定節」Aブロック進出、「日本リーグ優勝」を目標に「開幕」を迎えたが……「第1節」は勝ち星なしの連敗スタートとなってしまった。 初戦でMORI ALL WAVE KANOYAと対戦。満を持して先発した「エース」栗原ななみが初回に1点を失うと、3回表にも1点を失い、4回表にツーランホームランを浴びたところで降板。そこで「勝負あった」の感があり、結局、投手陣が10安打を浴び、7失点。打線もわずか1安打に抑え込まれ、0-7の完封負け。大事な開幕初戦で「完敗」を喫した。 続く「昨シーズンの覇者」靜甲 ソルフェジオ戦は投手陣が大炎上。「期待のルーキー」吉村凛を先発に立てたが、1イニングも持たずに7点を失い、ノックアウトされ、結局、大量8失点。初回で勝負は決まってしまった。終わってみれば17安打を浴び、14失点。松田采弓が「意地」の一発を放ち、完封こそ免れたものの、1-14で大敗し、投打に元気なく、開幕連敗のスタートとなってしまった。 「第1節」では、投手陣が2試合で27安打を浴び、21失点。チーム防御率9.50でチーム打率1割9分1厘、2試合でわずか1得点では打つ手がなかった。 「第2節」へ向け、まず「エース」栗原ななみを中心に、投手陣を立て直し、「戦える布陣」を整えることが急務だ。「エース」栗原ななみのこれまでの「実績」を考えれば、このまま終わるピッチャーではないはず。そこに「ルーキー」吉村凛、佐藤理央をどう絡めていくかがカギとなるが、吉村凛が2試合・3イニングを投げ、0勝1敗・防御率18.67、佐藤理央が2試合・5イニングを投げ、防御率9.80とあっては、「エース」栗原ななみ(1試合・3回2/3を投げ、0勝1敗・防御率7.64)の「復調」を期待し、1日も早く「本来の姿」を取り戻してくれることを期待するしかない。 打線も「ルーキー」濵中小雪が打率3割3分3厘でプラチナセクションの打撃ランキング30位までの中に、唯一名を連ねているが、チーム打率1割9分1厘、「第1節」2試合でわずか1得点に終わってしまった打線の「奮起」がないことには勝機を見出すことは難しい。 投打ともに「本来の姿」を取り戻し、一昨年、「全日本実業団女子選手権大会」を制し、昨年も決勝進出、準優勝の好成績を残しているチームの「実力」を見せてほしいものだ。 「第2節」では初戦でルネス紅葉スポーツ柔整専門学校、第2戦で厚木SC、第3戦でYKKと対戦する。 初戦の相手・ルネス紅葉スポーツ柔整専門学校は、「第1節」を終え、プラチナセクショントップのチーム打率4割5分5厘と打線好調。まずはこの打線を投手陣がどこまで抑え込めるかが、この試合のポイントとなる。ルネス紅葉スポーツ柔整専門学校も投手陣は盤石とは言い難いところもあり、投手陣の踏ん張り次第では十分に勝機が出てくるはずだ。 続く第2戦の対戦相手・厚木SCも、昨シーズンと比べると格段にチーム力の整備・充実が進んでいるとはいえ、チームの立て直しを図る上でも「負けられない」相手だ。 第3戦でぶつかるYKKは「強打」を売り物にするチームだけに、ここでも投手陣の踏ん張りが試合のカギを握る。序盤から簡単に得点を許すような試合展開になると一方的な試合になってしまう可能性もある。 「第1節」で連敗を喫したとはいえ、決して力のないチームではない。「第2節」では必ずやチームを立て直し、上位争いに割り込んでくるような戦いを見せてくれるはず。「ホーム」開催となる「第2節」で花王コスメ小田原 フェニックスが、その名の通り「不死鳥」のように甦ってくることを期待しよう! 「第2節」プラチナセクション 花王コスメ小田原 フェニックス 試合予定 5月15日(金) 対 ルネス紅葉スポーツ柔整専門学校 ※10:00試合開始予定 5月16日(土) 対 厚木SC ※10:00試合開始予定 5月17日(日) 対 YKK ※15:00試合開始予定 |
![]() 「第1節」連敗スタートとなった花王コスメ小田原 フェニックス。「ホーム」開催の「第2節」で巻き返しを期す! ![]() 「エース」栗原ななみの「復調」を期待! ![]() 投打ともに「本来の姿」を取り戻せ!! |
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0勝2敗「同率5位」:厚木SC
2026「第1節」終了時点チーム成績
