1部リーグ 後半開幕節 20200906日()トヨタ自動車 VS ビックカメラ高崎

RESULTREPORT
責任投手 / 打撃成績
勝利投手【トヨタ】三輪さくら
敗戦投手【BIC】上野由岐子
打撃成績 【BIC】 
【トヨタ】《三》古澤春菜、鈴木鮎美《二》山崎早紀
バッテリー
BIC●上野由岐子、濱村ゆかり、勝股美咲-我妻悠香
トヨタ後藤希友、江渡祐希、○三輪さくら、ヴェロニカ・ペツコヴァ-切石結女

《本》:本塁打 《三》:三塁打 《二》:二塁打

 「第53回日本女子ソフトボールリーグ」1部・後半開幕節第2日第2試合は、昨シーズン、最終第10節を迎えるまで「決勝トーナメント進出圏外」の5位という「危機的状況」に追い込まれ、最終節の「逆転」で何とか決勝トーナメント「最後の切符」は手にしたものの、「連覇」を狙った決勝トーナメントでは「宿敵」ビックカメラ高崎 BEE QUEENに敗れて「終戦」。15勝7敗で3位に終わったトヨタ自動車 レッドテリアーズと、「エース」上野由岐子のケガによる「長期戦線離脱」がありながら、チームの「総力」を結集した戦いでレギュラーシーズンを18勝4敗の1位で駆け抜け、決勝トーナメントでも一度はHonda Revertaに敗れながら、最後は「帰ってきたエース」上野由岐子の「連投」でダブルヘッダーに連勝し、「頂点」へ登り詰め、「王座奪還」を果たした「王者」ビックカメラ高崎 BEE QUEENが対戦。この10年、必ずどちらかのチームが、この日本リーグを制している「永遠のライバル」が開幕初戦でいきなり激突した。

 この試合もコイントスで先攻・後攻を決定。BEE QUEENの先発はもちろん「エース」上野由岐子、「絶対的エース」モニカ・アボットがコロナ禍の影響で来日できず、チームに合流できていないレッドテリアーズは「期待の大型左腕」後藤希友を先発に立て、試合がはじまった。

 先攻のBEE QUEENは初回、簡単に二死となった後、3番・市口侑果がセンター頭上を襲う大飛球を放ち、センター・山崎早紀が懸命に背走。フェンスに激突しながら精一杯手を伸ばし、一度は打球をグラブに収めたかに見えたが……無情にも打球はフェンスの向こう側に落ち、先制のホームランとなってしまった。

(※BEE QUEENは初回、3番・市口侑果のソロホームランで先制!)

 しかし……1点のリードをもらった「世界のエース」上野由岐子が大乱調。先頭打者に死球を与え、次打者をセカンドゴロに打ち取り、一死を取ったものの、パスボールで走者が三塁へ進み、3番・堤加菜子を四球で歩かせ、一・三塁となった後、4番・古澤春菜の当たりはピッチャーゴロかと思われたが……フィールディングには定評のある上野由岐子がバウンドを合わせ損ったか、打球に触れることもできずに、そのままセンターへ抜けるタイムリーとなり、同点。5番・長﨑望未を見逃し三振に打ち取り、これでリズムを取り戻したかと思われたが、6番・山崎早紀のボテボテの当たりが不運な内野安打となり、二死満塁。続く7番・渥美万奈への2球目がまたしてもパスボールとなり、三塁走者が還り、あっさり逆転を許してしまった。

 これで勢いづいたレッドテリアーズは続く2回裏にも、一死から昨シーズン、「ルーキー」ながら「首位打者」のタイトルを獲得(新人での「首位打者」獲得は日本リーグ史上初)し、「新人賞」(野手部門)にも輝いた1番・石川恭子が意表を突く絶妙なセーフティーバントで出塁。二死後、3番・堤加菜子の死球で一・二塁となった後、4番・古澤春菜がライト頭上を抜くタイムリースリーベース。「頼れるキャプテン」の一打で貴重な追加点を挙げ、続く5番・長﨑望未にもライト前にタイムリーが飛び出し、この回3点を追加。5-1と大きくリードを奪った。

(※レッドテリアーズは2回裏、古澤春菜、長﨑望未の長短打で3点を追加!)

 レッドテリアーズの「勢い」は加速し、4回裏にも、一死から2番・鈴木鮎美の右中間三塁打からチャンスをつかみ、二死後、この試合大当たりの4番・古澤春菜がピッチャー強襲のタイムリー。4打点を叩き出す獅子奮迅の大活躍で6-1と5点差にリードを広げ、6回裏には、5回から登板していた濱村ゆかり、この回途中から登板した勝股美咲に4本の長短打を浴びせ、大量4点を追加。この試合、11安打の猛攻で二桁10点を奪い、常に「優勝争い」を演じてきた両チームの対戦にしては珍しく大差のゲームとなってしまった。

 「王者」BEE QUEENは満を持して登板したはずの「エース」上野由岐子が、新型コロナウイルスの影響で5カ月遅れとなった「開幕」に向け、磨きをかけてきはずの「スキル」、溜めこんできた自らの「エネルギー」を制御し切れず、4回6失点と大乱調。レギュラーシーズンでの6失点は自身初という大量失点で、見慣れぬ「エース」の姿に動揺したか、打線もレッドテリアーズの4投手をつぎ込む小刻みな投手リレーの前にわずか2安打。「王者」らしからぬ戦いぶりで大敗を喫し、黒星スタートとなってしまった。

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