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1部リーグ 第4節 2018年05月26日(土)ビックカメラ高崎 VS 日立
後攻

ビックカメラ高崎
2018年05月26日(土) 10:30 旭川スタルヒン球場
先攻

日立
RESULT | REPORT |
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責任投手 / 打撃成績 |
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勝利投手 | 【日立】岡村奈々 | 敗戦投手 | 【BIC】上野由岐子 | 打撃成績 | 【日立】《本》木村千春《二》松岡くるみ | 【BIC】《本》内藤実穂 |
バッテリー |
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日立 | ○岡村奈々-清原奈侑 | BIC | ●上野由岐子-我妻悠香 |
《本》:本塁打 《三》:三塁打 《二》:二塁打 | 「第51回日本女子ソフトボールリーグ」1部第4節旭川大会・第1日第1試合は、ここまで唯一「全勝」を守り、無傷の開幕7連勝と「連覇」へ向け、視界良好のビックカメラ高崎BEE QUEENと、投打の歯車が噛み合わず、通算成績2勝5敗の同率9位、2年ぶりの「決勝トーナメント進出」を果たすためには、早くも「正念場」を迎えている日立 サンディーバが対戦した。
この試合、「絶対に負けられない」と闘志を燃やす先攻のサンディーバは初回、BEE QUEENが誇る「世界のエース」上野由岐子に襲いかかり、一死から2番・松岡くるみが左中間のフェンスをワンバウンドで越えるエンタイトルツーベース。二死後、4番・那須千春が完全に詰まらされながらもレフト前に落とすポテンヒットを放ち、二塁走者・松岡くるみが思い切りの良い走塁で本塁を陥れ、「勝利への執念」を感じさせる果敢な攻めで先取点を挙げた。
1点を先制されたBEE QUEENは2回裏、サンディーバの先発・岡村奈々をとらえ、この回先頭の5番・糟谷舞乃が四球を選び、出塁。次打者のセカンドゴロの間に二塁へ進み、7番・内藤実穂がワンボールからの2球目をジャストミート。センター頭上を越えるツーランホームランを放ち、「一振り」で試合をひっくり返した。
(※BEE QUEENは2回裏、内藤実穂のツーランホームランで逆転に成功!)
逆に1点を追う立場となったサンディーバは、その直後の3回表、二死走者なしから2番・松岡くるみが粘った末に四球で出塁すると、ワイルドピッチで二塁へ進塁。さらに3番・山田恵里が二遊間に高いバウンドのゴロを転がし、一塁へ「気合」のヘッドスライディング。「投・打のレジェンド」の対決は、「気迫」に勝る山田恵里に軍配があがり、二死ながら一・三塁とチャンスを広げると、初回に先制のタイムリーを放っている4番・那須千春がまたしても初球を狙い打ち。一・二塁間を鋭く破るタイムリーを放ち、2-2の同点。第3節終了時点で22打数5安打・打率2割2分7厘・打点わずかに1、本塁打どころか長打も「0」の「悩める大砲」が「世界のエース」を相手に存在感を発揮し、試合を振り出しに戻した。
こうなると試合はサンディーバのペース。4回裏の一死満塁のピンチを岡村奈々が連続三振で切り抜け、勝利へ向かうチームのムードをさらに高めると、その直後の5回表、打線が力投の岡村奈々を援護。1番・林佑季の二遊間を抜く安打、4番・那須千春の四球等で二死一・二塁とすると、5番・木村千春がこれも初球を積極的に狙い、甘めに入ったボールを逃すことなく「ジャストタイミング」でバットを合わせ、センター頭上を越えるスリーランホームラン! 開幕から打率1割に満たず、打撃不振に苦しんでいた「期待の長距離砲」が「世界のエース」から「勝負を決める一発」を放って見せた。
(※サンディーバは5回表、二死一・二塁から木村千春が勝負を決めるスリーランホームラン!)
3点のリードをもらった岡村奈々は、その後も走者こそ出すものの、BEE QUEEN打線に「決定打」を許さず、5-2のまま逃げ切り、完投勝利。BEE QUEENに今シーズン「初黒星」をつけ、通算成績3勝5敗とし、ギリギリのところで上位争いに踏み止まる貴重な「1勝」を挙げた。
敗れたBEE QUEENは7勝1敗。唯一「全勝」を守っていた「王者」に土がつき、混戦模様にさらに拍車をかける結果となった。「世界のエース」がサンディーバ打線の初球から積極的に打って出る「果敢な攻め」の前に8安打・5失点。一度は試合をひっくり返してもらいながら、大事なところで踏ん張り切れず、今シーズン初黒星を喫し、「宿命のライバル」トヨタ自動車 レッドテリアーズに「同率首位」に並ばれてしまった。
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