サファイア 第1節 20220417日()平林金属 VS 花王コスメ小田原

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RESULTREPORT
責任投手 / 打撃成績
勝利投手【平林金属】岡﨑 栞菜
敗戦投手【花王コスメ】朝比奈 さくら
打撃成績 【花王コスメ】《三》倉田 実沙
【平林金属】《二》大坪 真子
バッテリー
花王コスメ●朝比奈 さくら-荻野 真鈴
平林金属橋口 紫織、○岡﨑 栞菜-弦田 彩加、片山 瑠奈

《本》:本塁打 《三》:三塁打 《二》:二塁打

 「第55回日本女子ソフトボールリーグ」第1節・サファイアセクション、第2日・第2試合は、前日(4月16日/土)の開幕初戦、Citrine Ichinomiyaに5-1と快勝し、「開幕連勝」を狙う平林金属 Peachblossomsと、小泉病院 Blue Arrowsに1点差で惜敗。今シーズン初勝利をめざす花王コスメ小田原 フェニックスが対戦した。
 
 平林金属 Peachblossomsは2回裏、花王コスメ小田原 フェニックスの先発・朝比奈さくらをとらえ、5安打を集中し、3点を先制。「楽勝ペース」かと思われた。
 
 しかし、花王コスメ小田原 フェニックスはその直後の3回表、この回先頭の8番・倉田実沙がレフト線へ三塁打を放ち、チャンスメイク。すかさず9番・飯島咲燿子がレフトへ犠牲フライを打ち上げ、三塁走者が生還。まず1点を返し、1番・南早紀がセンター前ヒットを放つと、ここで平林金属 Peachblossomsベンチが動き、早目の投手交代を決断。5番・ファーストに入っていた岡﨑栞菜を急遽登板させたが、これが結果的には「裏目」となり、コントロールが定まらず、3四死球と乱れ、守備陣も2つのエラーで足を引っ張り、一挙4点を奪われ、逆転を許してしまう。
 
 逆転を許した平林金属 Peachblossomsは4回裏、安打、敵失、犠打で一死二・三塁の反撃機をつかんだものの、3番・川渕真由の打席でヒットエンドランを失敗。三塁走者が三・本間で挟まれ、タッチアウトとなり、二死三塁と場面が変わり、チャンスを逃がしたかに見えた。しかし……その川渕真由がしぶとく三遊間を破り、三塁走者を迎え入れ、同点に追いつき、さらに4番・大坪真子の中越二塁打で5-4と1点を勝ち越し。続く5番・岡﨑栞菜がレフト前へタイムリーを放ち、2点を勝ち越し。この回3点を奪い、6-4と試合をひっくり返した。
 
 逆転を許し、2点のリードを奪われた花王コスメ小田原 フェニックスは5回表、5番・岡田南、6番・森雅の連続内野安打で無死一・二塁とし、次打者のピッチャーゴロの間にそれぞれ走者が進塁。一死二・三塁とした後、8番・倉田実沙への4球目がパスボールとなり、まず1点。なお一死三塁と走者が残り、倉田実沙がキッチリとセンターへ犠牲フライを打ち上げ、三塁走者が生還。6-6の同点に追いつき、試合を振り出しに戻した。
 
 6-6の同点のまま、試合は延長タイブレークに突入。8回表、花王コスメ小田原 フェニックスは走者を三塁まで進めたものの、「あと一本」が出ず、無得点。平林金属 Peachblossomsはその裏、犠打野選、故意四球で無死満塁とし、一死後、3番・川渕真由がレフト前にサヨナラ安打。2時間28分にわたる熱戦にピリオドを打った。
(※平林金属 Peachblossomsは延長8回裏、粘る花王コスメ小田原 フェニックスを7-6で振り切り、劇的なサヨナラ勝ち!)
 
 敗れた花王コスメ小田原 フェニックスは今節連敗。「エース」朝比奈さくらが2試合連投。今節2試合を一人で投げ抜き、この試合も141球の「熱投」を見せながら延長8回力尽き、2試合連続の1点差負け。互角の試合を演じながら惜しい試合を落としてしまった。

 勝った平林金属 Peachblossomsは今節連勝。開幕初戦の「快勝」に続き、この試合も一度は逆転を許し、再逆転した後も同点に追いつかれる等、苦しい試合となってしまったが、「全員総力」のソフトボールで開幕連勝のスタート。今後が楽しみになる試合を見せてくれた。

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