NEWS

rss icon

[2018年03月29日] 開幕を前にリーグ担当審判員研修会を実施!


開幕を前にリーグ担当審判員研修会を実施!
 


 去る3月23日(金)~25日(日)の3日間、静岡県伊豆市・天城ドームを主会場に実施された「第51回日本女子ソフトボールリーグ1部・2部担当審判員研修会」は、同時期・同会場で開催されていた「第41回高校男子ソフトボール天城研修大会」を「実戦研修」の場とする形で行われ、本年度の日本女子ソフトボールリーグ1部・2部を担当するリーグ審判員36名が参加(リーグ担当審判員名簿はこちら)。日本リーグ開幕を直前に控え、「実戦形式」での研修に臨んだ。

 リーグ審判員は、昨年12月8日(金)~10日(日)の3日間、静岡県伊豆市・天城ドームで開催された「日本女子ソフトボールリーグ担当審判員選考会」で厳しい選考に臨み、選び抜かれた「日本トップレベル」の審判員。その「精鋭」36名が参加し、「本番さながら」の雰囲気の中、研修が進められた。
 
 研修会初日は、VR(バーチャルリアリティ)を活用した研修を実施。この研修は「女子TOP日本代表」をはじめ、「GEMプロジェクト」等、「日本代表」の強化にも携わっている「NTTコミュニケーション科学基礎研究所」の協力を得て作成されたVR(バーチャルリアリティ)を活用し、国際ルールの改正に伴い、その解釈が変更・明文化された「ストライクゾーン」の研修を行った。
 VR上で昨年のリーグでの実際の投球を基に、110km/h程度に設定された様々な球種のボールがストライクゾーンを通過したか否かを実際に判定。ピッチャーが投じたボールがどのような軌道を描いて捕手のミットに収まっているか、それがストライクゾーンを通過したかどうかを最先端の科学技術によりVR上でリアルに再現。実際の投球の軌道・スピード感を体感し、その分析・検証を進めると同時に、それをフル活用したVR研修に時間が割かれた。

 今回の研修会の「実戦研修」の場となった「第41回高校男子ソフトボール天城研修大会」は、関東・甲信越・東海地区の高校男子チームを中心に、高校男子ソフトボールの技術向上・レベルアップを図ろうと、参加チームがそれぞれの都道府県で持ち回りで開催していた「近県大会」が発祥。現在は「インターハイ連覇」を継続中の飛龍高校(静岡)を中心に、天候の心配のない静岡県伊豆市の「天城ドーム」を活用し、研修が進められている。
 今大会には、前述のインターハイ連覇中の飛龍高校(静岡)、過去何度も「全国制覇」を成し遂げている新島学園高校(群馬)をはじめ、埼玉栄高校(埼玉)、千葉敬愛高校(千葉)ら全国的に男子ソフトボールの「強豪」「名門」として名を馳せる20チーム余りが集結。「新たなシーズン」の幕開けに備え、ルール改正点や判定基準の変化を確認しながら、それぞれのチームが技術向上とレベルアップを図るべく、熱戦を繰り広げ、審判員も負けじとその「実戦」の中で「リーグ本番」を想定した研修を行っていた。

 開幕まであとわずか……。3月31日(土)、愛知県名古屋市・ナゴヤドームで開幕を迎える新たなシーズン。今年は日本男子リーグ選抜と全日本大学男子選抜の「スペシャルマッチ」も組まれている。シーズンの幕開けに備え、チームも選手も審判員も万全の準備を進めている。
 
「第51回日本女子ソフトボールリーグ」1部・2部担当審判員研修会を開催
 
VR(バーチャルリアリティ)を活用した「ストライクゾーン」の研修
 
一球一球、入念に「ストライゾーン」を確認
 
「実戦」を想定した研修も実施
 
いよいよ開幕! 審判員も万全を期して準備を進めている
 


pc