プラチナ 第4節 20251012日()花王コスメ小田原 VS 靜甲

RESULTREPORT
責任投手 / 打撃成績
勝利投手【花王コスメ】栗原 ななみ
敗戦投手【靜甲】豊田 彩乃
打撃成績 【靜甲】 
【花王コスメ】《二》森 雅
バッテリー
靜甲●豊田 彩乃-豊田 未有羽
花王コスメ○栗原 ななみ-荻野 真鈴

《本》:本塁打 《三》:三塁打 《二》:二塁打

 「第58回日本ソフトボールリーグ」第4節・プラチナセクションは栃木県大田原市・美原公園第2球場を会場に開催され、第3日・第3試合は、前日(10月11日/土)の MORO ALL WAVE KANOYAとの「首位攻防戦」に勝利し、このレギュラーシーズン最終戦を待たずに、プラチナセクション「1位」が確定した靜甲と、前日の大和電機 Blue Lakers戦が雨で流れ、ここまで7勝4敗の花王コスメ小田原 フェニックスが対戦した。

 靜甲は3回表、花王コスメ小田原 フェニックスの「エース」栗原ななみをとらえ、1番・伊藤茉奈がライト前ヒットで出塁し、すかさず盗塁。2番・井上葉菜が手堅く送り、一死三塁の先制のチャンスをつかむと、3番・小黒美空がキッチリとライトへ犠牲フライを打ち上げ、三塁走者が生還。前日(10月11日/土)に続き、「スピードスター」伊藤茉奈をトップバッターに起用し、「主砲」井上葉菜を2番に据える「超攻撃型オーダー」が功を奏し、靜甲が先取点を奪った。

(※靜甲は3回表、「超攻撃型オーダー」で先取点を挙げた。画像提供:JSL)

 しかし、その後はその「超攻撃型オーダー」も思ったように機能せず、追加点を奪えず、1-0で靜甲がリードしたまま、試合は終盤を迎えた。
 1点を追う花王コスメ小田原 フェニックスは6回裏、それまで無得点に抑えられていた靜甲の先発・豊田彩乃をようやくとらえ、この回先頭の4番・山岡未歩に代打・押田麻空を起用。「4番」に代打を起用するこの采配が当たり、押田麻空がファースト内野安打で出塁し、反撃の口火を切ると、次打者のファーストゴロの間に一塁走者が二塁へ進み、6番・松田采弓のレフト前ヒットで二塁走者が一気にホームイン! これに相手守備の乱れも絡み、打った松田采弓は三塁まで進塁し、7番・中岡葉月のサードゴロがフィルダースチョイスとなり、三塁走者が還り、2−1と1点を勝ち越し。さらに犠打で走者を二死ながら二塁へ進め、9番・森雅の右中間二塁打で1点を追加。花王コスメ小田原 フェニックスが逆転に成功し、3−1とリードを奪った。

(※花王コスメ小田原 フェニックスが6回裏、「意地」の逆転! 画像提供:JSL)

 このリードを「エース」栗原ななみが最後まで守り切り、通算成績8勝4敗。すでに「2位」浮上、「日本リーグ優勝」を争う「順位決定節」Aブロック進出の可能性は消滅していた(※順位決定についての詳細は第2試合「大和電機 BlueLakers対Citrine Ichinomiya」の試合レポートを参照)が、戦前「優勝候補」に挙げられ、最後まで上位争いを演じたチームが「最後の意地」を見せ、首位・靜甲を撃破し、通算成績8勝4敗とした。

 すでにプラチナセクション「1位」、「日本リーグ優勝」を争う「順位決定節」Aブロック進出を決めている靜甲は、この試合も前日に続き、とっておきの「スペシャルオーダー」を組んだのだが、思うように機能せず、得点は3回表の1点のみ。「順位決定節」へ向け、再び打順の組み替えを行うか、このまま「超攻撃型オーダー」で戦うのか、このあたりも「順位決定節」の見どころの一つとなりそうだ。

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