サファイア 2023年04月16日（日）小泉病院 VS ＹＫＫ

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RESULTREPORT
責任投手 / 打撃成績
勝利投手【ＹＫＫ】市六有那
敗戦投手【小泉病院】原田悠
打撃成績 【ＹＫＫ】《二》山根美優、本田理紗、大内麻里奈、杉浦紗南、宮坂佑希
【小泉病院】《本》井田芽衣《三》穐山奈央《二》福元果葉、井田芽衣、森田真由
バッテリー
ＹＫＫ○市六有那－青木千秋
小泉病院川村まつり、●原田悠－藤井美七花

《本》:本塁打　《三》：三塁打　《二》：二塁打

　「第56回日本女子ソフトボールリーグ」第１節は、石川県金沢市・金沢市専光寺ソフトボール場を会場に、プラチナセクション・サファイアセクション「合同開催」となり、全12チームが一堂に会し、開催された。
 
　大会初日（４月15日／土）、プラチナセクションは第３試合が試合途中で続行不可能となり、予備日（４月17日／月）に順延となってしまったが、サファイアセクションは雨の中、何とか予定された全試合を行うことができ、この日もグラウンド整備のため、試合開始が１時間近く遅れたが、何とか試合の実施にこぎつけることができた。
 
　サファイアセクション第１試合は、初戦の靜甲戦、初回に２点を先制しながら追いつかれ、最後は自らのミスでサヨナラ負けを喫したＹＫＫと、対照的にＣｉｔｒｉｎｅ Ichinomiyaに１イニング８得点という猛攻で８－２と圧勝した小泉病院 Blue Arrowsが対戦した。
 
　ＹＫＫは２回表、小泉病院 Blue Arrows・先発の川村まつりを攻め、四球で出塁した走者を一塁に置き、７番・山根美優、８番・本田理紗の連続二塁打でこの回２点を先制した。
　続く３回表には、内野安打、犠打野選、四球で無死満塁とし、ワイルドピッチでまず１点を追加。なお無死二・三塁とチャンスが続き、４番・大内麻里奈のレフトへの二塁打で二者が還り、２点を加え、さらにスクイズでもう1点と、確実に得点を重ね、この回４点を挙げ、６－０と大きくリードを広げ、一方的な試合展開になるかと思われた。
 
　しかし……ここから小泉病院 Blue Arrowsが猛反撃を開始！　４回裏、2番・穐山奈央がライト線へ三塁打を放ち、反撃の口火を切ると、４番・上田爽樺のタイムリーで１点を返し、続く５回裏には４本の長短打を集め、一挙４点を返し、１点差に詰め寄った。
　７回裏、点差はわずか１点差ではあるものの、この回の先頭打者が空振り三振に倒れ、「勝負あった」と誰もが思った次の瞬間、１番・井田芽衣が初球をジャストミート！　センター頭上を越える「起死回生」の同点ホームランとなり、一振りで試合を振り出しに戻した。
（※土壇場の７回裏、小泉病院 Blue Arrowsは井田芽衣が「起死回生」の本塁打を放つ！）
 
　延長タイブレークに入った８回表、ＹＫＫは送りバントのそぶりも見せず、必ずやってくれると「全幅の信頼」を置く、３番・宮坂佑希がライト頭上を越える対タイムリーツーベース。７－６と１点を勝ち越した。
（※延長８回表、ＹＫＫは宮坂佑希が勝ち越しの適時二塁打！）
 
　その裏、最後まで諦めず、懸命の反撃を試みる小泉病院 Blue Arrows打線をセンターフライ、セカンドファウルフライ、セカンドゴロに斬って取り、「死闘」に終止符。ＹＫＫが今シーズン初勝利を挙げ、１勝１敗の五分の星に戻した。
 
　敗れた小泉病院 Blue Arrowsも今節１勝１敗。初戦のＣｉｔｒｉｎｅ Ichinomiya戦は鮮やかな集中攻撃を見せ、この試合でも大量６点を先制されながら一度は同点に追いつく驚異的な粘りも見せてくれた。開幕「連勝」こそ逃したが「今後」に期待が持てる試合内容だった。第２節以降の戦いに期待したい。

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