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1部リーグ 決勝トーナメント 20151101日()豊田自動織機 VS ビックカメラ高崎

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後攻

豊田自動織機

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BIC             
豊田織機             

20151101日(10:30 ナゴヤドーム

先攻

ビックカメラ高崎

RESULTREPORT
責任投手 / 打撃成績
勝利投手【BIC】上野由岐子
敗戦投手【豊田織機】ケイラニ・リケッツ
打撃成績 【BIC】《本》メーガン・ウィギンズ《二》森さやか、山本優
【豊田織機】 
バッテリー
BIC○上野由岐子-我妻悠香
豊田織機●ケイラニ・リケッツ、栗田美穂、奥田絵美-ケイリン・キャスティーヨ

《本》:本塁打 《三》:三塁打 《二》:二塁打


 「第48回日本女子ソフトボールリーグ1部決勝トーナメント」第2日第1試合は、前日のリーグ戦1位・2位戦でトヨタ自動車に敗れ、敗者復活戦に回ったビックカメラ高崎と、3位・4位戦で鮮やかな先制攻撃でHondaを5-0で下した豊田自動織機が「決勝進出」をかけ、対戦した。

 試合は、ビックカメラ高崎が上野由岐子、豊田自動織機がケイラニ・リケッツ、両エースの先発ではじまった。

 先攻のビックカメラ高崎は初回、先頭打者・山本優がいきなり死球で出塁したものの、後続が送れず、走者を進められないまま、二死となってしまったが、4番・メーガン・ウィギンズの2球目がワイルドピッチとなり、得点圏に走者を進め、メーガン・ウィギンズも結局、四球で歩き、二死一・二塁。続く5番・糟谷舞乃がスリーボール・ノーストライクから積極的に打って出たものの、ピッチャーフライ。立ち上がりコントロールに苦しむケイラニ・リケッツを助ける結果となってしまった。

 一方、豊田自動織機も2回裏、この回先頭の4番・ケイラニ・リケッツが内野安打で出塁し、パスボールで無死二塁の絶好機をつかみながら、こちらも強攻策が裏目となり、無得点に終わった。

 ビックカメラ高崎は3回表、1番・山本優が四球で歩き、2番・市口侑果がしぶとく二遊間を破り、無死一・二塁のチャンスを作ったが、ここでも3番・森さやかの「強攻策」が裏目となり、サードライナーゲッツー。「強気」の攻めがことごとく「裏目」となり、得点を挙げることができない嫌な流れが続く。

 豊田自動織機は4回裏、二死走者なしから4番・ケイラニ・リケッツが四球を選び、出塁。5番・国吉早乃花、6番・洲鎌夏子の連打で二死満塁と攻め立て、7番・ケイリン・キャスティーヨがフルカウントまで粘ったが、最後は「世界のエース」上野由岐子の「伝家の宝刀」チェンジアップで空振り三振。ピンチになればなるほど、その「本領」を発揮する「エース」がこの試合最大のピンチを凌いで見せた。

 こうなると試合の流れはビックカメラ高崎に傾く。ピンチを脱した直後の5回表、この回先頭の9番・大工谷真波がショートゴロエラーで出塁。1番・山本優は、またも「強攻策」に出て、ファーストファウルフライに倒れ、嫌な流れが続くかと思われたが、続く2番・市口侑果をケイラニ・リケッツが四球で歩かせてしまい、一死一・二塁。せっかく相手の「拙攻」がありながら、自ら相手の「チャンス」を作り直してしまう結果となり、これをビックカメラ高崎が見逃すはずもなく、3番・森さやかがレフト頭上をライナーで越えるタイムリーツーベースを放ち、2点を先制。嫌な試合展開を断ち切り、待望の先取点を挙げた。
 勢いづいたビックカメラ高崎は続く6回表、死球、内野安打等で一死一・二塁の追加点のチャンスをつかみ、9番・大工谷真波、1番・山本優に連続タイムリーが飛び出し、決定的な3点を追加。5点差にリードを広げた(上段写真/ビックカメラ高崎は終盤の猛攻で豊田自動織機を圧倒した)。

 5点のリードをもらった「エース」上野由岐子は、前日のトヨタ戦で「一発」に泣いた教訓を生かし、最も「安全性」の高いアウトコース低めのドロップを主体(右打者には外に逃げるスライダー、左打者にはシュート気味に落ちるドロップを織り交ぜ)にピッチングを組み立て、「一発」の危険性を排除。その上で、打者の「打ち気」を見ては、絶妙なタイミングでチェンジアップを配する「芸術的」なピッチングで豊田自動織機打線を翻弄。最後まで得点を許さず、被安打4・奪三振14の「貫禄」のピッチングで完封勝ち。「王者」トヨタ自動車が待ち受ける「決勝」へと駒を進めた。
 
 敗れた豊田自動織機は3位が確定。またしても「準決勝の壁」を破れず、2008年以来となる決勝進出はならなかった(下段写真/シーズンを通じて、「投打の大黒柱」としてチームを支えた豊田自動織機・ケイラニ・リケッツ。この試合も、4回まで無失点で持ち堪えていたのだが……)。



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