チーム防御率:6.46(5位) 奪三振:6(5位) 総失点:12(3位) チーム打率:2割4分(5位) 総得点:9(4位) 総本塁打:3(1位) 総失策:1(2位) 守備率:0.982(3位) ※( )内数字は「プラチナセクション」6チームでの順位を示す 厚木SCは昨シーズン、レギュラーシーズン3勝10敗。サファイアセクション「5位」で「順位決定節」Cブロックを戦い、1勝も挙げることができず、残念ながら最下位となってしまった。 今シーズンの「開幕」となる「第1節」も勝ち星なしの連敗スタートとなったが、大幅な戦力の入れ替えの末、チームの布陣も戦い方も整わないまま、「開幕」を迎えてしまった昨シーズンに比べれば、格段にチーム力は整備され、充実してきており、「勝利」を手にすることはできなかったが、試合内容は決して悪くはなく、「第2節」以降に「確かな手応え」を感じた「第1節」となった。 開幕初戦となったルネス紅葉スポーツ柔整専門学校戦は、初回に「ルーキー」窪帆乃夏、「移籍加入」の西本真愛の本塁打等で一挙4点を奪い、幸先のよいスタートを切ったかに見えたのだが……投手陣が踏ん張れず、17安打を浴び、二桁10失点。終盤反撃し、6回裏には8-8の同点に追いつく場面もあったのだが……最終回2点を勝ち越され、8-10で振り切られ、惜しい試合を落としてしまった。 続くMORI ALL WAVE KANOYA戦は一転して息詰まる投手戦となり、先発を任された「ルーキー」副島優希が好投。初回に1点を失ったものの、その1点のみで踏ん張り、4回表には加藤花澄のソロホームランで1-1の同点に追いついたのだが……6回裏、力投の副島優希が連続四球からピンチを招き、犠牲フライで決勝点を奪われ、最終回、一死二塁の「一打同点」の場面で「あと一本」が出ず、1-2で押し切られ、惜敗。「第1節」は勝ち星なしの連敗スタートとなってしまった。 「第1節」では、この「ルーキー」副島優希の好投が明るい材料。2試合・8イニングを投げ、0勝2敗ではあるものの、防御率3.50。特にMORI ALL WAVE KANOYA戦での被安打1の力投は「敗戦投手」というにはあまりに切ない投球内容であった。今後もこのピッチングが続けられるのであれば、「ルーキー」とはいえ、一躍「エース」にのし上がってくる可能性もある。 打線では加藤花澄が打率6割・本塁打1・打点3と好調。本来、「このぐらいはやってくれないと困る」選手で、昨シーズンの打率2割1分1厘・本塁打1・打点2という成績の方が「信じられない」感があった。 「ルーキー」窪帆乃夏も打率5割7分1厘・本塁打1・打点4の活躍。「第1節」では2試合とも「2番」で起用され、開幕初戦のルネス紅葉スポーツ柔整専門学校戦では本塁打1本、二塁打1本を含む4打数4安打で4打点の荒稼ぎ。頼もしい「ルーキー」が鮮烈な日本リーグデビューを飾り、大きな戦力となりそうな気配だ。 「第2節」では、初戦でYKK、第2戦で花王コスメ小田原 フェニックス、第3戦で「昨シーズンの覇者」靜甲 ソルフェジオと対戦する。 初戦の相手・YKKは「強力打線」が売り物のチーム。投手陣が踏ん張り、ロースコアでの競り合いに持ち込めれば「勝機」はある。YKKは投手陣がまだ安定感を欠いている状況にあることを考えても、「先手」を取って試合の主導権を握ることができれば面白い展開になる。 第2戦で対戦する花王コスメ小田原 フェニックスも開幕連敗スタートと「本調子」とは言い難い。その眠りが覚めないうちに叩いておきたいというのが「本音」だろう。ただ「第2節」は花王コスメ小田原 フェニックスの「ホーム」小田原での開催。「第1節」でのスタートでの躓きを取り戻そうと「地元」での巻き返しを図ってくることは必至で、そう考えると「第1節」とは「別のチーム」と考え、「必勝」を期す必要がある。 第3戦は「連覇」を狙う靜甲 ソルフェジオと対戦。前年度の「チャンピオンチーム」を相手に、どんな戦いを見せてくれるか……厚木SCの今後を占う意味でも興味深い一戦となる。 まずは「1勝」、今シーズン「初勝利」をめざし、それをキッカケに一つでも二つでも白星を積み重ねていくことができれば……厚木SCの戦いに注目しよう! 「第2節」プラチナセクション 厚木SC 試合予定 5月15日(金) 対 YKK ※12:30試合開始予定 5月16日(土) 対 花王コスメ小田原 フェニックス ※10:00試合開始予定 5月17日(日) 対 靜甲 ソルフェジオ ※10:00試合開始予定 |
![]() 「第1節」勝ち星なしの連敗スタートとなった厚木SC。「第2節」では今シーズン初勝利を! ![]() 「第1節」で好投した副島優希。「第2節」でどんなピッチングを見せてくれるか!? ![]() 投打が噛み合えば……今シーズン初勝利が現実のものとなる |





















