サファイア 20240928日()花王コスメ小田原 VS MORI ALL WAVE

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RESULTREPORT
責任投手 / 打撃成績
勝利投手【MORI ALL WAVE】中野 花菜
敗戦投手【花王コスメ】栗原 ななみ
打撃成績 【MORI ALL WAVE】《三》谷川 まき《二》永山 愛実
【花王コスメ】《二》松田 采弓
バッテリー
MORI ALL WAVE竹原 由菜、○中野 花菜-谷川 まき
花王コスメ●栗原 ななみ-荻野 真鈴

《本》:本塁打 《三》:三塁打 《二》:二塁打

 「第57回日本女子ソフトボールリーグ」第4節・サファイアセクション第2日第3試合は、悪天候のため第1試合の試合開始が遅れ、第2試合も二桁得点差の試合となったこともあり、試合が長引き、16時05分に試合が開始され、試合途中からナイターでの試合となった。
 第2試合は通算成績8勝3敗で大和電機工業と「同率首位」に並んでいるMORI ALL WAVE KANOYAと、ここまで6勝5敗で4位につける花王コスメ小田原 フェニックスが対戦した。
 
 先攻のMORI ALL WAVE KANOYAは初回、花王コスメ小田原 フェニックスの先発・栗原ななみの立ち上がりを攻め、死球、盗塁、犠打で一死三塁と攻め立てたが、ここは「サファイアセクション」投手ランキング1位の防御率を誇る栗原ななみが踏ん張り、後続をセカンドライナー、空振り三振に斬って取り、得点を許さぬ「貫禄」のピッチングを見せた。
 
 一方、花王コスメ小田原 フェニックスは3回までMORI ALL WAVE KANOYAの先発・竹原由菜にわずか1安打に抑えられ、4回裏の攻撃もこの回から代わった中野花菜に三者凡退に抑えられていたが、ようやく5回裏、この回先頭の5番・松田采弓が右中間を破る二塁打。この試合初めて得点圏に走者を進め、次打者のファーストゴロの間に二塁走者が三塁へ進塁。一死三塁の絶好機を迎えたが、後続が連続三振に倒れ、無得点。
 
 その直後の6回表には、MORI ALL WAVE KANOYAが死球、安打で無死一・二塁としたが後続なく無得点。7回表にも3本の安打で二死満塁と攻め立てたが、力投を続かる栗原ななみの前に「あと一本」が出ず……。
 
 7回裏、花王コスメ小田原 フェニックスも安打、死球、犠打等で二死二・三塁の「一打サヨナラ」のチャンスを作りながら、こちらも「百戦錬磨」の中野花菜に後続を断たれ、得点ならず……両チーム無得点のまま、試合は延長タイブレークへともつれ込んだ。
 
 延長8回表、MORI ALL WAVE KANOYAはタイブレークの走者がサードゴロの間に三塁進塁を狙ったがタッチアウト。これでチャンスを逃したかに見えたが、一塁に残った走者が次打者のピッチャーゴロの間に二塁へ進み、6番・永山愛実が「執念」の三塁強襲安打。これが適時二塁打となり、二塁走者を迎え入れ、待望の先取点を挙げると、続く8番・谷川まきがライトオーバーのタイムリースリーベース! この回2点目を挙げ、さらに8番・新谷静にも三塁強襲のタイムリーが飛び出し、この回3点を挙げ、勝利を決定づけた。

(※MORI ALL WAVE KANOYAは延長8回表、3点を挙げ、勝利を決定づけた)
 
 花王コスメ小田原 フェニックスもその裏、9番・佐藤真香が一・二塁間を破るタイムリーを放ち、1点を返して「意地」を見せたが、反撃もここまで。「エース」栗原ななみの力投に報いることができず、1-3で敗れ、通算成績6勝6敗。またしても勝率5割に逆戻りしてしまった。

(※花王コスメ小田原 フェニックスもチーム一丸戦ったが……)
 
 勝ったMORI ALL WAVE KANOYAは9勝3敗。「暫定」ながら再び「単独首位」に立ち、明日(9月29日/日)、いよいよ8勝3敗で首位争いを演じている大和電機工業との「直接対決」に臨むことになった。

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