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[2023年09月24日] 第56回日本女子ソフトボールリーグ 第3節総括・第4節展望 〈※プラチナセクション編〉

 第56回日本女子ソフトボールリーグ
 第3節総括・第4節展望
〈※プラチナセクション編〉


 去る9月2日(土)・3日(日)、「第56回日本女子ソフトボールリーグ」第3節プラチナセクションが鹿児島県鹿屋市・MORI オールウェーブ スタジアムを会場に開催された。
 ここではその「第3節」での戦いをふり返り、9月29日(金)~10月1日(日)、長野県茅野市・茅野市運動公園野球場で開催される「第4節」プラチナセクションの見どころ等を展望してみたい。
※「第3節」プラチナセクションのチームの動画はこちら





〈首位〉8勝1敗
VONDS市原


※第3節終了時点チーム成績
チーム防御率   1.78(2位)
奪三振 51(2位)
総失点 19(1位)
チーム打率 2割5分(3位)
総得点 36(3位)
総本塁打 3(3位)
総失策 7(3位)
守備率 0.973(3位)
※( )内数字は「プラチナセクション」6チームでの順位を示す
 「プラチナセクション」開幕から無傷の5連勝と破竹の快進撃。開幕ダッシュに成功し、「プラチナセクション」単独首位で臨んだ「交流節」でも連勝。無傷の開幕7連勝で「第3節」を迎えたVONDS市原は、初戦で昨シーズンの「覇者」大和電機工業と対戦。今シーズン最初の対戦となった第1節での対戦では3-1で快勝しており、この「第3節」で2度目の対戦に臨んだ。
 初回、いきなり石井愛華、千葉春海の連打で攻め立て、盗塁死等あったものの、二死二塁から「主砲」小林かな実のタイムリーで先制。「開幕7連勝」の勢いが続いているかに見えた。
 しかし……その裏、先発・渡邉双葉が簡単に二死を取った後、上原彩瑛、堀あかねに二者連続のホームランを浴び、あっさり逆転を許す試合展開。この試合、上原彩瑛には3打席連続ホームランを浴び、すべてホームランによる失点で4失点。最終回、代打・甲斐千夏の適時二塁打で1点を返したが、反撃もここまで。2-4で敗れ、今シーズン初黒星を喫した。
 続く厚木SC戦は2回表に石井愛華のタイムリーで先取点を奪い、続く3回表には相手守備の乱れから2点を追加。4回表には小野寺萌の「一発」で4点目を挙げ、このリードを先発・渡邉双葉が8安打され、2点を失いながらも9三振を奪う力投で守り切り、4-2で快勝。「第3節」は1勝1敗、通算成績8勝1敗で単独首位の座を守った。

 「第4節」では、初戦でペヤング(第3節終了時点で2勝6敗/最下位)、第2戦で花王コスメ小田原 フェニックス(第3節終了時点で3勝5敗/同率4位)、最終戦でMORI ALL WAVE KANOYA(第3節終了時点で7勝2敗/2位)との対戦が組まれている。まず初戦、2戦目と連勝し、最終戦のMORI ALL WAVE KANOYAとの「首位攻防戦」に勝ち星の差でリードを奪った状態のまま、臨みたいところだ。
 初戦の対戦相手・ペヤングは「交流節」「第3節」で勝利を挙げ、調子を上げてきているチームなだけに「油断」は禁物だが、今シーズン未だに「チーム本塁打0」、ここまでの総得点15は「プラチナセクション」最下位の数字であることを考えると、チーム防御率1.78(プラチナセクション2位)のVONDS市原の投手陣が相手打線を抑え込む可能性は高い。ただ、VONDS市原も首位にいるとはいえ、チーム打率2割5分、総得点36、総本塁打3(いずれもプラチナセクション3位)と攻撃力は決して突出しているとはいえないチームだけに「先取点」が大きな意味を持ってくることになりそうだ。リードを奪えば「自慢」の投手力が活きてくる。渡邉双葉(ここまで5試合に登板し、投球回数25回1/3、3勝1敗、防御率1.38)、山本優花(3試合に登板。投球回数19回2/3、3勝0敗、防御率2.14)、高田香(3試合に登板・投球回数18回、2勝0敗、防御率1.94)と投手陣は揃って好調。先取点を奪えば、勝利の確率は高まる……といえそうだ。第2戦の花王コスメ小田原 フェニックスもどちらかといえば「守備型」のチームだけに、ここでも「先取点」が持つ意味合いは大きくなる。
 最終戦のMORI ALL WAVE KANOYAは、VONDS市原を上回る投手力(チーム防御率1.21)を誇っており、ここでも投手陣の踏ん張りがカギを握ることになる。MORI ALL WAVE KANOYAはプラチナセクション6チーム中、唯一チーム打率「3割超」(3割6分)と打線好調なだけに、VONDS市原の投手陣が先に得点を許すような試合展開になると苦しい。それだけ投打に圧倒的な数字を残しながら2位に甘んじているのは、守備の乱れから「自滅」するパターンがあるから。第2節での最初の対戦はまさにその「典型」のような試合で、VONDS市原が相手守備の乱れにつけ込み、それを確実に得点に結びつけ、5-3で勝利を収めている。数少ないチャンスを確実にモノにし、接戦を制し、勝ち切るのが、VONDS市原の「必勝パターン」でもある。得意の「競り合い」に持ち込めるか否か……そのあたりが「勝負の分かれ目」となってくる。

