サファイア 20230522日()Citrine Ichinomiya VS YKK

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RESULTREPORT
責任投手 / 打撃成績
勝利投手【Citrine】川原麻里
敗戦投手【YKK】市六有那
打撃成績 【YKK】《本》青木千秋
【Citrine】《二》藤田秋花
バッテリー
YKK●市六有那-青木千秋
Citrine小林夏希、阿蘓七瑚、○川原麻里-三宅萌里、林佑奈

《本》:本塁打 《三》:三塁打 《二》:二塁打

 「第56回日本女子ソフトボールリーグ」第2節・サファイアセクションは、静岡県富士宮市・富士山スタジアムを会場に開催され、大会初日(5月19日/金)に雨天・順延となったCitrine IchinomiyaとYKKの一戦が予備日となったこの日(5月22日/月)の第1試合として実施された。
 Citrine Ichinomiyaは今節初戦のルネス紅葉スポーツ柔整専門学校に9-0と大勝。「全勝」で首位を走る靜甲との一戦に臨んだが、試合終盤まで1-1と互角の試合を展開しながら6回裏に自らの守備の乱れから勝ち越しを許し、走者を溜めたところで決定打を浴びるという「最悪」の試合展開。半ば「自滅」する形で1-5で完敗を喫し、通算成績2勝2敗で、この試合に「上位争い」生き残りをかける。
 YKKは初戦の平林金属 Peachblossoms戦、鮮やかな先制攻撃で初回に6点を挙げ、8-1と大勝。続くルネス紅葉スポーツ柔整専門学校は「主砲」大内麻里奈が4打数4安打・2本塁打・7打点と大爆発! 16-3と大勝し、連勝を飾り、この試合に勝って「単独2位」の座を守るとともに、上位争いの「当面のライバル」であるCitrine Ichinomiyaを「直接対決」で叩き、その差を広げたいところだ。

 試合が動いたのは3回表、YKKは安打、犠打で一死二塁と得点圏に走者を進め、1番・東郷佑実の痛烈な当たりがセカンドを強襲。そのまま外野に抜け、二塁走者が還るタイムリーヒットとなった。
 
 Citrine Ichinomiyaはその裏、安打、パスボール、セカンドゴロで一死三塁と同点のチャンスをつかむと、9番・船山優果のセカンドゴロを本塁送球を焦ったセカンド・大内麻里奈がはじき、三塁走者が生還。1-1の同点に追いついた。
 
 1-1の同点に追いつかれたYKKはその直後の4回表、この回先頭の5番・青木千秋がライトスタンドに運ぶ勝ち越しのソロホームラン! 2-1と再び1点のリードを奪った。
(※YKKは4回表、「監督兼選手」としてチームを引っ張る青木千秋の「一発」で2-1と勝ち越し!)
 
 しかし、Citrine Ichinomiyaもその裏、すぐに反撃。一死から連打と打撃妨害で満塁とし、8番・林佑奈が8球粘った末の9球目、フルカウントから押し出しの四球を選び、同点。二死後、1番・仁科芽惟がライト前にタイムリーを放ち、二者が還り、この回3点を挙げ、4-2と逆転に成功した。
 
 YKKも粘り、6回表にこちらも押し出しの四球で1点差に迫り、最終回には二死走者なしから5番・青木千秋が四球で出塁すると、テンポラリーランナーとなった大内麻里奈が二塁盗塁に成功。「一打同点」のチャンスを作ると、6番・剣田あかねがセカンド横を鋭く破るタイムリーを放ち、二塁走者が一気に生還。土壇場で4-4の同点に追いつき、延長タイブレークへと突入した。

 延長8回表、YKKはタイブレークの走者を犠打で三塁へ進めながら「あと一本」が出ず、無得点。その裏、Citrine Ichinomiyaは8番・林佑奈が送りバント失敗の後、追い込まれながらも何とかピッチャー前に転がす進塁打で走者を三塁へ進めると、四球、故意四球で一死満塁となり、二死後、3番・宮本星南が左中間へ勝負を決めるサヨナラ安打。5-4で競り勝ち、今節2勝1敗。通算成績3勝2敗とし、「同率2位」で上位争いに踏み止まった。
(※Citrine Ichinomiyaが劇的なサヨナラ! 熱戦にピリオド!!)
 
 今節「3連勝」を狙ったYKKは惜しい試合を落とし、今節2勝1敗。通算成績3勝2敗の「同率2位」で第2節を終えた。この試合に勝てば「単独2位」、最終回、同点に追いついただけに……勝っておきたい試合だった。

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