1部リーグ 第3節 20170521日()トヨタ自動車 VS 日立

RESULTREPORT
責任投手 / 打撃成績
勝利投手【日立】泉花穂
敗戦投手【トヨタ】モニカ・アボット
打撃成績 【日立】《本》木村千春
【トヨタ】 
バッテリー
日立○泉花穂-清原奈侑
トヨタ●モニカ・アボット-峰幸代

《本》:本塁打 《三》:三塁打 《二》:二塁打

 「第50回日本女子ソフトボールリーグ1部」第3節長野大会第2日第1試合は、開幕から無傷の6連勝と「連覇」へ向け、快調に飛ばすトヨタ自動車 レッドテリアーズと、前日(5月20日/土)の日本精工 Brave Beariesとの試合が予期せぬ敗戦となり、ここまで3勝3敗の勝率5割、ここから「上位進出」を狙うためにも、改めて「貯金」を増やしていきたい日立 サンディーバが対戦した。
 
 レッドテリアーズ・モニカ・アボット、サンディーバ・泉花穂の両投手の先発ではじまったこの試合は、レッドテリアーズが2回裏、この回先頭の5番・長崎望未が四球で出塁すると、6番・渥美万奈が手堅く送り、一死二塁と得点圏に走者を進め、7番・鈴木鮎美がライト線へ先制タイムリーを放ち、理想的な流れで先取点を挙げた。

(※レッドテリアーズは2回裏、理想的な攻撃パターンで先取点を奪ったが……)
 
 しかし、その直後の3回表、サンディーバが反撃。この回先頭の7番・木村千春がレッドテリアーズの「絶対的エース」モニカ・アボットの投じた3球目を完璧にとらえると、打球は綺麗な放物線を描き、そのままセンターの頭上を越えるソロホームラン。初球、2球目のスイングを見る限り、まったくタイミングが合っていないようにも見えたが、3球目に突如アジャスト。この木村千春の「一発」に勇気をもらったサンディーバ打線は、その後も臆することなくモニカ・アボットを攻め、続く8番・長谷川千尋がセンター前へはじき返し、9番・松岡くるみもスラップで三遊間を抜き、無死一・二塁。この試合、1番に起用された林佑季の犠打で走者を二・三塁に進めると、「待ってました!」といわんばかりに、「打の現役進化形レジェンド」2番・山田恵里が打席に入り、ツーボール・ワンストライクからの4球目をピッチャーへ打ち返すと、この処理を焦ったモニカ・アボットがはじき、本塁へ送球できず、打者走者を一塁でアウトにしたものの、三塁走者が逆転のホームイン。2-1と試合をひっくり返した。

(※サンディーバは3回表、木村千春のソロホームラン等で2点を奪い、逆転に成功)
 
 その後はレッドテリアーズ・モニカ・アボット、サンディーバ・泉花穂がともに好投。2-1でサンディーバがリードしたまま、試合は最終回に突入した。
 1点を追うレッドテリアーズは7回裏、この回先頭の7番・鈴木鮎美がレフト前ヒットで出塁。同点のランナーが出塁すると、レッドテリアーズベンチが動き、前日の戸田中央総合病院 Medics戦で三塁打を放っている田中麻美を代打に起用。しかし、セカンドゴロで一塁走者が二塁フォースアウトとなり、走者を進められず、一死一塁。続く9番・峰幸代のライトフライで一塁走者がタッチアップから二塁へ進塁。得点圏に走者を進め、「一打同点」「ホームランが出れば逆転サヨナラ」の場面を作り、1番・古澤春菜がファウル、ファウルで粘った末に四球を選び、出塁。さらにその四球となる投球がワイルドピッチとなったことで二死一・三塁とチャンスを広げ、サンディーバ守備陣にプレッシャーをかける。このチャンスにレッドテリアーズベンチは代打・山本絵梨奈を起用。山本絵梨奈の放った打球は、打った瞬間「ホームランか!?」と思う角度でライトに上がったが、打球は徐々に失速し、ファウルグラウンドでライト・長谷川千尋がしっかりと掴み、試合終了。今シーズン初黒星を喫し、開幕からの連勝は「6」でストップ。通算成績6勝1敗で2位に後退した。
 
 勝ったサンディーバは先発に泉花穂を起用したことがズバリと当たり、レッドテリアーズの強力打線を相手に1失点の完投勝利。「大抜擢」の期待に応える好投を見せた。
 今までは、インカレ優勝投手の「実績」を引っ提げ、鳴り物入りで日本リーグデビューを果たし、女子TOP日本代表にも名を連ねる姉・礼花の陰に隠れがちであったが、緩急を巧みに使い、打者を翻弄する姿は、今までにない「たくましさ」と「確かな成長」を感じさせた。長打だけは避ける細心の配球、丁寧にコースを突き、打たせて取るピッチングで「王者」を手玉にとり、打たれたヒットはわずか2本。会心の勝利で前日の日本精工 Brave Bearies戦の「まさか……」の敗戦を帳消しにし、今節1勝1敗。通算成績を4勝3敗とし、上位争いに踏み止まった。
 
 敗れたレッドテリアーズは、今シーズン初黒星。「絶対的エース」モニカ・アボットを先発にさせ、「必勝」を期し、初回は三者連続三振の絶好調の滑り出しを見せていたのだが……。木村千春の「想定外」の一発で「熱く」なったか、初球を積極的に狙われ、自らの守備の不手際もあり、一気に逆転を許してしまった。その後は、しっかり立て直し、被安打3・奪三振9の好投。結局、安打を許したのは逆転された3回表のみで、それ以外の回は「ほぼ完璧」に抑えていただけに、悔やんでも悔やみきれない1敗となってしまった。

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