第4節試合予定
9月29日(金) 対 ペヤング(10:00試合開始予定)
9月30日(土) 対 花王コスメ小田原 フェニックス(12:30試合開始予定)
10月1日(日) 対 MORI ALL WAVE KANOYA(12:30試合開始予定)
 

通算成績8勝1敗で「プラチナセクション」単独首位のVONDS市原


〈2位〉7勝2敗
MORI ALL WAVE KANOYA


※第3節終了時点チーム成績
チーム防御率   1.21(1位)
奪三振 63(1位)
総失点 23(2位)
チーム打率 3割6分(1位)
総得点 59(1位)
総本塁打 10(2位)
総失策 8(6位)
守備率 0.970(5位)
※( )内数字は「プラチナセクション」6チームでの順位を示す
 第3節を5勝2敗の2位で迎えたMORI ALL WAVE KANOYAは、「ネーミングライツ」で自らのチーム名を冠し、新装なった「MORI オールウェーブ スタジアム」で連勝。「ホーム」の大応援団の「熱い声援」にも後押しされ、7勝2敗と勝ち星を積み上げ、「首位」VONDS市原に「1勝差」に迫っている。
 初戦の厚木SC戦では、2回裏、「投打二刀流」竹原由菜、永山愛実の2本の二塁打で先制。4回裏には、新谷静、谷川まきのソロホームランで2点を加え、5回裏には福元彩未のタイムリーでダメ押しの4点目。先発・中野花菜、「投打二刀流」の左腕・竹原由菜につなぐ「盤石」の投手リレーで4-0の完封で初戦を勝利で飾ると、続くペヤング戦は「斬り込み隊長」上村麗、「投打二刀流」竹原由菜の本塁打を含む12安打と打線が爆発! 10-1で大勝し、「ホーム」で連勝。詰めかけた大応援団と喜びを分かち合い、「首位追撃」の態勢を整え、「第4節」を迎えることになる。

 「第4節」では、初戦で花王コスメ小田原 フェニックス(第3節終了時点で3勝5敗/同率4位)、第2戦で大和電機工業(第3節終了時点で6勝3敗/3位)、最終戦でVONDS市原(第3節終了時点で8勝1敗/首位)との対戦が組まれた。
 まずは初戦の花王コスメ小田原 フェニックス戦にしっかりと勝ち、上位チームとの対戦を迎えたいところだ。まず「最初の関門」となるのが大和電機工業戦。昨シーズンの日本リーグの「覇者」であり、今夏の「第63回全日本実業団女子選手権大会」(7月22日(土)・23日(日)、鹿児島県南九州市で開催)でも見事優勝。「第75回全日本総合女子選手権大会」(9月16日(土)~19日(火)、佐賀県太良町・白石町で開催)では、JD.LEAGUE「西地区」で首位を独走するトヨタ レッドテリアーズ相手に、敗れたとはいえ、延長タイブレークにもつれ込む熱戦を演じている。今シーズン出足こそ躓いたものの、すっかり「らしさ」を取り戻した大和電機工業との一戦がまず大きな「ヤマ」となる。今シーズン最初の対戦は第2節、12-9という大乱戦の末、勝利を収めているが、そのときとは「別のチーム」としてとらえ、対戦した方が良さそうだ。投手力ではMORI ALL WAVE KANOYAにアドバンテージがあるだけに、「斬り込み隊長」上村麗をはじめとする打線の「先制攻撃」に期待したいところか。先手を取れれば、投手力は安定しており、計算が立つだけに、勝利が見込める。ただ……大和電機工業の長打力、一発攻勢は警戒が必要で、一気呵成に攻める「波」に飲み込まれてしまわないよう、細心の注意を払う必要がある。
 最終戦のVONDS市原戦は、まさに「首位攻防戦」。互いに投手力が安定しているチームだけに、どちらが先手を取るか……で試合展開も変わってくる。打線はMORI ALL WAVE KANOYAがそのタレントの豊富さを見れば「一枚上手」と感じるが、VONDS市原には相手のミスを見逃さない独特の嗅覚、そこをしっかりと得点に結びつけてくる「したたかさ」がある。前回(第2節)の対戦のように、MORI ALL WAVE KANOYAにミスが出るようだと、そこを突かれて……といったこともあり得る。投打の数字だけを比較すれば、MORI ALL WAVE KANOYAの「有利」「優位」は動かないが……それだけでは計れないのがソフトボールという競技・スポーツの「魅力」でもある。

