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1部リーグ 決勝トーナメント 20211107日()ビックカメラ高崎 VS トヨタ自動車

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RESULTREPORT
責任投手 / 打撃成績
勝利投手【BIC】上野由岐子
敗戦投手【トヨタ】モニカ・アボット
打撃成績 【トヨタ】 
【BIC】《二》藤田倭、大工谷真波
バッテリー
トヨタ●モニカ・アボット、後藤希友-峰幸代、切石結女
BIC濱村ゆかり、○上野由岐子-我妻悠香

《本》:本塁打 《三》:三塁打 《二》:二塁打

 「第54回日本女子ソフトボールリーグ」1部決勝トーナメント・第2日第2試合「決勝戦」は、前日(11月6日/土)、「決勝進出」をかけた「宿敵」トヨタ自動車 レッドテリアーズとの対戦で、「東京2020オリンピック」で一躍「時の人」となった「ニュースター」後藤希友を攻略。市口侑果、内藤実穂のタイムリーで2点を奪い、「防御率1位」の濱村ゆかり、「エース」上野由岐子とつなぐ投手リレーで2-0の完封勝ち。一足先に「決勝進出」を決め、「3連覇」へ「王手」をかけたリーグ戦「1位」のビックカメラ高崎 BEE QUEENと、一度はそのビックカメラ高崎 BEE QUEENに敗れ、「敗者復活戦」に回り、「3位決定戦」でリーグ戦「5位」から勝ち上がってきたHonda Revertaに2-1と競り勝ち、3年ぶりに決勝に駒を進めたリーグ戦2位のトヨタ自動車 レッドテリアーズが対戦した。

 決勝トーナメントは、リーグ戦で順位が「上」となったチームに先攻・後攻の選択権が与えられるため、「1位」のビックカメラ高崎 BEE QUEENが「後攻」を選択し、試合が始まった。

 BEE QUEENの先発は今シーズン「防御率1位」(0.65)の濱村ゆかり。その立ち上がり、先頭打者を空振り三振に打ち取った後、2番・鎌田優希にセンター前ヒットを浴び、3番・山崎早紀にも四球を与え、一死一・二塁のピンチを招いたが、後続をサードファウルフライ、レフトフライに打ち取り、ピンチを脱出。無失点の滑り出しを見せた。

 レッドテリアーズの先発はモニカ・アボット。こちらも先頭打者を空振り三振に打ち取った後、四球の走者を出したものの、後続を連続三振。こちらも無失点のスタートを切り、試合は緊迫した投手戦の様相を呈してきた。

 BEE QUEENは3回裏、一死から9番・藤本麗が「チーム初安打」となるセカンド内野安打を放って出塁したものの、次打者の初球に盗塁を仕掛けたが、これが「離塁アウト」をとられ、自らチャンスの「芽」を摘んでしまった。

 一方、レッドテリアーズもその直後の4回表、この回先頭の3番・山崎早紀がセンター前ヒットを放ち、出塁。次打者が手堅く犠打で走者を二塁へ進め、5番・石野江里佳が火の出るような当たりのライナーを放ったが、セカンド・市口侑果がこれをガッチリキャッチ。当たりにつられて飛び出した二塁走者も戻れず、ダブルプレーとなり、先取点のチャンスを逃がしてしまった。

 BEE QUEENは5回表から「エース」上野由岐子を投入。5回表は先頭打者に四球を与え、犠打、サードゴロで三塁まで走者を進められ、続く6回表も1番・石川恭子にライト前ヒットを許し、犠打で得点圏に走者を進められたものの、いずれも後続を断ち、無失点。「世界のエース」上野由岐子がレッドテリアーズ打線の前に立ちはだかり、両チーム無得点のまま、試合は終盤を迎えた。

 試合が動いたのは6回裏、BEE QUEENはこの回先頭の2番・市口侑果が三遊間深く転がす内野安打。続く3番・内藤実穂をモニカ・アボットが警戒し過ぎたか、ストレートのフォアボール。出してはいけない走者を出し、無死一・二塁とチャンスを広げられてしまった。4番・藤田倭は送りバント失敗でツーストライクと追い込まれた後、「何とか走者を進めなければ……」と「右打ち」の意識でアウトコースのボールにバットを合わせると、これが右中間を破る二塁打となり、待望の先取点。なお無死二・三塁のチャンスが続き、5番・大工谷真波が名手・渥美万奈が反応できないほどの「超高速」の痛烈な当たりを放ち、打球はそのまま左中間を抜け、フェンスまで達する二塁打となり、二者生還。この回3点を挙げ、「3連覇」へ大きく前進した。

(BEE QUEENは6回裏、藤田倭、大工谷真波の連続適時二塁打で計3点を挙げ、試合を決めた)

 レッドテリアーズも最終回、必死の反撃を試みたが、「世界のエース」上野由岐子の前に3点差はあまりに重く……センターフライ、セカンドフライ、見逃し三振でゲームセット。BEE QUEENが3年ぶりの「王座奪還」を狙ったレッドテリアーズの「挑戦」を退け、「3連覇」を達成! 勝利の喜びに沸く歓喜の輪が広がった。

(※レッドテリアーズも最終回、必死の反撃を試みたのだが……)

 オリンピック「開幕の地」福島県福島市・福島県営あづま球場を舞台に熱戦がくり広げられた決勝トーナメントは、その「東京2020オリンピック」ともっとも縁の深い(金メダルを獲得した日本代表最多7名が所属するチームであり、その日本代表を率いた宇津木麗華ヘッドコーチが部長を務めている)ビックカメラ高崎 BEE QUEENの「優勝」「3連覇」で幕を閉じた。
 「東京2020オリンピック」では無人だったスタンドに大勢の観客の皆さんが詰めかけ、オリンピック金メダルの「熱と感動」を再現するかのような好ゲームを連日展開。福島に縁のある「金メダリスト」やアメリカ代表、メキシコ代表としてオリンピックを戦った選手たちが躍動! ソフトボールの魅力、面白さのたっぷり詰まった試合で福島のソフトボールファンを魅了してくれた。この決勝トーナメントで「日本女子ソフトボールリーグ」の長い歴史に一つの区切りをつけることになるが、その「歴史」や「伝統」、そこに残された「魂」は来春開幕する「JD.リーグ」に「新しい形」で引き継がれていくことになる。

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