プラチナ 第3節 20250907日()大和電機工業 VS 靜甲

RESULTREPORT
責任投手 / 打撃成績
勝利投手【靜甲】小井沼 美月
敗戦投手【大和電機】木村 美咲
打撃成績 【靜甲】《本》井上 葉菜
【大和電機】《二》新海 雪奈、上原 彩瑛
バッテリー
靜甲○小井沼 美月-豊田 未有羽
大和電機●木村 美咲、斉藤 未来-宮崎 遥希

《本》:本塁打 《三》:三塁打 《二》:二塁打

 「第58回日本女子ソフトボールリーグ」第3節・プラチナセクションは茨城県古河市・幸土上大野グラウンドを会場に開催され、第2日・第3試合は、前日(9月6日/土)、6勝2敗の「同率首位」に並んでいたMORI ALL WAVE KANOYAとの「首位攻防戦」に延長タイブレークにもつれ込む投手戦を1-0で制し、通算成績7勝2敗、「同率首位」の座を守った大和電機 Blue Lakersと、前日のルネス紅葉スポーツ柔整専門学校戦に8-0の完勝。7勝2敗と星を伸ばし、「同率首位」に並んでいる靜甲の「直接対決」を迎え、勝った方が「単独首位」に立つという「大一番」となった。

 靜甲は2回表、大和電機 Blue Lakersの先発・木村美咲から4番・井上葉菜がセンター頭上を越えるソロホ―ムラン! 「勝てば単独首位」の大事な一戦で「主砲」のバットが火を噴き、「一振り」で先取点を挙げた。

 試合はその後、大和電機 Blue Lakers・木村美咲、靜甲・小井沼美月、両先発投手が力投! 靜甲が1点をリードしたまま、最終回を迎えた。靜甲は7回表、一死から5番・小黒美空がセカンド横を鋭く抜く安打を放ち、ライト・原野柚希がこの打球の処理を誤る間に思い切りよく二塁へ進塁。「気迫」のヘッドスライディングで二塁を陥れた。次打者の四球で一・二塁とした後、7番・近藤果音が三遊間をしぶとく破り、代走に起用されていた二塁走者・岩崎芙悠が一気にホームイン! 貴重な追加点を挙げた。

 これで「勝負あった」と思われたが……その裏、大和電機 Blue Lakersが驚異的な粘りを見せ、この回先頭の6番・上原彩瑛がレフト頭上を抜く二塁打を放ち、反撃開始! 負傷退場を余儀なくされた小川瑠菜に代わり、途中出場していた7番・村井聖那がショート強襲安打で続き、無死一・二塁。続く8番・宮崎遥希がフルカウントまで粘って四球を選び、満塁と攻め立て、一死後、1番・原野柚希がレフトへタイムリーを放ち、二者が還り、土壇場で2-2の同点に追いついた。

(※大和電機 Blue Lakersは7回裏、一死満塁から原野柚希がタイムリーを放ち、土壇場で同点に!)

 2-2の同点のまま、試合は延長タイブレークへともつれ込み、靜甲が8回表、タイブレークの走者をセカンドゴロで三塁へ進め、代打・中村萌瑠がライト前へ勝ち越しのタイムリー! さらに次打者のファーストゴロをファースト・矢﨑月菜がほとんど一塁ベース上で捕球しながら、一塁ベースを踏むことなく、二塁へ送球。二塁送球は間に合わず……オールセーフに。さらに四球で一死満塁とした後、5番・小黒美空がライトへ犠牲フライを打ち上げ、決定的な2点目を挙げた。

(※靜甲が延長8回表、決定的な2点を勝ち越し!)

 その裏、大和電機 Blue Lakersは二死二塁から6番・上原彩瑛がレフトへ大飛球を放ち、「同点ツーランか!?」と思われたが……レフト・小井海結がフェンスに身体をぶつけながらも好捕し、試合終了。熱戦にピリオドを打ち、延長タイブレークにもつれ込む「死闘」を制し、通算成績8勝2敗とし、「単独首位」に立った。

 敗れた大和電機 Blue Lakersは7勝3敗。MORI ALL WAVE KANOYA、花王コスメ小田原 フェニックスと並ぶ「同率2位」へと一歩後退した。

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