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1部リーグ 第9節 20201018日()ビックカメラ高崎 VS 戸田中央総合病院

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RESULTREPORT
責任投手 / 打撃成績
勝利投手【BIC】上野由岐子
敗戦投手【戸田中央】廣瀬夏季
打撃成績 【戸田中央】《二》水戸久瑠実、高原侑里
【BIC】《本》北口美海《二》市口侑果
バッテリー
戸田中央●廣瀬夏季-坂本結愛
BIC○上野由岐子-我妻悠香

《本》:本塁打 《三》:三塁打 《二》:二塁打

 「第53回日本女子ソフトボールリーグ」1部第9節松山大会・第2日第1試合は、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、「リモートマッチ」(無観客試合)で行われ、ここまで3勝5敗、前日(10月17日/土)の伊予銀行 VERTZ戦に3-0で快勝し、「2部リーグ降格」の危険地帯から一歩抜け出した戸田中央総合病院メディックスと、通算成績6勝2敗、上野由岐子が2勝、濱村ゆかりが3勝、勝股美咲が1勝と「エース」の力だけに頼らず、打線も「キャプテン」内藤実穂を中心にしっかりとこれを援護。チームとしての「総合力」の高さ、「底力」を感じさせる戦いを見せるビックカメラ高崎 BEE QUEENが対戦した。
 
 今シーズンは新型コロナウイルスの影響で前半戦が中止となってしまい、例年のシーズンの半分の試合数(各チーム2回総当たり22試合→後半戦のみの11試合に短縮された)となってしまったため、試合前に先攻・後攻をコイントスで決定(例年は2回総当たりのため、先攻・後攻を入れ替える形で2回対戦していた)され、メディックスの先攻で試合が開始された。
 
 BEE QUEENの先発は「エース」上野由岐子。その立ち上がり、試合開始直後の「初球」をいきなり叩かれ、1番・水戸久瑠実にレフトオーバーのツーベースに浴びたものの、後続をサードゴロ、サードファウルフライ、ピッチャーゴロに打ち取り、走者を進めることすら許さず、無失点でこのピンチを切り抜けた。
 
 メディックスは続く2回表にも、一死から6番・高原侑里がライト前に落ちる「幸運」な二塁打を放ったものの、これも得点に結びつけることができず……。
 
 逆にBEE QUEENはその裏、この試合が「日本リーグ初登板・初先発」となるメディックス・廣瀬夏季をとらえ、一死走者なしから、この試合「スタメン・6番」に起用された北口美海がワンボール・ワンストライクからの3球目を思い切り良く振り抜き、ライトスタンドへ運ぶ先制のソロホームランを放ち、1点を先取した。

(※BEEQUEENは2回裏、北口美海のソロホームランで先制!)

 1点を追うメディックスはその後もBEE QUEENの「エース」上野由岐子の前に得点を挙げることができず……最終回、二死走者なしから安打と連続四球で満塁と攻め立て、「一打逆転」のチャンスを作ったが、ここでも「最後の打者」がショートへのハーフライナーに打ち取られ、試合終了。「世界のエース」上野由岐子が最少得点差を守り切り、1-0の完封勝利。通算成績7勝2敗とし、「首位」を走る「宿敵」トヨタ自動車 レッドテリアーズをピッタリマーク。「連覇」へ好位置をキープしている。
※この後、松山大会第2試合で伊予銀行 VERTZが敗れ、「4敗」のチームがなくなり、BEE QUEENの5位以上、「決勝トーナメント進出」が確定した(BEE QUEENが残り2試合に「全敗」しても、最終成績7勝4敗となり、「5敗」の6位以下のチームに逆転される可能性がなくなったため)。

 敗れたメディックスは3勝6敗。「2部リーグ降格」の危険地帯からは一歩抜け出したものの、好投を続けながら勝ち星に恵まれない「エース」ジョーダン・テーラーにしても、この試合の「日本リーグ初登板・初先発」でBEE QUEENの「強力打線」を5安打・1失点に抑えながら敗戦投手となった廣瀬夏季にしても、「打線の援護さえあれば……」という試合展開が続く。残り2試合、来シーズンにつなげるためにも「打線の奮起」を期待したいところだ。

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