第4節試合予定
9月29日(金) 対 花王コスメ小田原 フェニックス(15:00試合開始予定)
9月30日(土) 対 大和電機工業(15:00試合開始予定)
10月1日(日) 対 VONDS市原(12:30試合開始予定)

7勝2敗の2位で首位を追走するMORI ALL WAVE KANOYA


〈3位〉6勝3敗
大和電機工業


※第3節終了時点チーム成績
チーム防御率   2.78(4位)
奪三振 44(3位)
総失点 30(4位)
チーム打率 2割9分8厘(2位)
総得点 45(2位)
総本塁打 11(1位)
総失策 4(1位)
守備率 0.985(1位)
※( )内数字は「プラチナセクション」6チームでの順位を示す
 昨シーズンの「覇者」大和電機工業は第3節を終了し、6勝3敗の3位。「第63回全日本実業団女子選手権大会」(7月22日(土)・23日(日)、鹿児島県南九州市で開催)での「優勝」をキッカケに調子を取り戻し、第3節でも連勝。「首位」VONDS市原の開幕からの無傷の連勝を「7」でストップさせ、初黒星をつけた。「第75回全日本総合女子選手権大会」(9月16日(土)~19日(火)、佐賀県太良町・白石町で開催)では、JD.LEAGUE「西地区」で首位を独走するトヨタ レッドテリアーズ相手に、敗れたとはいえ、延長タイブレークにもつれ込む熱戦を演じる等、この「第4節」もっとも「注目」されるチームであり、日本リーグ「連覇」達成のためには「絶対に負けられない」戦いが続く。

 「第4節」では、初戦で厚木SC(第3節終了時点で3勝5敗/同率4位)、第2戦でMORI ALL WAVE KANOYA(第3節終了時点で7勝2敗/2位)、最終戦でペヤング(第3節終了時点で2勝6敗/最下位)と対戦する。
 とりわけ、第2戦のMORI ALL WAVE KANOYA戦が「大一番」となりそうだ。今シーズン最初の対戦は、第2節で序盤9点のリードを奪われ、反撃したものの及ばず、9-12で敗れており、対戦成績の上でも、得失点差を考えても、この「第4節」での対戦は、落とすことのできない「絶対に負けられない」対戦となる。
 投手力ではMORI ALL WAVE KANOYAに分があるだけに(MORI ALL WAVE KANOYAのチーム防御率1.21。大和電機工業は2.78)、自慢の強力打線がMORI ALL WAVE KANOYAが誇る「日本リーグNo.1」の投手陣をどう攻略するか……この試合の「焦点」となる。大和電機工業としては、持ち前の長打力、「一発攻勢」でMORI ALL WAVE KANOYA投手陣を粉砕し、圧倒するような試合展開に持ち込めると理想的なのだが……。逆に投手陣が先に失点してしまうようだと苦しくなる。投手陣が踏ん張り、あの後藤希友からも「一発」を放った堀あかねを打線の「中心」に据える大和電機工業打線が火を噴けば……勝利がグッと近づくことになる。
 もっとも、このMORI ALL WAVE KANOYA戦にだけ集中し過ぎて、厚木SC、ペヤングに敗れるようなことがあっては元も子もない。厚木SCとは第2節で対戦し、2-3で敗れており、ペヤングとも同じ第2節で対戦し、3-2の1点差で辛勝と苦しめられている。「大一番」に全力を注ぎたいところではあるが、一戦一戦を大切に戦っていかないと取り返しのつかないことになる可能性もある。その意味では「一戦必勝」、その積み重ねの先にしか「連覇」はない、ということである。

