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1部リーグ 第3節 20180519日()戸田中央総合病院 VS 日立

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RESULTREPORT
責任投手 / 打撃成績
勝利投手【戸田中央】ジョーダン・テーラー
敗戦投手【日立】泉花穂
打撃成績 【日立】《本》田邊奈那《二》林佑季、清原奈侑
【戸田中央】《本》サム・フィッシャー、小沢佳那子
バッテリー
日立岡村奈々、小薗美希、●泉花穂-清原奈侑
戸田中央五味彩華、中村美樹、○ジョーダン・テーラー-坂本結愛

《本》:本塁打 《三》:三塁打 《二》:二塁打

 「第51回日本女子ソフトボールリーグ」1部第3節広島大会・第1日第2試合は、通算成績3勝2敗と勝ち越し、上位戦線に割って入る勢いを見せている戸田中央総合病院 Medicsと、前節、「自慢」の強力打線が「不発」。「想定外」の2試合連続の完封負けで、通算成績2勝3敗の同率6位と調子の出ない日立 サンディーバが対戦した。

 先攻のサンディーバは初回、Medics・先発の五味彩華の立ち上がりを攻め、一死から2番・加福直子がピッチャー前へのセーフティーバントで出塁。3番・林佑季が四球で歩き、一・二塁とすると、4番・那須千春はサードベース直撃の内野安打。一死満塁と攻め立て、この絶好機に6番・田邊奈那が2球目を強振! 打球はグングン伸びていき、そのままセンタースタンドへ飛び込む満塁ホームラン! 今年から「キャプテン」を任された田邊奈那の「グランドスラム」で一挙4点を先制し、前節の2試合連続完封負けの「嫌な雰囲気」を、チームを引っ張る「キャプテン」の一振りで完全に払拭して見せた。

(※サンディーバは初回、「頼れるキャプテン」田邊奈那が満塁本塁打を放つ!)
 
 初回に大量4点を先制したサンディーバは3回表、この回先頭の3番・林佑季がレフトの頭上を越えるツーベースで出塁。4番・那須千春の死球で無死一・二塁とした後、すかさずダブルスチールを敢行。これが見事に決まり、無死二・三塁とチャンスを広げると、5番・奥田茉優希がスクイズを決め、まず1点を追加。なお一死三塁のチャンスが続き、二死後、7番・清原奈侑が右中間を鋭く破るタイムリーツーベースを放ち、この回2点目。6-0と大きくリードを広げ、このまま一方的な試合展開になるかと思われた。
 
 6点をリードされたMedicsはその裏、二死から1番・サム・フィッシャーがセンターへソロホームランを放ち、反撃の口火を切ると、大量得点差をモノともせず、猛反撃を開始。続く4回裏には、この回先頭の3番・坂本結愛、4番・本間紀帆の連打から一死一・三塁のチャンスをつかみ、6番・小沢佳那子がライト前へタイムリー。三塁走者は還ったものの、三塁を狙った一塁走者がタッチアウトとなり、1点止まりと思われたが、ここから7番・高原侑里、8番・田中江理奈の連打で二死満塁とチャンスを作り直し、続く9番・松本由佳への5球目が「まさか……」の押し出しの死球となり、この回2点目。サンディーバは先発・岡村奈々を諦め、2番手・小薗美希に継投したが、3点差で迎えた5回裏には、その小薗美希がMedics打線につかまり、安打、四球、犠打等で二死二・三塁とされた後、6番・小沢佳那子にこの試合2本目となるタイムリーを浴び、二者が還り、ついに1点差……。続く7番・高原侑里への3球目がワイルドピッチとなり、一塁走者が二塁へ進塁。「一打同点」の場面を演出してしまい、その高原侑里にも二遊間を抜くタイムリーを浴び、二塁走者が生還。「同点」のランナーが還り、大量6点のリードをすべて吐き出し、試合は振り出しに戻ってしまった。

 こうなると試合の流れはMedicsへと傾き、6-6の同点で迎えた最終回、Medicsは前のイニングから登板していたサンディーバ・泉花穂を攻め、この回先頭の5番・水戸久瑠実がレフト前ヒットで出塁。サヨナラのランナーを出すと、この試合ここまで2本のタイムリーを放ち、3打点と「絶好調」の6番・小沢佳那子を打席に迎え、その小沢佳那子が2球目をとらえ、フルスイング。打球はグングン伸びていき……サヨナラツーランホームラン! チームを支える「頼れるベテラン」の一発で、6点差をひっくり返す「奇跡的」な逆転劇の幕を引き、通算成績を4勝2敗とし、上位争いに踏み止まる「貴重な1勝」を挙げた。

(※Medicsは最終回、小沢佳那子の劇的なサヨナラホームランで奇跡的な逆転勝利!)
 
 敗れたサンディーバはこれで通算成績2勝4敗。序盤で大量6点ものリードを奪いながら、逆転を許すという「悪夢」のような試合展開に……。先発・岡村奈々、小薗美希、泉花穂とタイプの違う投手を継投し、Medics打線の反撃をかわそうと試みたが、13安打と打ち込まれ、「まさか……」の逆転劇を招いてしまった。
 投手陣が踏ん張れば打線の援護がなく、打線が奮起すれば投手陣が踏ん張れず……という悪循環。上位争いに踏み止まるためにも、一刻も早く「投打の歯車」を嚙合わせ、この「悪循環」を断ち切る必要がある。


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