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[2022年04月19日] 「第55回日本女子ソフトボールリーグ」第1節石川大会 「プラチナセクション」の戦いを振り返る

「第55回日本女子ソフトボールリーグ」第1節石川大会
「プラチナセクション」の戦いを振り返る


 去る4月16日(土)・17日(日)の両日、石川県金沢市・金沢市専光寺ソフトボール場を会場に、「第55回日本女子ソフトボールリーグ」第1節石川大会が開催された。
 今シーズンから「新規加盟」の2チームを加えた12チームにより「再編成」され、新たなスタートを切ることになった「第55回日本女子ソフトボールリーグ」。
 この日本リーグは、全12チームを「プラチナセクション」「サファイアセクション」に各6チームずつ2セクションに分け、各セクション内で「2回総当たり」のリーグ戦を実施。「プラチナセクション」「サファイアセクション」の対抗戦となる「交流節」での3試合を含む13試合(セクション内リーグ戦10試合+交流節3試合=計13試合)の結果により、まずセクション内の順位を決め、最終順位を決定する「順位決定節」を実施。「プラチナセクション」「サファイアセクション」の1位・2位4チーム、3位・4位4チーム、5位・6位4チームによる「最終順位決定戦」となる1回総当たりのリーグ戦を行い、そのリーグ戦の結果で優勝~4位、5位~8位、9位~12位をそれぞれ決定する試合方式で覇が競われることになる
「第55回日本女子ソフトボールリーグ」の試合方式の詳細はこちら)。

 ここでは第1節「プラチナセクション」での戦いを振り返ってみたい。
※第1節「プラチナセクション」の動画はこちら

 「プラチナセクション」は専光寺ソフトボール場・第2球場を会場に熱戦を展開。初日(4月16日/土)は、天候が心配されたが、試合開始前には雨も上がり、大会関係者の懸命のグラウンド整備もあり、予定通り10:00に試合が開始された。
 第1試合は、大和電機工業とルネス紅葉スポーツ柔整専門学校が対戦(※試合レポート詳細はこちら)。試合は大和電機工業打線が爆発! 2回裏、堀あかねの本塁打で先制すると、打者12人を送る猛攻で大量8点を挙げる等、一方的な試合展開となり、4本の長打を含む12安打・17得点と打ちまくり、17-1の大差で勝利を収めた。
 第2試合は、今シーズンから日本リーグに「新規加盟」したVONDS市原とMORI ALL WAVE KANOYAが対戦(※試合レポート詳細はこちら)。試合はMORI ALL WAVE KANOYAが2回裏に先制。一死二・三塁から永山愛実がスクイズを決め、先取点を挙げると、4回表には上村麗のツーランホームラン等で3点を追加。守っては先発・中野花菜、竹原由菜とつなぐ投手リレーでVONDS市原打線をわずか2安打に抑え込み、4-0の完封勝利を収めた。
 第3試合は、ペヤングとYKKが対戦(※試合レポート詳細はこちら)。YKKが宮坂佑希の先頭打者本塁打で猛攻の口火を切ると、その後も攻撃の手を緩めることなく打ちまくり、「キャプテン」大内麻里奈の2打席連続本塁打を含む13安打・14得点の猛攻で14-1と大勝。ペヤングは「主砲」大﨑小夏の本塁打で1点を返し、完封を免れるのが精一杯だった。

 大会2日目(4月17日/日)、第1試合はルネス紅葉スポーツ柔整専門学校とMORI ALL WAVE KANOYAが対戦(※試合レポート詳細はこちら)。MORI ALL WAVE KANOYAが初回、木村麻利亜のタイムリースリーベース等で2点を先制し、4回表には4安打を集中し、打者一巡の猛攻。決定的な4点を加え、先発・木村麻利亜、黒木明音の継投でルネス紅葉スポーツ柔整専門学校をわずか2安打に封じ、6-0の完封勝利。開幕「連勝」のスタートを切った。
 第2試合は、ペヤングと大和電機工業が対戦(※試合レポート詳細はこちら)。大和電機工業は初回からエンジン全開、立川可純の満塁の走者を一掃するタイムリースリーベースで先手を取ると、その後も容赦なく攻め続け、18安打・19得点の猛攻で一方的な試合展開となった。ペヤングは「主砲」大﨑小夏が初回に適時二塁打を放ち、「反撃開始!」と思われたが、この試合も早々に投手陣がつかまってしまい、大量失点。6回裏にも、釣春香の三塁打、大﨑小夏の犠牲フライで1点を返し、大﨑小夏がチームの「全得点」を一人で叩き出す活躍を見せているものの、投手陣が踏ん張れず、19―2の大差の試合となってしまい、今節連敗。2試合計33失点では勝機はなかった。
 第3試合は、YKKとVONDS市原が対戦(※試合レポートはこちら)。VONDS市原が初回、「実績十分」のスラッガー・和田美樹が先制のツーランホームラン。「一振り」で試合の「流れ」を決定づけ、5回表にもダメ押しの1点を加えると、守っては「エース」高田香がテンポの良いピッチングで1失点の完投。3-1で勝利を収め、待望の「日意本リーグ初勝利」を挙げた。
※「プラチナセクション」第1節終了時点の戦績表はこちら

 第1節を終え、「プラチナセクション」は、大和電機工業が連勝。MORI ALL WAVE KANOYAがそれに並び、1勝1敗のYKK、VONDS市原が同率3位で追い、今節連敗に終わったペヤング、ルネス紅葉スポーツ柔整専門学校は、開幕から大敗続きで「前途多難」な感は否めないが……次節以降の巻き返しに期待したい。

 「プラチナセクション」第2節は5月20日(金)~22日(日)の3日間、千葉県市原市・ゼットエーボールパークで開催される予定である。


「第55回日本女子ソフトボールリーグ」プラチナセクション 順位表
順位 チーム
1 大和電機工業 2 0
1 MORI ALL WAVE KANOYA 2 0
3 YKK 1 1
3 VONDS市原 1 1
5 ペヤング 0 2
5 ルネス紅葉スポーツ柔整専門学校 0 2
※第1節(4月17日)終了時点

「第55回日本女子ソフトボールリーグ」第1節石川大会は
金沢市専光寺ソフトボール場を会場に熱戦を展開!



第1節の全試合をインターネットLIVE配信。
石川県協会・富山県協会が力を合わせ、実現



「プラチナセクション」首位に立った大和電機工業


「プラチナセクション」同率首位に並んだMORI ALL WAVE KANOYA


「プラチナセクション」次節は5月20日〜22日、千葉県市原市で開催予定


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