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1部リーグ 第4節 20180527日()トヨタ自動車 VS 太陽誘電

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RESULTREPORT
責任投手 / 打撃成績
勝利投手【トヨタ】モニカ・アボット
敗戦投手【太陽誘電】藤田倭
打撃成績 【太陽誘電】《本》藤田倭《二》丸本里佳
【トヨタ】 
バッテリー
太陽誘電●藤田倭-佐藤みなみ
トヨタ○モニカ・アボット-峰幸代

《本》:本塁打 《三》:三塁打 《二》:二塁打

 「第51回日本女子ソフトボールリーグ」1部第4節栃木大会・第2日第1試合は、ここまで7勝1敗で同率首位、2年ぶりの「王座奪還」へ向け、調子を上げているトヨタ自動車 レッドテリアーズと、通算成績3勝5敗の同率8位、開幕3連敗が響き、なかなか「本来の姿」を取り戻せずにいる太陽誘電 ソルフィーユが対戦した。
 
 レッドテリアーズは「絶対的エース」モニカ・アボット、ソルフィーユは「驚異の二刀流」藤田倭を先発に立て、試合がはじまった。
 ソルフィーユは2回表、この回先頭の4番・藤田倭が、高めのボールに力負けせず、しっかりと振り抜くと左中間スタンドに運ぶ先制のホームラン。「驚異の二刀流」のバットが火を噴き、ソルフィーユに先取点がもたらされた。

(※ソルフィーユは2回表、「驚異の二刀流」藤田倭が「完璧」な当たりの先制ホームラン!)
 
 ソルフィーユは続く3回表にも、一死から1番・原田のどかがセカンド内野安打で出塁し、二死後、3番・佐藤みなみが四球を選び、一・二塁とすると、第1打席で先制ホームランを放った4番・藤田倭を打席に迎え、またしてもそのバットから火の出るような当たりがセンターを襲ったが、これはセンター・山崎早紀の守備範囲。完全に「とらえた」当たりではあったが、追加点はならなかった。
 
 1点を追うレッドテリアーズは3回裏、2番・鈴木鮎美、3番・長崎望未の連続四球で一・二塁とすると、4番・山崎早紀がしぶとく二遊間を破るタイムリーを放ち、代走に起用された堤加菜子が俊足を飛ばし、二塁から一気にホームイン。1-1の同点に追いつき、なお一死一・三塁のチャンスが続き、一塁走者がすかさず盗塁。二・三塁となった後、5番・渥美万奈が三遊間を破るタイムリー。三塁走者を迎え入れ、2-1と試合をひっくり返した。

 逆に1点を追う立場となったソルフィーユは4回表、一死から6番・山本晴香のサードゴロが一塁への悪送球を誘い、二塁まで進塁。ここで7番・河野美里がセンター前にはじき返し、二塁走者が一気に本塁を狙ったが、惜しくもタッチアウト。この後も、8番・尾崎望良が三遊間を破る安打、9番・丸本里佳がレフト前に痛烈な当たりの安打を放ち、二死満塁と攻め立てたが、1番・原田のどかがフルカウントまで粘ったものの、レフトフライに倒れ、チャンスを逃した。

 ソルフィーユは7回表、この回先頭の9番・丸本里佳が右中間を真っ二つに割る二塁打。一死後、連続四球で満塁とし、4番・藤田倭の三遊間への当たりで二塁走者が三塁フォースアウトかと思われたが、ショート・渥美万奈からの送球をサード・鈴木鮎美がジャッグルしてしまい、オールセーフ。この間に三塁走者が還り、2-2の同点となり、なお一死満塁の逆転のチャンスが続いた。
 しかし……ここで押し切れないのが今シーズンのソルフィーユ。5番・中溝優生は浅いレフトフライで三塁走者は動けず、6番・山本晴香は空振り三振に終わり、同点止まり。

 試合は2-2の同点のまま、延長タイブレーカーに入り、8回は両チーム無得点で迎えた9回裏、レッドテリアーズはタイブレーカーの走者がワイルドピッチで三塁へ進み、一死後、2番・鈴木鮎美が思い切り引っ張った打球は三塁線を破り、三塁ベースを直撃。ベースに跳ね返った打球をサード・山本晴香が素早く処理し、懸命に本塁へ送球したが、間一髪間に合わず、サヨナラのホームイン。レッドテリアーズが延長タイブレーカーにもつれ込む熱戦を制し、劇的なサヨナラ勝ちで通算成績を8勝1敗とし、同率首位の座を守った。

(※延長9回裏、レッドテリアーズは一死三塁から鈴木鮎美が三塁ベース直撃のサヨナラ安打を放つ!)

 敗れたソルフィーユは3勝6敗。星勘定の上では非常に厳しい状況に追い込まれたが、この試合ではレッドテリアーズが誇る「絶対的エース」モニカ・アボットを追い詰め、「さすが2年連続準優勝チーム」という見事な試合を展開した。
 「驚異の二刀流」藤田倭が放った「完璧」な当たりのホームラン。3回表、4回表の怒涛の攻撃……クオリティの高いソフトボールを展開しながら勝利を手にすることができないという「現実」。例年にない「混戦」となっているリーグの中で、ここから這い上がることができるのか……ソルフィーユの「真価」が問われる。

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