プラチナ 2024年07月07日(日) VS
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | R | ||
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JSLオールスター | |||||||||||||||
レジェンドチーム |
2024年07月07日(日) 12:30 岩瀬スポーツ公園ソフトボール広場
RESULT | REPORT | |||||||||||||||
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《本》:本塁打 《三》:三塁打 《二》:二塁打 | 「第57回日本女子ソフトボールリーグ」交流節の「スペシャルイベント」として、この日の第2試合で「JSLオールスターチーム」(出場選手はこちら)と、かつてJSL(日本女子ソフトボールリーグ)で活躍し、「日本代表」としてオリンピックや世界選手権(現・ワールドカップ)で「金メダル」を獲得し、「世界一」に輝いた「歴戦の勇者」を集めて結成された「レジェンドチーム」 (出場選手名簿はこちら)が対戦した。 先攻の「JSLオールスターチーム」は初回、現役時代に所属していた「太陽誘電」の真っ赤なユニフォームに身を包み登場した「レジェンドチーム」の先発・坂井寛子(2004アテネオリンピック銅メダリスト、2008北京オリンピック金メダリスト)の立ち上がりの制球の乱れにつけ込み、坂井寛子の「代名詞」でもある魔球・シュートが切れ過ぎた!?のか、死球、バント安打、死球で無死満塁とし、4番・堤万己(ルネス紅葉スポーツ柔整専門学校)のライトフライが犠牲フライとなり、「JSLオールスターチーム」が先取点を奪ったものの、ライト・神山みどり(現役時代の所属/トヨタ自動車)が本塁へノーバウンドのダイレクト送球。間一髪セーフになり、アウトにこそできなかったが、詰めかけた観衆と日本リーグの「後輩」たち、「現役選手」からどよめきが起こる素晴らしいプレーを見せてくれた。二死後、この回3つめの死球で再び満塁となり、7番・林佑奈(Citrine Ichinomiya)がライト前ヒットを放つと、「今度こそ!」とばかりにライト・神山みどりの「レーザービーム」が炸裂。三塁走者が還り、「JSLオールスターチーム」が2点目を挙げたが、二塁走者は本塁タッチアウト。「レジェンドチーム」の名にふさわしい見応えのあるプレーを披露してくれた。 ![]() (※「JSLオールスターチーム」が初回に2点を先制したが、「主役」の座を奪ったのは神山みどりの「強肩」だった) 「JSLオールスターチーム」は続く2回表にも、この回から代わった阿南恵子(現役時代の所属/豊田自動織機)を攻め、2本の安打等で二死一・三塁の追加点のチャンスをつかむと、一塁走者が二塁盗塁を仕掛け、三塁走者が本塁突入。鮮やかなダブルスチールを決め、3点目を挙げた。 なお二死二塁のチャンスが続き、3番・千葉春海(VONDS市原)がセンター前ヒットを放ち、「もう1点追加」と思われたが、今度はセンター・増山由梨(現役時代の所属/デンソー→タカギ北九州/2003年世界ジュニア選手権で優勝)が見事なバックホーム! 二塁走者を本塁タッチアウトとし、またしても観客を、現役選手たちを、驚かせ、沸かせて見せた。 「レジェンドチーム」はその裏、先発・竹原由菜(MORI ALL WAVE KANOYA)の後を受け、この回から登板した古屋英恵(厚木SC)をとらえ、一死から5番・古藤優実(現役時代の所属/シオノギ製薬)がフェンス直撃の二塁打。二死後、初回の守備で「魅せた」7番・神山みどりがセンター前に運ぶタイムリー! 1点を返し、今度はバットで「魅せて」くれた 。 ![]() (※「レジェンドチーム」は2回裏、神山みどりのタイムリーで1点を返す) 「JSLオールスターチーム」は3回表にも4本の長短打を集め、1点を追加。その裏、「レジェンドチーム」の攻撃を無得点に抑えたところで試合終了となった。 ※この試合の「MVP」には竹原由菜、「敢闘賞」には神山みどりが選出された。 試合のイニング、勝敗、スコア以上に見応えのあるソフトボールの魅力満載の試合となり、「レジェンド」たちだからこそ伝えることのできる「日本のソフトボール」「日本リーグ」の真髄・系譜・伝統が何たるかを観るものに訴えかける試合となった。 |