第4節試合予定
9月29日(金) 対 厚木SC(12:30試合開始予定)
9月30日(土) 対 MORI ALL WAVE KANOYA(15:00試合開始予定)
10月1日(日) 対 ペヤング(15:00試合開始予定)

6勝3敗で3位の大和電機工業。「連覇」へ……逆襲を誓う!


〈同率4位〉3勝5敗
花王コスメ小田原 フェニックス


※第3節終了時点チーム成績
チーム防御率   3.50(5位)
奪三振 41(4位)
総失点 33(5位)
チーム打率 2割2分8厘(6位)
総得点 26(4位)
総本塁打 0(4位)
総失策 5(2位)
守備率 0.980(2位)
※( )内数字は「プラチナセクション」6チームでの順位を示す
 花王コスメ小田原 フェニックスは第3節を終え、3勝5敗の同率4位。第3節で手痛い連敗を喫し、上位争いから脱落する結果となってしまった。

 「第3節」では、初戦でペヤングと対戦。3回裏、先発・小森美咲が3本の長短打を集中され、2点を失う苦しい試合展開に……。4回表、山岡未歩、荻野真鈴の長短打から反撃のチャンスをつかみ、連続死球で押し出し。まず1点を返し、続く5回表には、鈴木未空、酒井啓名の長短打等で2-2の同点に追いついたが、その裏、前のイニング(4回裏)から登板していた「エース」朝比奈さくらが2点を勝ち越され、最終回、酒井啓名のタイムリーで1点差まで追い上げる粘りを見せたものの、3-4で惜敗。ペヤングに2勝目を献上する形となり、続く第2戦の大和電機工業戦は「エース」朝比奈さくらが力投。7回まで無失点に抑え、0-0のまま、延長タイブレークに突入。8回表、1点を先制されても、その裏、タイブレークの走者を犠打で三塁へ進め、森雅がセカンドゴロを転がすと、これがフィルダースチョイスとなり、三塁走者が生還。1-1の同点に追いついたが……9回表、力投の「エース」朝比奈さくらがスリーランホームランを浴び、3失点。その裏、西愛美のタイムリーで1点を返したが、あと一歩及ばず……2-4で敗れ、手痛い連敗で通算成績3勝5敗となり、同率4位。上位争いから大きく水を空けられてしまった。

 「第4節」では、初戦でMORI ALL WAVE KANOYA(第3節終了時点で7勝2敗/2位)、第2戦でVONDS市原(第3節終了時点で8勝1敗/首位)、最終戦で厚木SC(第3節終了時点で3勝5敗/同率4位)と対戦する。上位チームとの対戦となるが、ここで「意地」を見せてもらいたいところだ。MORI ALL WAVE KANOYAには第2節の対戦で0-10の大敗を喫しているが、VONDS市原とは同じくその第2節で対戦し、5-6と「紙一重」の勝負を演じている。ここでチームとしての「存在感」を示し、残る「予備節」「順位決定戦」へ、さらには来シーズンへ向け、「次」につながる戦いを見せてくれることを期待したい。

第4節試合予定
9月29日(金) 対 MORI ALL WAVE KANOYA(15:00試合開始予定)
9月30日(土) 対 VONDS市原(12:30試合開始予定)
10月1日(日) 対 厚木SC(10:00試合開始予定)

