プラチナ 20240517日()平林金属 VS 靜甲

RESULTREPORT
責任投手 / 打撃成績
勝利投手【平林金属】勝田 日菜子
敗戦投手【靜甲】小井沼 美月
打撃成績 【靜甲】《二》藤瀬 さくら②
【平林金属】《三》森 香央理《二》橋本 楓、岡田 望
バッテリー
靜甲豊田 彩乃、●小井沼 美月-豊田 未有羽
平林金属橋口 紫織、清 由都季、○勝田 日菜子-木村 樹里

《本》:本塁打 《三》:三塁打 《二》:二塁打

 「第57回日本女子ソフトボールリーグ」第2節プラチナセクションは、千葉県市原市・ゼットエーボールパークを会場に開催され、第1日第1試合は、第1節でYKKを7-6、ペヤングを6―3で破り、連勝。開幕ダッシュに成功し、厚木SCと並んで「同率首位」に立っている平林金属 Peachblossomsと、前年度の「日本リーグの覇者」、「連覇」を狙って臨んだ第1節で「まさか……」の連敗。まずはこの試合に勝って「今シーズン初勝利」を挙げ、巻き返しのキッカケをつかみたい靜甲が対戦した。
 
 試合が動いたのは3回表、靜甲は平林金属 Peachblossomsの先発・橋口紫織をとらえ、敵失、犠打野選、ファーストゴロで一死二・三塁の先制機をつかみ、二死後、4番・藤瀬さくらがレフト頭上を越えるタイムリーツーベース! 二者が還り、2点を先制した。
 
 平林金属 Peachblossomsもその裏、すぐに反撃。靜甲の先発・豊田彩乃を攻め立て、連打、犠打、四球で一死満塁とし、4番・橋本楓がレフト線を抜く適時二塁打。二者を迎え入れ、2-2の同点に追いつくと、代わった小井沼美月から5番・森香央理が四球を選び、再び満塁。二死後、7番・木村樹里がセンター前にはじき返し、二者が還り、2点を勝ち越し。この回一挙4点を奪い、4-2と逆転に成功した。

 逆に2点を追う立場となった靜甲は4回表、連続四球から二死一・三塁の反撃機を作り、一塁走者が二塁へ盗塁。捕手の二塁送球の間に三塁走者が還り、1点差に詰め寄った。
 靜甲は続く5回表にも、この回から代わった左腕・清由都季を攻め、この回先頭の2番・伊藤茉奈がピッチャー強襲安打で出塁すると、すかさず盗塁。一死後、4番・藤瀬さくらがこの試合2本目となる適時二塁打を放ち、4-4の同点に追いついた。これで息を吹き返した靜甲は5番・西村雛の四球で一死一・二塁とした後、6番・杉山夏生が二遊間をしぶとく破るタイムリー! 二塁走者が還り、5-4と逆転に成功。なお一死二・三塁のチャンスが続き、さらに代わった勝田日菜子から7番・近藤果音がレフトへ犠牲フライを打ち上げ、三塁走者を迎え入れ、6-4と2点差にリードを広げた。
 靜甲は7回表にも9番・豊田未有羽のタイムリーでダメ押しの1点を追加。7-4と3点差にリードを広げ、誰もが勝利を確信した。

(※この試合、2本の二塁打を放ち、3打点を挙げる活躍を見せた靜甲・藤瀬さくら)

 しかし、平林金属 Peachblossomsがその裏、驚異的な粘りを見せ、3回途中からリリーフし、4回以降、追加点を奪えずにいた靜甲・小井沼美月から怒涛の5連続長短打! 再出場で打席入った1番・岡田望の内野安打を皮切りに、2番・一岡楓のレフト前ヒット、3番・植村華のライトへのタイムリーでまず1点を返し、4番・橋本楓もライト前に運び、7-6の1点差。なお無死一・三塁と攻め立てると、5番・森香央理が左中間を深々と破る適時三塁打を放ち、塁上の走者を一掃。チームを引っ張る「キャプテン」の「値千金」の一打で劇的なサヨナラ! 8-7の最終回の大逆転で開幕からの連勝を「3」に伸ばした。

(※平林金属 Peachblossomsは最終回、3点差をひっくり返す大逆転のサヨナラ勝ち!)
 
 一方、昨シーズンの「覇者」靜甲は勝利を目前にした最終回「まさか……」の大逆転負け。開幕から勝ち星なしの3連敗となってしまった。

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