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1部リーグ 第10節 20181021日()大垣 ミナモ VS Honda

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RESULTREPORT
責任投手 / 打撃成績
勝利投手【ホンダ】ジェイリン・フォード
敗戦投手【ミナモ】エレン・ロバーツ
打撃成績 【ホンダ】 
【ミナモ】 
バッテリー
ホンダ○ジェイリン・フォード-田井静華
ミナモ●エレン・ロバーツ-平川穂波

《本》:本塁打 《三》:三塁打 《二》:二塁打

 「第51回日本女子ソフトボールリーグ」1部第10節山梨大会・第2日第2試合は、通算成績5勝16敗で同率11位、前日(10月20日/土)の豊田自動織機 シャイニングベガ戦を谷口敏子の2打席連続本塁打・5打点を挙げる活躍等で8-2と快勝。「2部リーグ自動降格」の危機を脱したと思われたが、香川大会の第2試合で伊予銀行 VERTZも戸田中央総合病院 Medicsに5-2で勝利。再び同率に並ばれ、順位決定の上では不利な状況(直接対決での対戦成績は1勝1敗、対戦での得失点差も同率で並んでおり、現時点(21試合消化時点)での全試合の総得失点差で伊予銀行 VERTZが得点39・失点81の-42、大垣 ミナモが得点24・失点97の-73という状況。このまま同率であれば、その総得失点差で順位が決定されるため、伊予銀行 VERTZが11位、大垣 ミナモが12位となる)にあるため、どうしても「勝利」がほしい大垣 ミナモと、通算成績7勝14敗の10位、前日(10月20日/土)のビックカメラ高崎 BEE QUEEN戦に降雨コールドで2-1と勝利し、自力で「1部リーグ残留」を確定させたHonda Revertaが対戦した。

 先攻のRevertaは初回、ミナモの先発・エレン・ロバーツの立ち上がりを攻め、1番・佐野由貴美が四球を選び、出塁。2番・芝崎恵梨の送りバントが内野安打となり、無死一・二塁とし、一死後、4番・サマンサ・フェーガンのセカンドゴロの間に走者がそれぞれ進塁。二死ながら二・三塁の好機をつかみ、5番・胡子路代が二遊間をしぶとく破るタイムリー。三塁走者が還り、Revertaが幸先よく1点を先取した。

(※先攻のRevertaは初回、「キャプテン」胡子路代が先制打を放つ!)

 一方、ミナモはRevertaの「エース」ジェイリン・フォードの制球の乱れにつけ込み、2回裏、二死走者なしから6番・兼益明日香、7番宮本真緒の連続四球で一・二塁のチャンスを作ったが、後続なく無得点。3回裏にも、二死から2番・奥あかねがレフト線に落とすチーム初安打。パスボールと3番・田島萌愛のピッチャー強襲安打で一・三塁と攻め立て、4番・平川穂波のバットに期待がかかったが、レフトフライに倒れ、スリーアウト。どうしても得点を挙げることができない。

 逆にRevertaは5回表、下位打線からチャンスを作り、代打・高橋真子の安打・盗塁等で二死二塁とすると、1番・佐野由貴美が詰まりながらも「力」でセンター前に運ぶタイムリー。二塁走者が還り、貴重な追加点を挙げ、2点差にリードを広げた。

 この試合に敗れると2部リーグへの「自動降格」が決まってしまうミナモは必死の反撃を試み、5回裏には一死から9番・和島野乃香がレフト前ヒットを放ち、相手守備陣の一瞬の隙を突き、二塁へ進塁(記録はワンヒット・ワンエラー)。しかし……後続が三振、セカンドフライに倒れ、得点に結びつけることができず、最終回もこの回先頭の7番・宮本真緒がセンター前ヒットを放ち、出塁。代打・川端めぐみの死球で無死一・二塁とし、9番・和島野乃香が確実に送り、一死二・三塁の「一打同点」のチャンスを作った。二死後、2番・奥あかねが期待に応え、「執念」でセンター前に運ぶ安打を放ち、「同点か!?」と思われたが……三塁走者は生還したものの、二塁走者はタッチアウト。この瞬間、大垣 ミナモの「2部リーグ自動降格」が決まってしまった。

(※ミナモは7回裏、驚異的な粘りを見せ、「同点か……」という場面があったのだが……)

 ミナモの1部リーグ昇格初年度での「5勝」は立派なものであり、例年であれば「1部リーグ残留」、少なくとも「入替戦」へ回るだけの勝ち星であったと思うが……。上位争いが「大混戦」となったことにより、必然的に決勝トーナメント進出ラインが下がり、互いに潰し合ったことが「1部リーグ残留争い」にも影響を与え、こちらは例年であれば残留できるはずの「デッドライン」が引き上げられ、その割を食う形でミナモの「2部リーグ自動降格」が決まってしまった。ただ、「クラブチーム」として初めて1部リーグ昇格を果たしたことの意義は大きく、地域に支えられ、地域に愛され、「おらがクラブ」を応援すべくスタンドを埋めてくれた「サポーター」の姿は他チームにはない光景だった。また、その「最後まで決して諦めない」戦う姿勢は素晴らしく、この試合の最後の場面でも、観る者が思わず「奇跡」が起こるのを期待してしまうようなプレーを見せてくれた。

 勝ったRevertaは8勝14敗。エンジンのかかりが遅く、前半戦の出遅れが響く形となってしまったが、後半戦の巻き返しは目を見張るものがあった。前半戦2勝9敗から後半戦は6勝5敗と星を伸ばし、「2部リーグ降格」を心配するような時期もあったものの、「エース」ジェイリン・フォードが徐々にその「実力」を発揮。苦しいシーズンではあったものの、最後は来シーズンにつながる戦いを見せてくれたのではないだろうか。

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