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1部リーグ 決勝トーナメント 2016年11月26日(土)日立 VS ビックカメラ高崎
2016年11月26日(土) 13:30 明治神宮野球場
先攻

ビックカメラ高崎
RESULT | REPORT |
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責任投手 / 打撃成績 |
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勝利投手 | 【日立】小薗美希 | 敗戦投手 | 【BIC】上野由岐子 | 打撃成績 | 【BIC】《本》北口美海、山本優《二》柳井春菜 | 【日立】《本》田邊奈那、山田恵里 |
バッテリー |
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BIC | ●上野由岐子、濱村ゆかり-我妻悠香 | 日立 | ○小薗美希、山中しほ、小薗美希-清原奈侑 |
《本》:本塁打 《三》:三塁打 《二》:二塁打 |
「第49回日本女子ソフトボールリーグ」1部決勝トーナメント第1日・第2試合は、17勝5敗でリーグ戦3位、「下剋上」で「連覇」を狙うビックカメラ高崎 BEE QUEENと、デンソー ブライトペガサスとの熾烈な4位争いを制し、15勝7敗の4位で決勝トーナメント「最後の椅子」に滑り込んだ日立 サンディーバが対戦した。
サンディーバの先発は小薗美希。今シーズン8勝を挙げ、サンディーバの「エース」に成長した小薗美希は、落ち着いた立ち上がりを見せ、BEE QUEENの攻撃を三者凡退に抑え、上々の滑り出しを見せた。
一方、BEE QUEENの先発は「世界のエース」上野由岐子。サンディーバはこの試合、「上野由岐子対策」か、レギュラーシーズンとは大幅に打順を組み替え、1番に「現役進化形レジェンド」山田恵里を起用。今シーズン、日本リーグ通算200勝、2000奪三振という「前人未踏の大記録」を達成したBEE QUEEN・上野由岐子から、日本リーグ通算本塁打歴代1位に並ぶ39本目の本塁打を放っている山田恵里を試合開始からいきなりぶつけ、投打の「現役進化形レジェンド」が対決する形となった。
この「現役進化形レジェンド」同士の対決は山田恵里が綺麗にセンター前にはじき返すヒットを放ち、第1ラウンドは山田恵里に軍配が上がったが、後続をしっかりと断ち、こちらも無失点の立ち上がり。試合はこのまま投手戦になるかと思われた。
しかし……予想外に試合は序盤から動き、サンディーバは2回裏、一死から6番・林佑季がサード前にボテボテの当たりを放つと、サード・山本優が「ファウルになる」と判断し、この打球を見送ったが、切れずにフェアグラウンドに止まり、内野安打。幸運な当たりで出塁すると、続く7番・田邊奈那は初球ファウル、2球目空振りでツーストライクを追い込まれながら、アウトハイのライズボールにうまくバットを合わせ、レフトスタンドへツーランホームラン(上段写真:2回裏、サンディーバは「伏兵」田邊奈々のツーランホームランで先制!)。あるいはもう少し高めに外し、空振りを誘うつもりだったのかもしれないが、高さがやや甘くなったところを「会心」の一撃。思わぬ「伏兵」の一発でサンディーバが先手を取った。
BEE QUEENは4回表、この回先頭の3番・森さやかが四球で出塁。4番・メーガン・ウィギンズのセカンド前への当たりが内野安打となり、無死一・二塁とチャンスを広げた。5番・内藤実穂はバントと見せて、強攻策に切り替えたが、ショートゴロで二塁走者が三塁封殺。走者を送れず、6番・柳井春菜が一・二塁間を破る安打を放ち、二塁走者が一気に本塁を狙ったが、ライト・長谷川千尋の好返球で本塁寸前タッチアウト(下段写真:BEE QUEENは4回表、一死一・二塁から柳井春菜の安打で二塁走者が本塁を狙ったがサンディーバの堅い守りで生還ならず。反撃のチャンスを逃した)。サンディーバの堅守の前に得点を挙げることができなかった。
これでBEE QUEENに傾きかけた試合の流れが変わったか、その裏、サンディーバは5番・那須千春が詰まりながらも「力」で運ぶセンター前ヒット。次打者の送りバント、ショートゴロエラーで一死一・二塁とし、8番・清原奈侑のライトフライでタッチアップから二塁走者が三塁へ進塁。二死一・三塁と攻め立て、一塁走者がすかさず盗塁。二・三塁とした後、9番・長谷川千尋がインコースに食い込むドロップをうまく三遊間深く転がし、ショート・柳井春菜が追いついたものの、どこにも投げられず、オールセーフ。貴重な追加点を挙げ、3点差にリードを広げると、前の打席ではチャンスで打ち取られていた1番・山田恵里が初球のチェンジアップを狙い打ち。「山田恵里にしかできない」超絶技巧のバットコントロールでこのチェンジアップを拾い上げ、そのままバットに乗せると打球は左中間スタンドへ。まさに「技あり」のスリーランでこの試合3度目の「現役進化形レジェンド」対決を制し、難攻不落の「世界のエース」上野由岐子をKO。詰めかけた大応援団を狂喜乱舞させる「KOパンチ」を放った。
勢いの止まらないサンディーバは6回裏にも、代わった濱村ゆかりから「代打の切り札」松畑美希がタイムリーを放ち、7点目。予想外の大差をつけた。
BEE QUEENは最終回、代わった山中しほからレギュラーシーズンの最終節で2本のホームランを放った「シンデレラガール」北口美海が豪快にライトスタンドに運ぶスリーランホームラン。「大器」の片鱗を感じさせる特大の一発を放ち、「明日への希望」を灯すと、「キャプテン」山本優もリエントリーした小薗美希から「意地」のソロホームラン。前年王者の「プライド」を見せ、タダでは終わらなかったが、反撃もここまで。2006年以来となる初戦敗退でトーナメントから姿を消し、4位でシーズンを終了した。
勝ったサンディーバは、最後に「王者」の「意地の追い込み」に慌てさせられたものの、「サバイバルゲーム」を生き残り、明日の3位決定戦に進出。トヨタ自動車 レッドテリアーズに敗れ、敗者復活戦に回った太陽誘電 ソルフィーユとの対戦が決定。トヨタ自動車 レッドテリアーズの待ち受ける決勝進出をかけて激突することになった。
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