プラチナ 2023年11月04日（土）ＶＯＮＤＳ市原 VS MORI ALL WAVE

RESULTREPORT
責任投手 / 打撃成績
勝利投手【MORI ALL WAVE】竹原 由菜
敗戦投手【ＶＯＮＤＳ】高田 香
打撃成績 【MORI ALL WAVE】《本》谷川 まき、木村 麻利亜《二》上村 麗
【ＶＯＮＤＳ】《本》小野寺 萌《二》向井 杏美、石井 愛華
バッテリー
MORI ALL WAVE中野 花菜、○竹原 由菜－谷川 まき
ＶＯＮＤＳ●高田 香、渡邉 双葉－加藤 花澄

《本》:本塁打　《三》：三塁打　《二》：二塁打

　「第56回日本女子ソフトボールリーグ」の最終順位を決定する「順位決定節」が、11月３日（金／祝）～５日（日）の３日間、広島県尾道市・尾道市御調ソフトボール球場を会場に開催され、「プラチナセクション」「サファイアセクション」の１位・２位により、「日本リーグ優勝」が争われる「Ａブロック」はリーグ戦２日目を迎えた。
　第２日第２試合は、前日（11月３日／金・祝）の小泉病院 Blue Arrowsに０－２の完封負け。この日の第１試合の靜甲戦も上村麗のスリーランホームランで３点を先制しながら「まさか……」の逆転負け。３－５で敗れ、すでに「自力」での「優勝決定戦」進出の可能性が消えてしまったMORI ALL WAVE KANOYAと、前日のダブルヘッダー、「サファイアセクション」１位の靜甲には延長９回タイブレークの「死闘」の末、１－０のサヨナラ勝ちを収めたものの、続く小泉病院 Blue Arrows戦に０－２の完封負け。１勝１敗でこの試合を迎えたＶＯＮＤＳ市原が対戦した。
 
　この「順位決定節」は、各ブロック４チームによる「１回総当たり」のリーグ戦を実施し、そのリーグ戦の順位に基づき、３位と４位のチーム、１位と２位のチームが「最終順位決定戦」を行う試合方式が採用されている。すでに「２敗」しているMORI ALL WAVE KANOYAは、この試合に勝って、２位以下が１勝２敗で並び、「得失点差」の争いに持ち込んでの「優勝決定戦」進出の可能性を残すため、ＶＯＮＤＳ市原はこの試合に勝って２勝１敗とし、「優勝決定戦」進出に望みをつなぐため、「絶対に負けられない」試合となった。
 
　試合が動いたのは２回表、二死走者なしから６番・谷川まきが、ＶＯＮＤＳ市原の先発・高田香が投じたツーボール・ワンストライクからの４球目をとらえ、センター頭上を越える先制のソロホ―ムラン！　「百戦錬磨」のベテランが試合の「流れ」を決定づける「一発」を放った。

（※MORI ALL WAVE KANOYAは２回表、「ベテラン」谷川まきが先制の「一発」を放つ！）
 
　MORI ALL WAVE KANOYAは続く３回表にも、安打、犠打で一死二塁とし、１番・上村麗がレフト線へ適時二塁打。１点を追加し、二死後、３番・竹原由菜が四球を選んでつなぎ、一・三塁とチャンスを広げ、４番・木村麻利亜がライトスタンドへ勝利を決定づけるスリーランホームラン！　この回大量４点を追加した。
　１点を返され、迎えた５回表には、四球、安打で一死一・三塁とし、６番・谷川の左中間への安打で二者が還り、７－１と大きくリードを広げた。
 
　ＶＯＮＤＳ市原は６回裏、一死一・二塁から５番・小野寺萌のセンター頭上を越える豪快なスリーランホームランを放ち、３点を返し、最終回にも８番・向井杏美、１番・石井愛華の二塁打でさらに１点を返し、２点差まで追い上げ、最後まで追いすがったが……反撃もここまで。５－７で敗れ、「Ａブロック」リーグ戦成績１勝２敗となり、「優勝決定戦」進出の可能性が消えてしまった（第３試合で靜甲が小泉病院 Blue Arrowsに敗れ、ＶＯＮＤＳ市原、MORI ALL WAVE KANOYA、靜甲が１勝２敗で並んだとしても「得失点差」ですでにMORI ALL WAVE KANOYAを下回ってしまっているため（MORI ALL WAVE KANOYAがリーグ戦３試合の総計、得点10・失点12の－２、ＶＯＮＤＳ市原が得点６・失点９で－３となり、３位以下が確定）。

（※ＶＯＮＤＳ市原も小野寺萌のスリーラン等で最後まで追いすがったが……）
 
　勝ったMORI ALL WAVE KANOYAは、同じく１勝２敗ながら、この後の第３試合で靜甲が３点差以上つけられて敗戦すれば、「得失点差」が逆転するため、数字上、「優勝決定戦」進出の可能性を残した。

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