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1部リーグ 第3節 2018年05月20日(日)伊予銀行 VS 豊田自動織機
後攻

伊予銀行
| 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | | R |
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豊田織機 | | | | | | | | | | | | | | | |
伊予銀行 | | | | | | | | | | | | | | | |
2018年05月20日(日) 10:30 ダイムスタジアム伊勢
先攻

豊田自動織機
RESULT | REPORT |
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責任投手 / 打撃成績 |
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勝利投手 | 【豊田織機】ケイラニ・リケッツ | 敗戦投手 | 【伊予銀行】庄司奈々 | 打撃成績 | 【豊田織機】《本》洲鎌夏子 | 【伊予銀行】 |
バッテリー |
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豊田織機 | 河澄星菜、○ケイラニ・リケッツ-永溝早紀 | 伊予銀行 | ●庄司奈々-二宮はな |
《本》:本塁打 《三》:三塁打 《二》:二塁打 | 「第51回日本女子ソフトボールリーグ」1部第3節伊勢大会・第2日第1試合は、開幕節で快勝した後、「まさか……」の5連敗。通算成績1勝5敗と厳しい状況下にある伊予銀行 VERTZと、前日のHonda Reverta戦でようやく2勝目を上げ、通算2勝4敗。「上位進出の常連」チームでありながら、こちらも調子が上がらない豊田自動織機 シャイニングベガが対戦した。
VERTZの先発は、「右のエース」庄司奈々。その立ち上がり、二死から四球の走者を出したものの、落ち着いて後続を断ち、無失点の滑り出しを見せた。
シャイニングベガはその裏、守りにつくと同時にDP・ケイラニ・リケッツがFP・河澄星菜のピッチャーの守備を兼務。「実質的な先発投手」となり、三者凡退の立ち上がりを見せた。
その後も、今の両チームの「調子」「現状」を映し出すかのように、走者は出すものの、「決定打」を欠く試合展開が続き、両チーム無得点。0-0のまま、試合は延長タイブレーカーに突入した。
延長8回表、シャイニングベガは1番・高坂香月の内野安打で無死一・三塁とし、一塁走者がすかさず盗塁。二・三塁とチャンスを広げたが、2番・村上ほのか、3番・中森菜摘が連続三振。チャンスを逃したかに見えたが……4番・洲鎌夏子が抜群の「勝負強さ」を見せ、ワンボールからの2球目をとらえ、レフトスタンドへ運ぶスリーランホームラン。「女子TOP日本代表」でも同様に、「勝負どころ」で快打を連発する「クラッチヒッター」の「一発」で勝負は決まったかに見えた。
(※延長8回表、二死二・三塁から洲鎌夏子がレフトスタンドへスリーランを放つ!)
VERTZはその裏、3点差でありながらタイブレーカーの走者を手堅く犠打で送り、ワイルドピッチでまず1点。走者はなくなったが、ここから代打・池田千沙が強烈な当たりの三塁強襲安打を放ち、出塁。代打・浅石彩菜が二遊間をしぶとく破る安打で続き、9番・松成あゆみの高いバウンドで転がった難しい当たりはショート・高坂香月が鋭いダッシュでさばき、ランニングスロー。間一髪、一塁で刺し、二死二・三塁となり、シャイニングベガが勝利まで「あと一人」までこぎつけた。
しかし、VERTZも「勝利への執念」を見せ、1番・對馬弥子がツーストライクと追い込まれながらも、アウトコース低めの難しいボールにバットを投げ出すようにして合わせ、ライト前に落とすタイムリー。二者が還り、「絶望的」と思えた3点差を追いついて見せた。
(※VERTZは8回裏、「キャプテン」對馬弥子の「執念」のタイムリーで同点に……)
勝利目前で同点に追いつかれたシャイニングベガは9回表、タイブレーカーの走者を送れず、一死二塁となった後、7番・ケイラニ・リケッツの一・二塁間への当たりをファースト・矢野輝美が懸命に追ったがために打球に触れて方向を変えてしまい、カバーに入ったセカンド・正木朝貴も逆を突かれ、誰も処理できぬのを横目に見ながら、二塁走者が一気に生還。シャイニングベガが1点を勝ち越した。
VERTZはその裏、タイブレーカーの走者を内野ゴロの間に三塁へ進め、4番・樋口菜美の3球目にヒットエンドランを敢行。しかし……これが空振りとなり、飛び出した三塁走者が三・本間に挟まれ、タッチアウト。驚異的な粘りを見せたVERTZもさすがにこれで力尽きた。
勝ったシャイニングベガは3勝4敗。第2節を終え、1勝4敗の「窮地」に立たされたが、今節連勝で勝率5割まで「あと一歩」のところまで星を戻した。順位争いが「大混戦」の様相を呈しており、ここが「正念場」といったところか。
敗れたVERTZは1勝6敗。試合内容は決して悪くはないのだが……「勝ち切る」ことができずにいる。どんな「好ゲーム」も「善戦」も、結果として「勝利」を得ないことには意味がない。これまでも何度も窮地に立たされながら、「1部リーグ残留」を果たしてきた「経験」を糧に、着実にチーム力もつけてきているはず。「自らの力」を信じ、この苦境を打開する「道」をチーム全員で見出してほしい。
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