プラチナ 第1節 20250420日()MORI ALL WAVE VS 大和電機工業

RESULTREPORT
責任投手 / 打撃成績
勝利投手【大和電機】斉藤 未来
敗戦投手【MORI ALL WAVE】竹原 由菜
打撃成績 【大和電機】《本》上原 彩瑛《三》上原 彩瑛
【MORI ALL WAVE】 
バッテリー
大和電機○斉藤 未来、大串 都未希、斉藤 未来-宮崎 遥希
MORI ALL WAVE猩々 紫月、●竹原 由菜、猩々 紫月-黒木 ひらり

《本》:本塁打 《三》:三塁打 《二》:二塁打

 「第58回日本女子ソフトボールリーグ」第1節・プラチナセクション第2日第3試合は、「連覇」を狙い、開幕初戦に9-1で大勝したMORI ALL WAVE KANOYAと、「自慢」の強力打線が不発。0-3の完封負けで黒星発進となった大和電機 Blue Lakersが対戦した。

 前日(4月19日/土)の夏を思わせる暑さから一転、凍えるような冷たい雨の中での一戦となり、初回の守りについたMORI ALL WAVE KANOYAは、試合開始と同時にDP・竹原由菜がFP・猩々紫月のピッチャーの守備を兼務し、登板。「実質的な先発投手」となり、試合をスタートさせた。その竹原由菜は簡単に二死を取った後、3番・上原彩瑛にライトスタンドに運ばれ、ソロホ―ムランを被弾。「想定外」のスタートとなってしまった。

 1点を先制されたMORI ALL WAVE KANOYAは2回裏、大和電機 Blue Lakers・先発の左腕・斉藤未来を攻め、5番・福元彩未の三遊間安打、敵失で無死一・三塁とし、7番・濱本叶美のライトへの犠牲フライで三塁走者が還り、1-1の同点に追いついた。

 試合はその後、降りしきる雨、グラウンド状態の悪化に伴い、荒れ模様の試合展開となり、4回表、大和電機 Blue Lakersは四球、犠打、ショートゴロで二死ながら走者を三塁まで進め、6番・堀川美瑠瑠のセカンド強襲安打でまず1点を勝ち越し。さらに相手守備の乱れもあり、もう1点を加え、この回2点を追加。続く5回表にも二死走者なしからバント安打、盗塁、四球、ワイルドピッチ等で二・三塁と攻め立て、4番・小川瑠菜の一・二塁間を抜くタイムリー、相手守備の乱れも絡み、この回も2点を追加。その裏、2点を返され、迎えた6回表には、1番・原野柚希、2番・長尾明奈、3番・上原彩瑛の3連続長短打等で決定的な3点を加え。8-3と大きくリードを奪った。

(※大和電機 Blue Lakersが徐々にリードを広げる試合展開に……)

 一方、MORI ALL WAVE KANOYAは徐々に悪化するグラウンドコンディションに悩まされ、要所で守備の乱れが出てしまい、大量失点。一度は同点に追いつき、5回裏にも3安打を集中し、2点を返したが、反撃もここまで。6回表に3点を失い、突き放され、開幕「連勝」はならず、1勝1敗で第1節を終えた。

(※昨シーズンの「覇者」MORI ALL WAVE KANOYAは1勝1敗のスタート)

 勝った大和電機 Blue Lakersも1勝1敗。初戦は「自慢」の打線を封じられ、完封負けを喫したが、この試合では「王者」を相手に降りしきる雨、ぬかるむグラウンド……悪条件をモノともせず、「大和電機らしく」果敢に攻め続け、今シーズン初勝利を挙げ、第2節以降に「希望」をつなぐ大きな「1勝」を挙げた。

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