3勝5敗で同率4位の花王コスメ小田原 フェニックス


〈同率4位〉3勝5敗
厚木SC


※第3節終了時点チーム成績
チーム防御率   2.36(3位)
奪三振 28(5位)
総失点 27(3位)
チーム打率 2割3分7厘(5位)
総得点 20(5位)
総本塁打 0(4位)
総失策 7(3位)
守備率 0.971(4位)
※( )内数字は「プラチナセクション」6チームでの順位を示す
 第3節終了時点で3勝5敗の同率4位。交流節終了時点では勝率5割、第3節の結果次第では、まだまだ上位を狙える位置にいたのだが……。第3節では、初戦で「ホーム」開催となるMORI ALL WAVE KANOYAと対戦。第1節の対戦では延長タイブレークにもつれ込む「熱戦」を演じていたのだが、完全「アウェー」の雰囲気に飲まれてしまったか、頼みの「エース」中澤萌が2本の本塁打を含む7安打を浴び、4失点。0-4の完封負けを喫した。続く「首位」VONDS市原との対戦も、第1節の対戦では延長タイブレークの「互角の試合」を演じていただけに期待されたのだが……「エース」中澤萌がこの試合も8安打・4失点と打ち込まれ、2-4で敗れ、通算成績3勝5敗の同率4位となった。
 この厚木SC、前述の花王コスメ小田原 フェニックスが第3節でともに「連敗」を喫したことで、上位争いはVONDS市原、MORI ALL WAVE KANOYA、大和電機工業の「3強」に絞られる形となった。

 「第4節」では、初戦で大和電機工業(第3節終了時点で6勝3敗/3位)、第2戦でペヤング(第3節終了時点で2勝6敗/最下位)、最終戦で花王コスメ小田原 フェニックス(第3節終了時点で3勝5敗/同率4位)との対戦が組まれた。
 上位進出は厳しい状況となってしまったが、だからこそ、この「第4節」で、「予備節」で、残された試合で「好ゲームを演じる」のではなく、「どんな形でもいいから勝ち切る」試合を見せてほしい。そして一つでも多くの勝ち星を積み上げ、順位を上げ、「順位決定節」では、その状況で出来得る限りの「最上位」を勝ち取り、「次」へのシーズンにつながる戦いを見せてほしいものである。

第4節試合予定
9月29日(金) 対 大和電機工業(12:30試合開始予定)
9月30日(土) 対 ペヤング(10:00試合開始予定)
10月1日(日) 対 花王コスメ小田原 フェニックス(10:00試合開始予定)

同じく3勝5敗で同率4位に並ぶ厚木SC


〈6位〉2勝6敗
ペヤング


※第3節終了時点チーム成績
チーム防御率   4.49(6位)
奪三振 17(6位)
総失点 39(6位)
チーム打率 2割4分(4位)
総得点 15(6位)
総本塁打 0(4位)
総失策 7(3位)
守備率 0.970(5位)
※( )内数字は「プラチナセクション」6チームでの順位を示す
 ペヤングは、交流節で「サファイアセクション」首位の靜甲を破り、嬉しい今シーズン「初勝利」を挙げ、第3節でも花王コスメ小田原 フェニックスに4-3で競り勝ち、2勝目を挙げた。
 花王コスメ小田原 フェニックス戦は3回裏に先制。小和田栞那の三塁線を破る安打からチャンスをつかみ、藤井杏朱のレフト線を抜く適時三塁打、志賀彩音のタイムリーで2点を先取。その後、同点に追いつかれたものの、5回裏、藤井杏朱、大﨑小夏の長短打、死球で満塁と攻め立て、「キャプテン」釣春香がショート後方にしぶとく落とすタイムリー、続く髙泉小雪のセカンドゴロの間に三塁走者が還り、この回2点を勝ち越し。花王コスメ小田原 フェニックスの反撃で、最終回1点差まで追い上げられたものの、4-3で逃げ切り、2勝目を挙げた。続く「ホーム」のMORI ALL WAVE KANOYAとの対戦は、詰めかけた大応援団の声援にも圧倒されたか、序盤から大量失点。1-10の大差で敗れ、通算成績2勝6敗で第3節を終了。「第4節」を迎えることになった。

 「第4節」では、初戦でVONDS市原(第3節終了時点で8勝1敗/首位)、第2戦で厚木SC(第3節終了時点で3勝5敗/同率4位)、最終戦で大和電機工業(第3節終了時点で6勝3敗/3位)と対戦する。
 首位・VONDS市原、3位・大和電機工業との対戦で「番狂わせ」を起こすようだと、「プラチナセクション」の上位争いはますます混沌、観る者にとっては「面白い展開」になるのだが……。交流節で「サファイアセクション」首位の靜甲を破ったときのような「サプライズ」を起こしてくれることを期待したい。

第4節試合予定
9月29日(金) 対 VONDS市原(10:00試合開始予定)
9月30日(土) 対 厚木SC(10:00試合開始予定)
10月1日(日) 対 花大和電機工業(15:00試合開始予定)

「第3節」で2勝目を挙げたペヤング。最下位脱出なるか!?


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